実家の相続と空き家問題
こんにちは!相続コンサルタントの髙山です。
先月、小さい頃よく遊んだ従兄弟が亡くなったと母から連絡がありました。
最近はほとんど会うことがなかったのですが、どうも糖尿病を患っていて心臓にペースメーカーを装着していたようです。
小さい頃のことを思い出し淋しい気持ちなったと同時に、残された家族のことを考えました。
残されたのは高齢の両親、奥さんとまだ小学生の娘です。(彼は一人っ子でした)
私は相続コンサルタントをしているので、こんな時どうしても相続のことを考えてしまいます。
実家の相続
彼は両親と同居していませんでした。
これからどうするのか聞いていませんが、場合によっては実家が空き家となってしまう可能性があるでしょう。(相続対策はしていたのか?)
髙山家ではお盆に家族会議を開いて、長男である兄が実家を相続をする方向で話しを進めています。
合意形成がとれたので家族会議を開いて本当に良かったと思っています。
空き家の増加
総務省の公表によると2018年の全国の空き家が約850万戸、空き家率約14%となっています。
この中の約4割が放置されたままでその割合は増加しています。
空き家が増加している原因は、人口の減少や新規の住宅建設の増加が考えられますが、相続対策をしていないことも原因の一つと言えるでしょう。
そのままにしていると
人が住んでいない家は、当然のこと荒れ果てていきます。
雑草が生い茂ったり、ゴミが散乱したり、動物が住み虫が繁殖することで近所の方々に迷惑をかけることになります。
そうなると自治体から「特定空き家」に認定される可能性がでできます。
「倒壊の恐れがある」、「衛生環境が悪い」、「管理が悪く苦情が多い」物件などが認定されます。
認定されると
・固定資産税が増加
・強制的に解体され費用を負担
することになります。
新しい制度として2023年4月から相続した土地を国に返す「相続土地国庫帰属法」がスタートします。
使い勝手は未知数ですが検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
実家の相続を「空き家問題」に発展させないためにも早めの相続対策をおすすめします。
・実家が地方で親しか住んでいない
・実家を相続したもののどうして良いかわからない
上記ようなお悩みをお持ちの方、
ご相談をお待ちしています。
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