ル・トゥケの海岸~夢で見た地へ~#3
"白いさらさらの砂に、横向きに緑色の草が生えていて、海岸は丘陵になっていて、少しどんよりした海が見える浜辺"ー
昔夢の中で見た記憶だけを頼りに、探し当てた地へ一人旅した記録を残すことに決めました。
■ル・トゥケの海岸 #2はこちら
ようやく電車が発車し、2時間の旅がスタート。
満員電車の長旅で、床に座ることになった私は、ヒールのあるブーツのせいで足の感覚がなくなるぐらい痺れていた。
車内には大きなベビーカーやスーツケースや自転車が山積み。
2時間の旅中延々と泣き続けていた赤ちゃんには、そのスタミナのすごさに感激すらしていた。
Le Touque(ル・トゥケ)に行くには、電車で、Gare d’Etaple-Le Touquetという駅から車で向かわなければならない。だいたい車で15分ぐらい。
(☆タクシーを呼ぶことができる)
私が乗った電車は、
【Paris Nord 】駅を出発し、【 Creil - Longueau - Amiens - Abbeville-Noyelles-sur-Mer - Rue - Rangu-du-Fliers-Verton-Berck - Etaples-Le Touquet】
と停車し、目的地まで8駅だった。
アミアンという、パリから一時間ぐらいの駅を過ぎると、少しずつ人が下りていくので、やっと席に座ることができた。
駅舎はどこもかわいくて、停車のたびに写真に収めた。
やっと座席に座れると、ようやくざわついてた心も落ち着き、残りの一時間の旅も楽しめるようになってきた。
駅に到着したのはちょうど夕日が海に沈むところで、夢の海岸に思いをはせながら、
本当なら海岸で見れただろう夕日と、長くドラマのような出来事から無事に目的地に着けた喜びを感じながら、
その日最後の課題、「無事にホテルにたどり着くこと」の挑戦が待っていた。
さて、Google mapで調べたところ、「駅からタクシーでホテルに行く」と簡単に考えていたけれ、ここはパリではなく郊外の小さな町。
パリでは手軽なウーバー🚖も該当しない地域だし、そもそそ駅前にはタクシーがいない!
ちょうどほかの人の迎車で停まったタクシーの運転手に聞いたら、
「電話で呼ぶんだよ」とのこと。
見てみると、、、
しっかり電話番号の表記が! (ハイフンではなくドットでつなげるんだね)
とにかく一番上の電話番号にかけてみたら、すぐにインフォメーションに繋がるものの案内が全部フランス語(速い)!!
何もわからない!これは絶対無理!と、パリにいる友人にヘルプを要請!
電話してもらったところ、「満車です」だそう💦
どんどん日が暮れてしまうし、慣れない土地だし、疲れも溜まってるしどうしようと思っていたら、その友人が「ホテルに電話してみるのでホテル教えてください」と助けてくれた。
おかげで、ホテル側の人がすぐに用意してくれたマダム(タクシーの運転手)が迎えに来てくれた。
かわいらしくて優しくて、本当に素敵なマダム(ロクサーヌさん)だった。
タクシーの案内はないのだけど、お互い困らないように「待っているのは日本人で、スーツケースは持ってない、旅行バックを持ってる」ということを伝えてもらい、私も車の色と予定到着時間、彼女の特徴を聴いていたので、迎えに来てくれた車に安心して乗り込むことができた。
🔦トリップアドバイス🔦
駅に着く時間を予めホテルに伝え、タクシーの迎えを用意していただくのがいいと思います。(観光地ということもあり、片道25ユーロでした)
お互い片言のフランス語と英語で会話し、
「ルトゥケは初めて?いい町よ♡」とロクサーヌさん。
話題のマクロン大統領の別荘前には厳重な警戒態勢が敷かれていたけれど、カジノもあれば、ゴルフ場もあり、乗馬もできたり、ブティックやレストランが立ち並ぶおしゃれな街の角にホテルがあった。
無事にたどり着けた安堵は言葉では言い表せないほどだった。
出発1日前に急にキャンセルされてしまったホテルではなく、別の場所を選んだのだけど、大正解だった!
宿泊先:
ホテル レ ザンブルン
お部屋がかわいい! 海岸から徒歩2分!
バスタブはないが、シャワーヘッドが気持ちよい!綺麗に掃除されている!
スタッフの方たちがとても感じがよい!英語は少し通じるようです。
朝食は14ユーロと少しお高め。種類も多くおいしいけれど、内容を考えたら、近くのカフェで食べることをおすすめします!!
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