何年も、何十年も、何百年も愛され続ける椅子を…
皆様こんにちは。本日も仙台からスタッフ髙橋がお送り致します!
GWも早くも半ば。今年のGWはいかがお過ごしでしょうか?私の友人も今年は海外に行っている子が多く、LINEで海外の写真が送られてきては「くう〜!羨ましい〜!!」と返事をしまくる毎日です。笑
皆様のGWの思い出話も、色々と教えてくださいね♩
今日は、LaVidaオリジナル家具、aチェアのお話
日本に、いやいや、世界に誇れるであろうラ・ビーダオリジナルの椅子、aチェア。ご存知の方にも、そうでない方にも、このaチェアの良さを知ってもらいたくこのお話を書いております。
実は2015年に第一回ウッドデザイン賞を受賞しているaチェア。なんと間も無く1000脚販売を達成します!aチェアが生まれて約13年、これまでにたくさんの方に愛してもらってきました。本当に感謝です…!
デンマークの家具に負けず劣らずのクオリティ・デザインで、しかも日本の良材で作られているaチェア。詳しくご紹介していきます。
先日公開されたRadio LaVida Ep:21【社長、LaVidaオリジナル家具「aチェア」を熱く語る】↓Radio LaVidaはこちらからどうぞ!
ラ・ビーダが考える「良い家具」ってどんな家具?
aチェアのお話に入る前にまずはおさらい!
社長を始め、スタッフ皆、店頭で、SNSで、ラジオで…、ラ・ビーダが考える「良い家具」を語ってきました。「もう何度も聞いたよ〜!知っているよ〜!」という方も多いかもしれません。笑
が、大切なことなので、何回でも聞いてほしいです!
ひとつめ
長く、いつの時代でも使える、飽きの来ない家具。
ふたつめ
心身共に健康になれる家具。見て、使って、ワクワクする、そして健康にも良く、体にマッチする家具。
みっつめ
人生に寄り添ってくれる家具。
よっつめ
真っ当な価格の家具。
社長は、家具を人生のパートナー、「嫁さんみたいなものだ!」とおっしゃております。いや、でも、ほんとにその通りですよね。
選ぶ家具一つで、暮らしも思想も、人生も変わるんです。それって大事なパートナーと一緒ですよね。
「大事なパートナー選び、失敗したくない…」そんな思いを強く持っているあなた!ラ・ビーダの家具を知らないなんて勿体無い…!笑
「なぜ、日本には良い材が沢山あって、良い腕の職人さんも沢山いるのに、日本の材木を使って日本の職人さんが作った良い家具がないのだろうか。日本の暮らしに向けて、日本の木材でどんな人にもどんな暮らしにも寄り添う家具を作りたい」
いろんな時代の、いろんな国の家具を見てきた社長だからこそ抱いた想いや疑問。
そんな強い想いから、ラ・ビーダの「良い家具」が生まれてきたのです。
「どんな人にも、どんな暮らしにも寄り添ってくれるものを」
aチェアが生まれるきっかけとなったのが、1939年、デンマークのデザイナー ボーエモーエンセンのデザインによって生まれたJ-39。身近な素材とシンプルなデザイン、入手しやすいコストパフォーマンスを備え、庶民向けの椅子として販売されました。
このJ-39のように、現代の日本でも誰もが長く愛着を持って使えるようにとの思いでデザインされた「aチェア」。なるべく手軽な値段で、一生モノの椅子を作ることは出来ないだろうか。そんなチャレンジシップをもって作り始めました。
aチェアを製作しているのは、山形の(株)朝日相扶製作所さん。デンマーク家具のライセンスを有している世界に誇れるメーカーです。これは本当に凄いことなのです。
何度も試作を重ねてきたaチェア
日々の生活の中で当たり前に使われる椅子は、使う人と場との間で空気のように馴染むものが良い。どこに置いてもしっくりと調和するさりげない美しさ。誰が使っても、長く座っても、違和感のない心地よさ。五感を通して知らず知らず心を癒してくれる天然の質感。そして、普段使いにちょうど良い求めやすい価格。
そんな理想の「何気なさ」を丁寧に探して見つけた答えが、この椅子に込められています。
例えば、座面はの傾斜は、食事の時でも、学習や仕事の際にも、もちろん休息の時間にも、どんな時でも座りやすい角度になっています。ダイニングでもデスクにも合わせやすいです。
このaチェア、カフェやパン屋さん、宿泊施設にも使っていただいております。
進化してきたaチェアの背もたれ
私が初めてaチェアに座った時、一番初めに心地よさを感じたのが背もたれでした。背中の当たりがちょうど良く、本当に気持ち良い!
実は私、ラ・ビーダに入社する前もインテリアショップで働いていたのですが、そこで取り扱っていた椅子で「これ、めっちゃ好き!」というものに出会えていなかったんです…。(社名はちょっと言えませんが笑)
でも、このaチェアは一度座っただけで大好きになりました。見てよし、座ってよし、触ってよし。こんな気持ちの良い椅子はなかなかありません。
なんとaチェアの背もたれ、これまでに作ってきた試作品は10種類以上!なるほど、この心地よい背当たりに行き着くまでにたくさんの試行錯誤があったのですね…。
aチェアの背もたれは合板製。無垢材を削り出した方が三次元的な曲面を作り出せるので快適性は上がりますが、材料と手間が多くかかってしまい、結果コストも上がることに。
aチェアの目指すところは、快適な座り心地とバランスの取れた価格。合板を使って、無垢材の座り心地に近づける努力を重ねてきました。
例えば、aチェアの旧モデルは、芯材と表面の突板を違う木材で木目を交互にして張っていたので、断面が明らかに合板だと見て分かる構造でした。
それを、芯材と突板を同じ材にし、木目を平行張りに改良したことで、見た目も質感も無垢材のような表情になりました。
心地よい座り心地を実現したaチェアの大事な構造
aチェアには、特にこだわった3つの構造のポイントがあります。
①4ヶ所の隅木(隅木(すみぎ):椅子やテーブルの脚にある角接合部の補強に使う木片)
座面は体にフィットするように柔らかな局面になっているため、昔の技術だと隅木を入れるには座面に沿うように一つ一つ削り出す必要があったそう。そうするとコストがかかってしまうため、多くの椅子では隅木を入れないことが多かったようです。現代、隅木の局面は機械によって高精度に削り出すことが出来るようになり、隅木と座面の密着度も上がり、耐久性能も上がりました。
もちろんaチェアもこの隅木を採用しています。隅木を入れることで、座面の取り外しが簡単になり、木部を傷めずにメンテナンスできます。
②脚部の貫
aチェアはおおよそ100年は持つ構造を想定して作られています。aチェアの座面は体の曲線に合わせた滑らかな三次元曲線を描いています。その座面を貫と呼ばれる脚に差し込まれる水平の部材の四隅に配置した隅木でボルト留めする構造となっています。この貫も、メンテナンスのしやすさと耐久性の向上に一役買っているのです。
③背もたれのジョイント
背もたれと脚柱の接合部には雇い核(やといざね)という、面で支える構造を採用しているため、接合部が頑丈なのが特長です。面で支えることができるので、木ダボでジョイントするよりも頑丈に接合する事ができます。多くの椅子は背もたれを金属のビスで脚柱に固定する方法を採っており、背もたれにネジ隠しが埋め込まれています。aチェアは、ビスを使用していないのでネジ隠しもありません。なるべく自然な木目を傷つけることのないようにと試行錯誤した結果、雇い核の技法にたどり着いたのです。
努力の証!aチェアのプロトタイプ&構造検証用aチェア
ラ・ビーダでは、プロトタイプ&構造検証用のaチェアどちらもご覧頂けます!
ちなみにこの構造検証用、背もたれの高さや座面の角度の検証をする際に使用していたそうなのですが、面白い仕組みになっておりまして、
これが、、、
こうなり、、、
こんなことにもなり、、、
さらにこんなことにもなっちゃいます!
座面の角度や背もたれの高さなど、どの位置にすれば誰もが心地よく座れるか。
社長をはじめとする、aチェア誕生に関わってきた全ての方の努力が見て取れます。
構造フェチな方には、すごくゾクゾクワクワクする写真だったのではないでしょうか?笑
構造フェチな方もそうでない方も、ぜひ一度実物を見てみてくださいね。aチェアのすごい仕組みが分かるはず。
note書いてたら、aチェア欲しくなってきた〜
先ほども言ったのですが、私本当にaチェアが大好きなんです。今回いろいろ考えた結果、別のチェアをマイチェアに選んだのですが、やっぱりaチェアは諦められない…!タイミングが来たら、必ずお家にお迎えしたい!
このaチェア、座り心地やデザインが良いのはもちろんのこと、座面をいろんな生地で張る事ができるので、自分だけのマイaチェアを手に入れる事ができるのも、ワクワクポイント!!
どんな色にしようかな?柄物もかわいいな〜
シンプルカラーも、ビビットカラーもどちらにしても馴染んじゃう。もうね、選びきれないですよね。笑
ちなみに、木部はナラと山桜の2種類ご用意しております。木部も、どちらも良くて迷っちゃう!実際私も、どちらの木部にしようか永遠に迷ってます。(まだ買うタイミングが来ていないのにw)
迷った時は、スタッフがコーディネートのお手伝いをしますので、一緒にワクワクしながら選びましょう♩
ラ・ビーダ渾身の椅子、aチェア。
これからもたくさんの方々の幸せな暮らしを支えていきます。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
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