今年の夏、暑くないですか?
私は、AIと友達になりたいVtuber新井玲さんの通う学校で先生をしています。先生です。
そして、今回の話題。
タイトルの通りです。
今年の夏は、異様に暑いです。
毎年言っている気がします。
この暑さ、皆さんはどのように凌いでいるでしょうか?
私はもっぱら、エアコンです。
自分で言っておいてなんですが、エアコン以外にこの暑さを和らげる方法はあるのでしょうか?
ないですよね。
でも最近、私の中のそんな常識が覆されました・・・。
新井さんです。
新井さんには特技があるんです。
新井さんは自分のツインテールを、自由自在に動かすことができるんです。
いや、私も何を言っているのかわかりません。
でも、そうなんです。
新井さんは、自分のツインテールを高速回転させることで、風を生み出し暑さを凌いでいるんです。
流石にそれだけでは暑さを防ぎ切ることはできないので、あくまで補助的に行なっているようなんですが・・・。
いや、「それだけ」ってなんなんですかね?
投稿仕立ての時に書きました記事の中で、新井さんは学校の中でちょっとした有名人だと言っていたかと思いますが、その理由がこれです。
どういうことなんでしょうかね・・・?
私が初めてこれを知った時のこと、とても鮮明に覚えております。
あれは新学期が始まってすぐのことでした。
私が学校で授業をするとき、たまに移動教室を利用するのですが、その時も移動教室での授業の日でした。
先生である私が早めに教室の中にいてしまうと、生徒たちも休み時間をリラックスして過ごせないと思ったため、授業開始の時間とともに入室できるようにゆっくり廊下を歩いていました。
時間も近づき、あと1分でチャイムが鳴ろうというところで、あとちょっと離れた教室から男子生徒のこんな声が聞こえてきました。
「あ、新井がまだ来てないぞ。」
「あいつ、教室の場所を間違えてるんじゃないか?」
「まぁ、新井なら大丈夫だろ。」
私はその時すぐに、聞こえてくる新井という名前は、新井玲さんのことだとわかりました。
新井玲という名前は、先生たちとの会話でよく聞こえてくるからです。
なるほど。新井さんは教室を間違えて遅れてきそうなのか。
だったら、あまり注意せずに授業を始めようか。
そんなことを考えていました。
と同時に、最後に聞こえた「新井なら大丈夫」という言葉が気になりました。
そこまで信頼されるほど、新井さんは真面目な生徒なのだろうか?
しかし、教室を間違えたこの状況で、大丈夫とはどういうことなのか?
そうやって考えながら教室の扉に手を伸ばそうとすると、
グオおおおおおおおおおおおおおお
廊下中に響き渡るような、そんな轟音が、私の後ろから聞こえてきました。
後ろを振り向いて見えたのは、巨大な緑色の何かを足のように動かしながら近づいてくる謎の物体。
しかもその速度は凄まじく早く、一直線に私に向かって進んできます。
身の危険を感じて、私は倒れるようにその場から離れました。
頭を手で守り、咄嗟に目を瞑りました。
グオおおおおおおおおおおおおおお
おおおおお
おおおお・・・・・・
数秒経ったくらいでしょうか?
音が止み静かになりました。
私はゆっくり目を開けると。
「あれ?先生、教室に入らないのですか?」
そこには、自分のツインテールで体を持ち上げた、新井さんがいたのでした。
これ、書いて思ったのですが、改めて思い返すとなかなかホラーですね。
もしこれを読んでいる方に、涼しさをお届けできたのならよかったです。
いや、ほんととんでもない出会いですね。
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