不動産屋の金銭感覚

幸せを届けたい不動産屋、坂下です。

不動産の仕事に携わっていると、「自分の金銭感覚が麻痺してるなぁ」と感じる時があります。
不動産って取り扱う金額が大きいから、2000万円の物件を見て「安いな。。。」とつぶやいたりしてる自分に、ギョッとしたりします。

2000万円なんて、もちろん持ってません(笑)

僕がかつてラーメン屋をやってた頃は、一日の売り上げが2万円あるかないか、時には1万円を切ることだってあって、月の売り上げが100万円に届くかどうかいつもヒヤヒヤしていました。
まぁ、そんなんだからつぶれたのでしょうけど。。。
それが、不動産仲介の場合、中古の戸建てや、住宅用の土地1300万円ぐらいの売買のお手伝いをさせてもらうと、仲介手数料が99万円（≒100万円）頂けます。

もちろん、不動産仲介の仕事も頂ける手数料以上に責任もあるし、業務も多岐に渡るので、決して楽ではないのですが。
それでも、肌感覚としてラーメン屋の1か月の仕事量と比較してしまうと、ちょっと金銭感覚がズレてしまうこともあったり。

なので、僕はいつも不動産売買のお手伝いをさせて頂く時には、ラーメン屋時代の僕を頭に思い浮かべるようにしてます。
ラーメン屋時代、1杯700円とかでラーメンを売っていたあの時。
売上がカツカツでスタッフにお給料を渡せるかドキドキしていた月末の感覚。

不動産が高額だからと言って、1万円単位のお金を「端数」と言って切り捨てるような不動産屋にはなりたくない、心底そう思います。

端数と言われた1万円で、お客様家族4人が休日に動物園とかで楽しく過ごせるのではないか、お子様が大好きな回転寿司とかなら2回ぐらい行けるのではないか、そういうことを想像すると、とても端数と言って切り捨てられないですよね。

金銭感覚がズレたら、ラーメン屋の頃を思い出す。
ラーメン屋の経験が今も生きてます(笑)

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坂下　久也

株式会社ハウスアイビー　取締役
長良川行政書士事務所　所長

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