独立体験記115 若手弁護士向けーなぜ自分は独立することにしたのか

弁護士になって9年目(?)になりました。


私は弁護士になって3年終わり,4年目開始時に独立しました。

最初はサラリーマン的な働き方に違和感はなかったのですが,結果独立することになりました。

独立に至るまでの,流れを書いていこうと思います。


【前提】

就職歴なし,ロー卒後20代半ばで弁護士になった



【現状】

・30代半ば
・弁護士9年目(?)
・独立5年目
・事務員1(アルバイト週5)
・結婚して約6年
・独立2年目に子供が生まれる(現在3歳)
・独立4年目に子供が生まれる(現在1歳)

1年目
・全国に複数支店をもつ中堅事務所に就職
・年収600万円(当時の就職事情では悪くない条件)
・労働環境悪くない(朝は9時くらいから夜は8時くらいには帰っていた記憶)
・土日休み
・先輩方も優しい(人間関係問題なし)
・事務所の場所(ビル)もとても良いところにあり,若さゆえに,そこに勤めていることに若干の優越感を感じていた
・当時はサラリーマン的な働き方に違和感はなかったので,そのまま長く勤めるものと思っていた
・仕事の業務分野が偏っていた
・いろんな分野(一般民事街弁)をもっとやってみたいと思う

→1年目の終わりに転職。都内の小規模事務所へ

2年目
・弁護士数名,事務局数名の事務所へ移籍
・場所は都心部
・給与は420万円(給与大幅ダウン,もっともやりたいことを優先)
・個人事件OK(上納なし,ただし,都心部ゆえ個人事件集客難しい)
・業務分野は,中心分野はあるものの幅広い
・勤務時間は朝9時くらいから帰りは終電,タクシーになることも珍しくない(若かったし,やりたい仕事だったのでそこまで苦痛でなかった)
・土曜日は自主出勤,日曜は休み
・自分は怒鳴られたことはないが,ボスが特定のアソに怒鳴ることがあり,それがストレス

3年目
・結婚した(まだ子供はいませんでした)
・給与,労働時間は変わらず
・ある程度仕事ができるようになる
・月3万円で弁護士ドットコムに登録するも,その地区の登録者数が多すぎて,問い合わせはほぼなし
・問い合わせきても,受任には至らず
・今後の収入UPが望めない(子供ができたら養えない)
・子供ができたら今の働き方はできない
・ある程度仕事ができるようになってきた(独立しても,なんとかやっていけそう)
・収入面,家族との時間をもつことを考えたら,独立したほうが良いと思うようになる
・独立するとしたらどこで開業するのがいいのか調べ始める
・ホリエモンやナポレオンヒルの本を読んで,独立心の背中を押される
・夏くらいに,年末に辞めて独立する旨伝える。

→弁護士3年目の終わり,4年目のスタートで独立
なお,独立した場所は,縁もゆかりもない場所。独立時顧問0,安定的な継続収入が見込めるあたりはなし。

独立までの流れはこんな流れです。

結論的には,
・終電まで働く,土曜日も働くことが多かったが,子供が生まれたらそうもいかないだろうし,今(当時)の働き方を続けるのは嫌だと思ったこと
・収入が低かったので収入を上げるため
に独立したということになります。

独立して収入も上がりましたし,時間も自由に使えているので,独立して良かったと思います。

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