1時間でも、無駄にしたくないと思う。
この4日間、全くもって出かけていない。人と会うのも、相手が100%安心できるタイミングを待つ。それでも家で仕事ばかりしていると時間が過ぎるのははやく、気づくとすぐ夜中になっている。
時間が、貴重。
1時間でも無駄にしたくない。
アメリカは今夜2時に、年に2回の「時計を1時間ずらす」というイベントがある。いや、イベントでもなんでもなく、起きたらスマホが時間調整を自動的にしてくれているので、全く気づかず生活を続ける人もいるかもしれない。
でも昔は、家中の時計を手で巻いたり、デジタルのボタンをぴこぴこ押しながら時計を1時間早めたり、遅らせていた。
この「Daylight Savings Time」という制度、簡単にいうと「夏時間」「冬時間」で、夏時間は0時→1時に変わる。
夕方でイメージするとわかりやすい。今日までの19時が、明日から20時になる。夏時間に変わると、20時になってもまだ外は明るい。
(夕方でイメージしないと、未だに混乱する...)
この「時計の時間を変える」儀式は毎年3月と11月に行われる。朝がとにかく起きられなかった10代の頃は、3月がきつく、11月がありがたかった。
3月は前日より1時間はやく起きなくてはならないし、11月は1時間遅く寝ていられる。
夏の心理:
いつも6時に起きている。明日からは、その時間に起きたら7時になっている。しんどい。
冬の心理:
いつも6時に起きている。明日からは、その時間に起きてもまだ5時だ。もう1時間寝られるワッホーーーい。
普通に考えると夏時間になると嬉しく、冬時間になると辛いはずなのに実際はその逆だから、アメリカ人も何百年経っても覚えられない。
え、どっちだっけ?Which is it?という会話が今夜アメリカ中で交わされている、間違いない。
そこで、こういう覚え方まで浸透した。
Fall back.
Spring forward.
Fall backは「後ろに倒れる」という意味だが、「秋は(1時間)バック」と覚えらえる。
Spring forwardは「前へ進む」という意味だが、「春は(1時間)前に」と覚える。
2時まで起きていたら、1時間が突然消える。その1時間はどこにいくのだろう、そもそも時間て何、みたいな謎を思い出す不思議な日。
それが今日です。
今はなんというか、いちにちがとても大切で、2020年の3月は誰もが忘れない3月になりそうですね。
それが4月、5月となりませんように。
今日も読んでくださってありがとうございます。