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丹羽健一郎さんの器

6月20日から、Online Exhibition
『BLUE GREEN - Ceramic As Art - 』
がスタートします。

初夏の葉の色
海の色が輝く夏の少し手前、
ブルーでグリーンな世界。

そんな大好きな色の世界を皆さんと楽しみたくて、

6月はターコイズブルー、ピーコックブルーが象徴的な、
うつわ作家の丹羽健一郎さんをお招きしました。


彫刻としての器


丹羽さんの器に出会ったのは多分10年くらい前でしょうか。

佇まいがまるでコンテンポラリーアートの彫刻作品のようで、
食器棚のいちばん目立つ棚にこのお皿だけを置いて、
その空間丸ごと愛でたくなったことを覚えています。

実際すぐに購入し、棚にこの器だけを置いて愛でていました。

丹羽さんの器はシンプルな構造美の中に日常をひそませ、テーブルに、また棚の上に存在してくれるアート作品だと思っています。

ラニホーンとか


エットーレスパレッティとか


イタリアのコンテンポラリーアートを彷彿とさせる丹羽さんの器の魅力に触れ、

「この作品をこの価格で購入できるとは!」

と深く感動したことを覚えています。

その後、黒や銀彩やターコイズブルーの器も合わせて20点ほど購入し、日常遣いに、来客のあった時に、そして時には玄関や本棚で彫刻作品として存在してくれています。

丹羽さんはもともとカーデザイナーでいらして、趣味の作陶がいつしか本職になられたのだそう。キャリアを伺ってから改めて作品を見ると、素材の重量を感じさせない軽快なラインなどは、キャリアが持つ背景から生まれるのかもしれません。


ターコイズブルー、ピーコックブルーの色は、「感受性の強さ」「遊び心」「柔軟な自由性」を指すのだとか。

作品が持つほがらかな軽みは、色からも発されているのかもしれませんね。

上の写真は左から箸置き、小壺、弥生杯。大判のプレートはパーティにも使えそうなサイズです。

一応用途としての名称はありますが、もちろんその限りではなく、箸置きはピアスを乗せてもいいし、クリスタルを置いても、盛り塩でも。

小壺

ただ飾っておくだけでも暮らしが潤う小壺。

ぽってりとした、両手でそっと包み込みたくなるフォルム。個人的にこのブルーはどこかアトランティスを思わせます。塩壺にしても良いし、小さな飴を忍ばせても良いかもしれません。わたしは断然飾ります。

Blue Back シールホワイト弥生杯
Blue Back シールホワイト弥生杯

相当手間のかかる工程を重ねてできあがる、マットな盃。

こちらも美しいフォルムと質感が楽しめる作品です。深みのあるブルーなので、オールシーズン楽しめそう。月の美しい夜にとっておきのお酒を楽しむのも良いですし、私は祭壇に置いてクリスタルチップを詰め、そこにブレスやピアスを置きたいなと思います。

色と形の世界

この世界は色という名の周波数に満ちています。

その周波数を誰しもがある意味利用して生きていると思いますが、「調和」の中に各色が各々の歌を歌い、人の手によって与えられた「形」ともユニゾンしていく、それを触覚が受け止め、質感と温度を感受し、愛で、日々の食事という五感の喜びをも支え受けるという、器の世界。

器こそが日々の暮らしを心から潤していってくれる、と本気で思っております。

今回丹羽さんからお預かりした器は9種類。

6月20日より、下記オンラインストアより、ご紹介スタートです。
梅雨の時期となりますが、皆様の初夏そして夏が素晴らしいものとなりますように!


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