繋がっていたい、でも少しおやすみも。
私たちは、片手にすっぽりおさまるサイズの「道具」にとても助けられていて、同時にとても不安になっている。
「今週のスマホ使用時間」が通常よりかなり長くなっている。
普段、私は週末に「スマホを家に忘れる」ことをしてみたり、夜何時以降と、起きてすぐはできるだけスマホを見ないようにしている。着信音は基本オフで、夫や家族との連絡手段であるLINE以外は「通知」も全て切っている。メールの返信で一日が終わらないよう、メールチェックの時間も大体決めて、地上にいても「機内モード」に頼る。電車の中では文庫本を読む。
何年か前から、フリーランスは自分で自分の時間を守らないと誰も守ってくれないと、徹底し始めた。
リモートワークが多いため、自分で区切っていかなければどこまでもダラダラしてしまう。
仕事をするため、一応、自分なりのルールがある。
あった。
でもやっぱりここ1〜2ヶ月ほどは、気づけばスマホを見ているし、何時間も見続けている。
世界中に広がる恐怖を、スマホを通して大切な誰かと分かち合い、多少落ち着かせようとしている。
でもそろそろ、ニュースをチェックする時間は「何時」と「何時」と決めて、家族の安全を確かめたら、そっとスマホを休ませてあげようと思う。
そして自分も、おやすみを。
頭のためにも、目のためにも。
でもやっぱり一番は、心のために。