見出し画像

日本の味が恋しくなると…(その3)〜肩を張らずにフランス73

さて先ほどパリの日本食専門店の話が出たが、直輸入のものがほとんどなので、高い。すごく高い(2度言った)。安くても日本の3倍、悪くすると5倍の値段がついている。ここに注文する時には送料無料にすることを考えてまとめ買いする。ラーメン、餅、漬物、ふりかけ類、業務用だしで大体ひとまとめ。年に2-3回注文する。

直輸入品の一例

お菓子類はなるべく帰国の際に船便(2ヶ月かかる)で送るか直接持って帰ってくる。行きにはカラ(に近い)旅行カバンを帰りには重量ギリギリまで詰め込んでくる。

余談になるが(今回は余談ばかりしているように思えるが)、帰国便を選ぶ際の最重要点は預けられる旅行カバンの個数と重量。チケットが安く見えても旅行カバンが1個だけとか悪くすると1個目から追加料金になる航空会社もある(某エールフランス)。1個の重量が15kgということもある(普通は23kg)。できれば23kgのカバンが2個まで含まれていると助かるんだよなぁ。

23kgのカバンを2個預けられたらという話をした舌の根も乾かぬうちに余談のまた余談だが、23kgの旅行カバン2個と5kgほどのショルダーバックを一人で運ぶのは正直、キツイ。荷物に持たれているさま になる。筋トレをしている人でもかなりキツイだろう。多分次はないな。

これでもまだ少ないほう

ここで賞味期限を気にしだすと海外での生活はひどく辛いものになると思う。一旦日本から出て海外に腰を落ち着けてしまうとこの種のものは、「どれがいい」「もうちょっとで期限切れ」ではなく「ある」「ない」が問題になる。細かいことを気にして(?!)贅沢は言ってられない。

潔癖症な方には耐えられないだろうが、仮に5倍の値段を払おうとも「ないものはない」のだからこういう思考回路になる。

そもそも日本の食料品の賞味期限はかなり短く設定されている様に思えて仕方がない。味が変わってしまったこともなければ、これが原因で病気になったこともない。結果オーライということか(これは以前に投稿したことがあるので見られた方もおられると思う)。

コロナで制限が厳しかったとはいえ、幸いなことに「日本 => フランス」の船便(と国際スピード郵便EMS)だけは機能していた。今もそう。妙なことに「フランス => 日本」の船便は存在しない。理由は解らない。

現在は使われなくなった国際小包用紙。今では郵便局のサイト経由でネット登録する

歳とった母親にこれまで任せてきた国際小包だが、永遠に続くことはない。何年か後には別の手段を見つけないといけない。日本に行く費用も現在の国際情勢で跳ね上がってしまった。簡単に行ける状況ではなくなった。


はてどうしたものか?

いいなと思ったら応援しよう!