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Nikon S型をいただいたので調べてみた。
Nikon S型の古いカメラを頂いたのですがカメラなんてiPhoneしか触ったことないので、備忘録もかねて記事を残します。
撮影方式
「フォーカルプレーンシャッター」
布でできたシャッターを閉じたり開けたりすることで、フィルムの露光を制御しているらしい。
製造年
「1951~1955年の間」
詳細な製造年はわからないけど、シリアルIDから「6111090」と表示があって、製造番号の範囲が「6,094,100-6,129,600」なので、かなり後期型。
各機能
水色・・・巻き戻しノブ
フィルムを使い切って、フィルムケースに撮ったフィルムを戻す時に利用する。
紫色・・・低速シャッター
シャッターの開いている時間を長めにしたい時に利用。
群青色の高速シャッターを「20-I」にしたときのみ有効。
最大20秒までシャッターをあけたままの状態にすることができる。
Tのメモリもあるけど、どうやって使えば良いのかわからない。。
群青色・・・高速シャッター
シャッターの開いている時間を短めに設定したい時に利用する。
20ms~500msまでの間で設定可能。
「20-I」の位置にすると低速シャッターのメモリが有効になって、こちらの高速シャッターの機能はオフになる。
Bのメモリもあるけど、低速シャッターと同じようにわからない。。。
オレンジ色・・・フィルム進行レバー
フィルムの取り付け、取り外し時などには、R(おそらくリバース)の位置に設定。
フィルムを取り付け後は、Aに設定する。
こうすることで、巻いたフィルムが逆戻りしなくなる。
赤色・・・焦点調節用のギア。
カメラの焦点を調節する。
若葉色・・・フィルム巻きギア
撮影後フィルムを巻くことができる。
また、上についているメモリで、撮影枚数を知ることができる。
青色・・・絞り調節
レンズから入る光の量を調節する。
シャッターとは違って、常時入ってくる光の量を調節できる。
赤色・・・焦点調節
上部にもあった焦点調節機能と連動していて、こちらは、実際に手でレンズを回して、調節できるようになっている。
黄色・・・レンズ取り外しレバー。
押し込むとレンズを外すことができるようになっている。
緑色・・・回転留めレバー
ピントが0の位置になったら、固定される。
用途不明。
まとめ
初めての本格的なカメラだけど、最初の撮影までのハードルが高いです。
シャッターやその他の機能も確認する限りきちんと動いていないので、修理に出す必要がありそう。
動かすまでにコストかかりそうですが、70年もの間親子3代に渡って受け継がれてきたこのカメラを大事にして、ケースも含めてきちんと復元できたらと考えています。
参照
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/htmls/models/htmls/nikon1_S.htm
http://www.nicovandijk.net/rangefinder.htm