フリーランスの第2歩。お金のあれこれ、あるあるある。
先日、(と言っても2週間以上たってしまいましたが)、フリーランスモデル・タレントのための契約書講座(第2回)を開催いたしました。
前回、今回とご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
質問タイムでは、お金にまつわる様々なご質問が飛び交い、フリーランスで仕事をする方にとって、死活問題なお金の話題(フリーランスに限らない)はいろいろと考えておかなければならないことが多いというのはあらためて実感する次第でした。
前回のときには、契約書を作成しておくことの大切さに触れたわけですが
今回はお金の話について。
1 消費税
今年の4月1日より、消費税転嫁対策特別措置法の特例が失効したことに伴い、消費税も含めた総額表示が義務付けられています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20210331.html
事業者間の取引は、表示の対象外ではありますが、契約において消費税をもらうことは何ら問題ないわけです。
消費税込みかどうかで10パーセントは違うわけですから、消費税込みの対価なのかは特に気を付けていただきたいところです。
2 振込手数料
各銀行間の振り込みも手数料を取るのが通常です。対価を振り込みで受け取る際に、その送金手数料もばかになりません。
そのあたりもどうなっているのか、明確にしておくべき事項です。
そのほか、フリーランスの方に限らず契約書の中身が大変なことになっているケースはとても相談が多いところです。
3 さいごに
仕事の対価がきちんと決まっているかもさておきながら、消費税や手数料といった細かいかもしれないお金のことも、フリーランスとして自分の力で仕事をしていく以上は、
自分がどうやってお金を稼ぐのか
稼ぐためにどう自分を守るのか
そのあたりを考えるのも自分でとなってきます。
インターネットで調べるもいいと思いますし、自らで難しいなと思ったらその辺を専門にして仕事をしている人たちに聞くなどしてもらいたいところです。
ちなみに、セミナー内外で要望が出たので、芸能界でのいろいろなトラブルを法的な側面から少し解説してみる企画を検討中です。
できれば夏くらいに実施できればなーというところです。