8月14日に超音波内視鏡検査を受けるため、朝9時から麻酔科を受診。
普通の内視鏡検査の場合でも、基本全身麻酔になる。
今回は男性の麻酔科の先生だった。
アレルギーの確認、身長・体重など毎回同じ質問。
でも今回は結構世間話多めだった。とてもフレンドリーな先生でカナダ出身だそう。カナダに帰郷してたけど飯がまずくて早くフランスに帰りたかったと。そんな話をされていた。
午後からは造形剤CT検査。
造形剤CT検査とは?
またChatGPTに訊いてみた。
さて、検査に向けて。まず、検査前2時間前までに1.5リットルの水を飲むように指示される。水を飲むのが困難なわたしにはかなりきつかった。
白湯にすると飲みやすくなるので、レンチンして飲み切る。
今回も待合室は高齢者ばかり。中には迷い込んで自分がどこに行ったらいいかわからない老人が数名いました。
数名です。一人だけではありません。
なかなか、世知辛い世の中です。高齢者で痴呆も進んでいるのかもしれません。付き添ってくれる人もおらずおひとりでした。
そんなアクシデントを横目で気にしながら待っていると、名前を呼ばれ、検査室へ。
ここでもファスナーのないシンプルなワンピだったので、下着だけ脱いで機械の寝台に。
結構若い女性技師でした。
造形剤投与の点滴を打つのに腕を見た彼女は「どっちも最近使ってるね。どっちがいい?」と。別にどっちでもよかったんだけれど、右のほうが上手な人がやっていてあまり痕が残ってなかったので、右にしてもらった。
検査は10分ほどで終了。
点滴を抜いてもらっている間、どうやって食道がんが見つかったのか訊かれる。
「えっと、内視鏡検査で、生検で癌が見つかったんで」
頭の中で、なんでそんなこと訊くの? どうやって見つかったかってこれしかないんじゃ?と首をかしげる。
「それまでに症状あったの?」
あ、そこか。それが聞きたかったのかと、納得。
「食事をすると胸のあたりがつまるような感じで痛みがだんだんひどくなって」
「痛かったの?」
すごくフレンドリーな技師さんで、痛みがあることに驚かれました。
いや、まぁそうよね。痛みがあったらきっと末期ってことが多いんでしょうね。
しかし、わたしの場合、ラッキーなことにここでも問題なしだった。
なんと不思議なことか、造形剤CT検査の結果、リンパ転移もなし。つまりステージⅠってこと?
この時は、内視鏡手術をすぐにでもして癌を切除し、癌細胞とお別れできると信じていた。