「今10万円をオルカンに投資する」という行為が、あなたの老後2000万円問題を解決する可能性がある
結論から
【条件】
・今、10万円を所持している
・証券口座を保有し、NISA口座の開設手続きを終えている
・定年退職(65歳)までに30年以上の猶予がある
【結論】
今その10万円を「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」へ投資するという行為が、あなたの老後2000万円問題を解決する可能性があります。
オルカンとは?
もしあなたが投資家であればその名を1度は聞いているかもしれませんが、軽く説明します。
三菱UFJアセットマネジメントが運用している「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンとは、それ一本で全世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。
現時点で日本やアメリカを含む先進国23ヶ国と、中国など新興国24ヶ国、計47ヶ国の株式が投資対象となっています。つまり、オルカンに10万円投資するということは、47ヶ国に10万円投資することと同意義です。
過去5年間の年利は19.06%と、素晴らしいパフォーマンスとなっております。過去5年間というと2020年のコロナショックによる株価暴落を含んだ期間となりますが、それでいてもこの年利を叩き出しており、しっかりチャートは右肩上がりとなっています。
オルカンの年利
年利19.06%のオルカンに10万円を投資して、もしそのまま19.06%の数値通りのパフォーマンスをしてくれるのならば、1年後には約12万円になっています。
つまり、1年で2万円増えています。
では、2年後にはどうなっているでしょうか?
もし年利19.06%そのままで行くと、約14.1万円になっており、前年と比較して2.1万円増えています。増額分が、0.1万円分増えています。
増えた額に対しても19.06%の年利が適用されるため、雪だるま式にどんどん額が増えていくわけです。
この原理を複利と呼びます。
もちろん、毎年19.06%で確実に増えていくなんてことはありえません。
コロナショックみたいな株価が暴落する年は、資産が増えるどころか損をする可能性もありますし、増えたとしても年利1%とか、そんな年だってあるでしょう。
しかし、オルカンにはコロナショックを含んだ過去5年で、平均年利19.06%で増えてきた実績があるというのは間違いありません。
世界人口が増加すると共に経済は発展していくため、オルカンは長期目線で見れば極めて高い確率で、今よりも高い基準価額になっていると思われます。
今年だけで見ても、2024年1月1日から2024年6月26日の間で+26%も増えています。
ここからは、タイトルにあるように何故「今10万円をオルカンに投資する」という行為が、老後2000万円問題を解決する可能性があるのかを記載します。
理由は2つあり、それぞれ紹介します。
理由その1:複利の魔力
先程、雪だるま式に増えていく複利の原理について記載しました。
投資した10万円が、2年後には14.1万円になるという例を出しました。
その例を見て、皆様はどのように感じたでしょうか?
「2年かけてたった4.1万円増えただけじゃないか」と思った方もいるかもしれません。
10万円という金額では、確かにその通りです。
4.1万円増えただけです。
ただし、割合で言えば2年間で+41%も増えています。
これは恐ろしいことです。
もし仮に、1億円投資していたとしたら。
2年後、4100万円増えています。相当凄いことが起きています。
ここからはシミュレーションをしたいと思います。
まず最初の条件をおさらいしましょう。
NISAとは、購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。
日本では発生した利益から約20%が差し引かれてしまいますが、NISA口座で買った金融商品に関してはその利益が非課税になります。
最終的に莫大な利益が発生するため、必要な準備です。この手続きを怠ってしまったがために、税だけで利益の20%も持っていかれるのはあまりにも勿体なさすぎます。
年齢設定は30歳とし、投資期間は35年間とします。
その間、10万円を年利19.06%で35年間投資した際のチャートは、以下となります。
想定リターンはなんと約4500万円。もし上振れれば1億円を超えます。
年利19.06%で10万円を35年間運用するとこんなにも膨れ上がるのです。
まさに複利の魔力と言って良いでしょう。
疑問に思ったり、実感が湧かないかと思うので、数値でも書き起こします。
最初は1年で約2万円しか増えなかったところが、複利の恩恵を得て最終的には1年で718万円も増えるようになります。
もちろん、先の項でも書きましたが「毎年」「必ず」「年利19.06%」というのは現実的ではありません。
株価が下がる時だってもちろんあります。株価に大きく影響を与えるような未知のウイルスの発生。自然災害。戦争。要人の暗殺。起こりうる可能性がありますし、直近15年で全て前例があります。
しかし、株価のこういった値動きだって前例はあり、十分にあり得ることです。
例えば世界で2番目の時価総額を誇る米アップル社の株価は、設立当時と比較して株価が17万倍となっています。41年間という期間の年利は、オルカンを遥かに凌駕する驚異の年利44%です。今月だって2024年6月1日から2024年6月26日の間で+10%も増えています。
なので、十分にあり得ることなのです。
普通に生活していて、勝手にお金がたくさん増えていくという状態になれば、老後を憂う必要がありません。年金すら要らない可能性があります。
このように、複利の魔力で解決できる可能性があると感じたのが1つ目の理由となります。
理由その2:マネーリテラシーの向上
これは「今10万円をオルカンに投資する」という行為が産む副次的な効果となるのですが、かなり高い確率でマネーリテラシーが向上するはずです。
人間、欲が出る生き物です。
先程の投資シミュレーションを見て、「元本10万円だけじゃ勿体ない」と思う方が大多数のはずです。
もっとお金を増やす。もっとお金を貯め、投資するという行動を取るはずです。
その行動の中でマネーリテラシーが向上されます。無駄な出費を抑えたり、副業を始めたり、お金に対する勉強をするはずです。
そうすれば、人生の中でお金に困らないような採択ができるようになるはずです。
あなたからお金を奪うような詐欺だったり、ぼったくりの商品を買わされることを回避できます。
いくらお金を持っていても、マネーリテラシーが無かったがために困窮することだってあります。
かつてのプロスポーツ選手、売れっ子芸人が自己破産するケースがそれです。
「今10万円をオルカンに投資する」という行為が、その習慣のスタートを切らせます。
筆者も資産形成を本格的に始めるまでは、マネーリテラシーが壊滅的でした。しかし資産形成をするために蓄財をするという行動が、筆者のマネーリテラシーを少しずつ是正させてくれました。
しっかりとしたマネーリテラシーがあれば、お金に関する致命的なミスを回避することができます。
会社からの給与が無くなる老後も、お金の問題を解決することができるでしょう。
以上2つが、「今10万円をオルカンに投資する」という行為が、何故老後2000万円問題を解決する可能性があるのか の理由となります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は
「今10万円をオルカンに投資する」という行為が、あなたの老後2000万円問題を解決する可能性がある
というタイトルで記事を書きました。
筆者は今年、「フォロワーに株式投資を広めていく」ことを目標として活動しております。
その一環としてXでは「NISAの収益を包み隠さず公開する」などをしておりましたが、今回は株式投資の魅力を記事にして発信しました。
これを見てくださった方々が、1人でも多く株式投資を始めてくれると嬉しいです。
筆者のLAYLAでした。
ありがとうございました。
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