伝説の断片を見た~Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.~

Snow Manのデビューライブが終わった、終わっちゃったよ。

私は事情で9分の3公演参戦だったけれど、その中で感じたことはあまりに多すぎて大きすぎて上手く言語化できるかわからない。色々話が脱線したり重くなったり自語り始まったりするかもしれないけれど、大目に見てください!


総じて、Snow Manはヒーローだと思う。あべちゃんが言ってたことは全然笑い話じゃないよ。普段は離れていて、今はライブですら会えなくて、という状況でも、ステージやYouTubeやうぇいぼやラジオやそれスノや雑誌やブログや島動画、与えてもらったすべての媒体で発信される言葉だったりパフォーマンスだったりでいつだって日常の底から救い上げてくれる存在。大げさなんかじゃなく、本物のヒーローなのよ。でも、私の勝手なイメージだと、彼らはさっそうと空を飛んで私たちの目の前に現れるヒーローというより、全員で走って回り道寄り道しながら色んな武器とか知識とかちゃっかりお花とか両手に抱えてやっとのことで来てくれるヒーロー。めっちゃ汗だくだし泥だらけだけど超笑顔なの。こうしてたどり着いたのがデビューライブの舞台だったんじゃないかな。

ライブする彼らを見ていて思ったこと。もう、すべてのパフォーマンスから「楽しい!」が聞こえてきそうだった。私はつくづくひーくんに対して「ステージに立つために生まれてきた人」という形容をすることがあるんだけど、まあSnow Man全員そうだった。ステージに立つことが一番彼らの生きてる証なんだろうなと思えるような。完全に曲に入り込んだ表情も、毎回違うノリ方やアレンジも、ぜんぶアイドルとしての彼らの生き様。印象に残ってるのが、オーラス後半からのひーくんの怒涛の踊り狂いよう。すげ、すげ、なに!?ってずっと言ってた。と同時に「あーこの人生きてんだな~」って、なんかもうデカすぎる感情。彼だけじゃない、全員が今この一瞬を、デビューライブの空間を噛み締めて生きてるんだなって思った。私たちが見ているのは「パフォーマンスしている」越して「生きている」Snow Manなんだなあと思った公演でした。


ちょっと寂しい話する。これはただの吐露。ツイッターではネガティブツイートは控えるようにしているけど、ここで書いてみる。

私自身Snow Manを好きになった時から今もそうだけど、彼ら自身をなじるような言葉の数々に勝手に傷ついて勝手に泣いてた。なんで彼らをまっすぐ見ようともしない人間から傷つけられないといけないんだろうって。彼らのパフォーマンスにはすごい熱量もエネルギーも衝撃もあるのに、努力を惜しまない人たちなのに、事あるごとにずーっとありがとうありがとうと頭を下げているような優しい人たちなのに。そういう「なのに」がどんどん積み重なっていって、好きになればなるほど外から飛んでくる言葉のナイフが痛くて、でもどうしようもなくて。正直、どうか明日も生きて笑っていてほしいなんて思ったこともあった。我ながら重すぎる。でも、私は好きな人たちを心配するためにファンでいるわけじゃないし、応援したくてファンでいるんだし。同時に、自分勝手なヘイトで誰かを傷つけることはあってはならないと再確認できたし、ただまっすぐ彼らを好きでいようと決めた。人としてちょっぴり強く優しくなれたのはSnow Manのおかげです、たぶん。経験としてなくて越したことはないけど、そういう自分としてSnow Manを応援できていることで自己肯定感が爆上がりした。彼らは私に元気とか癒しを与えてくれると同時に、こうありたいと思えるような人間像を示してくれて、たくさんの気づきをもたらしてくれた。もう福利厚生がすごい。ただ勝手に好きになって応援しているだけの身なのにQOLを担保してくれる絶対的な福利厚生すごすぎる。就職したい(?)

よし。挨拶行こ。もうね、ダメですあれは。オタクすぐ泣く。そして感情はバカデカくなるばかり。挨拶聞いて、一人ずつに対してしっかりメッセージを残したいと強く思ったので9人分書きます。挨拶順。

ラウール。私は本気であなたはスターになる人間だと思ってる。存在感もパフォーマンス力の高さももちろんそうだけど、何よりマインドが明らかに違うのよ凡人と。努力が足りない、期待に応えられていない、悔しい、いつもラウールはそう言うよね。でもそこで終わるんじゃなく目標が明確で、自信と謙虚の塩梅がちょうどよくて、年齢云々ではなく自分の限界を決めずどこまでも上り詰めようとする野心がすごい。それを堂々と語って鼻につかない確かな実力もすごい。「不器用だからたまにボロが出て、色々言われることもある。もちろん人間だからちょっとは悲しくなるけど、よくよく考えると僕を応援してくれてるみんなが悲しい思いをしてしまっているのは、ごめん。」ひっくり返ったわよ、私。件のブログでも思ったけど、自分の気持ちを正直に嫌味なく言えるところも、自分を越えて自分を好きでいてくれてる人を心配して、さらに謝ってしまうところも。達観すぎて怖くなる、畏怖の念すら湧いてきた。彼の目指しているあり得ないほど高い目標を聞いたら、もう急いで大人になろうとしなくていいなんて言えなくなっちゃった。この人がセンターにいるSnow Manはどんな高みにだって行けるなあって素直にそう思った。そして、一生愛されていてほしいなと常々思っている。それはラウールが9人の中で年の離れた末っ子だからというだけではなく、あなたがいじらしいほど素直で健やかでユーモアがある、愛されるべき人だから。自分は愛される人間なんだという自覚を持ち続けてほしい、全く間違ってないので!初期のYouTubeではにかみながら敬語で控えめに話していた15歳の男の子は、たくさんの経験を重ねてメンバーと距離を縮めてこんなにも成長したんだね、と勝手に私は感慨深さを覚えている。改めてお前は誰や。とにかく、ラウールが見せてくれるまさに衝撃のパフォーマンスもカラカラした笑い声もまっすぐな言葉も全部大事にしたい。大好きです。

康二くん。たぶん色んな荒波をかき分けてかき分けてここにたどり着いた人。私は康二くんの優しさは才能だと思ってるの。どこまでいっても優しくて、優しすぎて、愛されないわけがないし愛されてないといけないのよ、あなたは。「正解は向井康二」の再生回数あげてるの、たぶん私です。それくらいめっちゃ見返した。私の中ではあの動画が勝手に一つのターニングポイントで、好きなSnow Manが詰まってる。(冗談でやいやい言い合ってけんかコントしてるあべこじを見てうるっとしたのは秘密やで!)康二くんがメンバーにいっぱい愛されているのが手に取るようにわかる動画なのです。嬉しそうに笑う康二くんを見ると胸がいっぱいになるのです。そんな康二くんがたくさんの悔しい思いやうまくいかない葛藤を乗り越えてデビューライブのステージに立っている姿は、一本の映画のように美しかったよ。そして、一緒に配信を見てくれた他担の友人が言っていたことで印象的だったのが、「康二くんは誰も置いていかない感じがするね。」だった。そう、康二くんマジでどの曲も率先して煽ってくれて、声出してくれて、本当に会場に来てるみたいだったのよ。それも寂しくさせない康二くんの優しさだったのかな。でもしっかりと「みんなに会えなくて寂しい。はよ会いたい。」って素直に言ってくれるところも好きです。そして、ジャニーさんに語りかけている姿を見て、自然と「見てくれてるよ」って口に出しちゃってたなあ。全然知らないのに、ジャニーさんの膝の上に乗って漫画を読む向井少年がひょっこり顔を出していた気もするね。康二くんもう大丈夫だよ。大好きです。

しょぴ。実は、私の中でどんな人か一番つかめなかったのがしょぴだった。かわいい5歳児言われてても、なんとなくしっくりこなかったんすよ(いやかわいいけどな)。彼の本質はそこじゃない気がして。で、少年たちの手紙のレポとか、今回のオーラスの挨拶で分かったのは、しょぴはメラメラ燃えてるまさに江戸っ子精神の持ち主なんだろうなと。悪い意味ではなく、根底には怒りとか悔しさとかくそったれ!って気持ちがあって、ぎゅっと拳握りしめてここまでやって来たんだろうなと。「Snow Manなめてんじゃねーぞこら」って言葉、マジでしびれました。今の彼だからこう口に出せたんだろうけど、腹の底ではずっと思ってたんだろうね。デビューできないと言われるたび、先越されるたび、今の体制を否定されるたび、わからんけど、そのすべてを一蹴した気がする。最高にロックでかっこいい。説得力がすごすぎる。へこたれずにやって来た人間にしか許されない言葉だと思う。そして、今回のライブ、しょぴはほぼ全編通して生歌なんだろうなと素人なりに思って聞いてた。後半になっても衰えない、すかーん!と通り抜ける声が気持ちよくて、素敵なメインボーカルだな、かっこいいなと改めてしょぴが磨いてきた武器の強さに惚れ惚れしました。最近のトーク力、バラエティ番組の時のキレも、もちろん美容に関しても一貫して言えることだけど、しょぴはしっかりと冷静に自分を見つめて何が足りないのか、どこを伸ばすべきか、俯瞰で考えられる頭の良い人なんだろうなと。総じて、反骨心と冷静さを持ち合わせたしょぴは本当にかっこいいです。デビューの光が見えない中、14年アイドルを続けてきてくれてありがとう。大好きです。

さっくん。ちょっと熱がこもりすぎるかもしれん、さっくんに伝えたいこといっぱいありすぎる(じゃあファンレター書きなされ)。オーラスの挨拶、いっちばん泣きました。どうしようもなく泣きました。私は一番さっくんの言葉に救われることが多い気がする。これは過去の話だけど、ひかるさんがいない時期、私は宙ぶらりんな状態で、別に誰の言葉も入ってこない信じられないとかいうわけではないんだけど、空っぽでした。ひねくれすぎて、どうせ誰も彼の名前なんか出してくれないんだろうなとか平気で思ってた、本当にひねくれすぎ、ごめんなさい。でも、ブログやYouTubeでさっくんがさり気なく発信する「9人」に勝手に救われた気になってた。あの時傷ついてるけどダラダラと弱音を吐きだしていいような雰囲気じゃないって勝手に思ってた私は、さっくんが示してくれた「9人」の、優しい囲いの中でそっと泣いてた。そうやってさっくんはどんな人であれ時に元気に、時にさり気なくそっと、手を差し伸べてさらに引っ張っていってくれる人だなあと。で、今回の挨拶だけど、またさっくんはあの時よりもっと多くの人に手を差し伸べてくれたなと。なんなら全員と目線を合わせて最後にぎゅっと抱きしめてくれるような。今まで生きてきて、「生きててくれてありがとう」って誰かに言われたことある?私はない。誕生日を祝ってもらうことはそのメッセージを暗に含んでいるのかもしれないけど、実際に発されるその言葉のパワーってすごい。「ジャニーズを見てくれてありがとう、僕たちを見つけてくれてありがとう、応援してくれてありがとう、愛してくれてありがとう」あまりにありがとう過多で涙腺崩壊してる中、一瞬呼吸を整えて一層強く「生きててくれてありがとう」ってさ…泣きながら言うもんだから、もうダメだった。最近悲しいニュース多いな、っていうのはなんとなくみんな思ってることで、でも相変わらずコロナは収束しないし誹謗中傷は減らないし。そういうもやもやした現状を、一瞬で吹き飛ばすような力をもった一言だったよね。死にたいなんてそうそう思わないけど、それでも「生きてたら絶対会えるから!」って言葉をもらえたら、ふと死にたいと思うかもしれない未来の自分は救われるだろうし、現在進行形でつらくて苦しい人がそう思わずに済む夜もあるかもしれないし。さっくんは時間軸関係なく誰かを救えるでっかい愛とパワーを惜しみなく与えられる人だなと実感した。もちろんさっくんのパフォーマンスは大好きだけど、今回はその人柄に特段愛を感じたなあ、というお話。さっくん、あの時はありがとう。さっくんこそ生きててくれてありがとね。大好きです。

だてさん。どっしり響いた。なんでもこなしてしまうだてさんから、まさか「努力してもどうにもならないこともある」って言葉が出てくると思わなくて…どちらかというと寡黙なイメージが強いけど、この人も江戸っ子、知れば知るほど熱さが尋常じゃないとわかる。ジャニーさんと何回も喧嘩したって話も、頻繁にSnow Manでてっぺん取ると言うほどの気概も、しびれるくらい熱くてマジで好き。だからこそ彼から弱音というか、不安というか、たとえ過去のものでもそういう言葉が出てくるのは意外だった。でも同時に嬉しかった。そういう悔しさとかどうにもならない状況とか、突破した後でこうやって教えてくれるところ、勇気の源でしかないから。Snow Man全員に共通して言えることかもしれんけど、悲壮感醸し出して過去のこと語るんじゃなくて、割とフラットに、「それでもここまできたんだよ!」って誇らしげに教えてくれるところが本当にかっこいいの。この人たちの自信なんだなって思えるし、自分の勇気になるし。それで、もう一つ、だてさんは15時公演?でも、「これを当たり前にはしたくない」ってしっかりと語っていて、康二くんの「みんなに会えなくて寂しい」と意味は一緒かもしれないけど、「絶対会えるよ」と希望をくれた気がして、一気に心強く感じました。だてさんの言うことは絶対。メイビーなんてなくマストなんですよ(黒井さん意識ではないよ)。信頼の厚いぶっとい芯の通っただてさんに改めてトリコになったよ。大好きです。

あべちゃん。冒頭にも書いたように、「アイドルはヒーローみたいなものだなって」って言葉に深く共感したのよね。私たちはそう思う機会が多いけど、アイドル側もそう思って日々活動してくれてるのかなと思うと、めっちゃかっこいい。そう、いつも可愛いあざといなんか言ってますけど、あべちゃんてかっこいいんだよ。抜けてるところを見せることもあるけど、アイドルとして崩れる瞬間がない。クイズを自分の武器にして堂々と戦っているのも頑固だと言われるあべちゃんが誰に何と言われても学業との両立が大変でも常にSnow Manのためと言って自己研鑽を惜しまなかった結果だなと思ってる。譲れないものを持っている人って態度や姿勢に一貫性があってまっすぐなかっこよさがあるな、とあべちゃんを見て思うのよね。で、あべちゃんはとにかくファンの嬉しい!を突いてくる人だよね。ブログでの言葉にしろ、今回の配信でもあのハイタッチを求めてくれる瞬間、最高に沸いた(あの幻のハイタッチ会の伏線すら回収してるのか…天才アイドルはちがうな…って勝手に思ってる)。とにかく、「アイドルとファン」の距離感の中でいっちばん近いところにいてくれるのよ、あべちゃん。そこに彼のアイドルに対する美学を感じてます。あとハイタッチ、手、というくだりで行くと私が見たどの公演でも言っていた「つないだ手は絶対に離さないでください」が刺さりすぎている。ふせったーに書いた気もするけど、私去年の横浜単独でひーくんが言っていたあの言葉がずっと忘れられなくて大事にしてた言葉で、それを反芻するようにあべちゃんが何度も言ってくれてて嬉しかったの。あれから一年半たって環境も状況も何もかも変わっただろうけど、そこにSnow Manの変わらないスタンスが垣間見えるというか。とにかく私は、アイドルに誇りをもって常にヒーローであろうとするあべちゃんを最高にかっこいい人だと思ってるよ。大好きです。

ふっかさん。苦労人だけどあまり自分の歴史について積極的に語ろうとしないところ、悔しいもつらかったもあくまでナチュラルでフラットな口調や言葉で教えてくれるところ、ふっかさんらしいなあといつも思う。先に越されて悔しかったです、もSnow Manでダメだったらやめようと思ってました、も本当にさらっと言ってしまう、言葉は重いのに。よく、ひかるさんがみんなを前へ前へ引っ張っていって、ふっかさんが後ろから優しく支える、という構図が語られることがあるけど、それが言い得て妙だと感じたのはオーラスめめの挨拶なんよね。こらえきれなくなってふと涙があふれてしまってくるりとメンバーの方へ振り向いためめを、これでもかと言うほど優しい目で見守ってるふっかさんがいたの。まさに聖母。愛情がそこかしこに流れ出ちゃってるの。それスノキャンプファイヤー回でもそうだったけど、私はふっかさんの相槌がほんとに好きで。安心感はもちろんなんだけど、そこにどんと鎮座してなんでもこいと言わんばかりの包容力をもって傾聴してくれて、なおかつふんわり優しく話をまとめてくれる。こんな最高なMCおるんか…とあの時思ったな。そんなふっかさんだからこそ、「この決断は間違ってなかったし」と言い切った瞬間の安堵感がすごかった。たくさん佳境を乗り越えてきた人の目で、あまりにかっこよかった。そして最後、「みんなの後ろ姿を見ていると頼もしいです」と一番後列の端からいとおしそうに、いつもの優しい表情で微笑んだふっかさんに涙が止まらんかったよ。精神的支柱のふっかさん、最年長だからって、全部抱え込もうとしていたのかもしれないけど、一回り離れたラウ含め他のメンバーに支えられ自分も支えているんだと教えてくれたこと、私たちファンにもSnow Manを守ってほしいと役目をくれたこと、とっても嬉しかった。みんなをずっとずっと優しく包んでいてほしい。そしてそんなふっかさんのことは我々が守る(物理)。ここまでジャニーズでいてくれてありがとう。大好きです。

めめ。めめの紡ぐあたたかい言葉が好きで、いつも心が満たされてる。いつか、「自分は思っていることをすぐ口に出してしまう」と自負していたけど、私はあまりに気遣いがすぎるんじゃないかと思うほど寄り添ってくれるめめの優しさとか、自分の中の熱をそのまま言葉に込めてこちらに届けてくれる愚直なほどのまっすぐさとか、いち人間として憧れてます。生まれ変わったら目黒蓮になりたいと何度思ったことか。オーラスの挨拶、「今まで応援してきてくれた人たちは支えに、新しく好きになってくれた人たちは力になってます」の言葉は、名言、というか最適解よね。すべてのファンを肯定して、ひとりひとりどんなバックグラウンドを抱えていようとも優しく抱きしめてくれるような、誰も溢さない言葉だった。正直、理不尽に悪意にさらされることも少なくなかったと思う。それは怒りや不満の矛先が違うでしょ、と思った呟きを見かけたことも一度や二度じゃなかったし(兼任は結局当事者である本人とそのファンがつらい目に合うので今後は何卒お控え頂きますよう…と勝手にタッキーに念を送っています、そこは頼みますぜ!)。それでもめめは自分の所存や気持ちを繕うこともしなかったし、はぐらかすこともしなかったし、つまり常に真摯だった。全員に納得してもらうことは不可能かもしれないけど、確実に全員に寄り添おうとしていた。その姿に心打たれたし、この快進撃の真髄は見た目があか抜けたからとかそういう単純なものじゃなく、その姿勢と熱意にあるんだよなとも思った。こちらはそんなあなたを全力でお守りする準備が完全にできているので、どうか覚悟を。いつも心地よい温度感でこちらに寄り添ってくれてありがとう。大好きです。


ひーくん。私の自慢の自担。正直な話、私の中で今は岩本担第二期なんです。デビュー前後までが第一期。誤解を恐れずに言うと、私は具体的にどうしてひーくんが好きなのか、言語化することができなかった。もちろん愛は強かったけど、これ!というきっかけになるようなできごとがあって岩本担を名乗るようになったわけでもないし、本当に気づけば好きだった、というスタンスだったので。それが一転したのはやっぱり3月の活動自粛だったのかな。人生でも類を見ないほど落ち込んだし泣いたし荒れ狂ったし、あの時期オンライン授業でほぼ家族以外と顔合わせる機会がなかったのがマジで不幸中の幸いだった、友達いなくなるレベルでは情緒死んでた。身をもって、大切なものはなくならないと気づかない、という古からの言い伝え(?)を実感したし、自分の中で彼に対する思いを整理できた時期ではあったのかな、と今はなんとなく思ってる。いや、まだ振り替えられるほど時間がたったわけでも完全に消化できたわけでもないけど!でもそう思えるのも満たされてる今があるからこそなんよね。彼が戻ってきて、9人がかみ締めるように見せてくれたパフォーマンスも言葉も、9人で突き進んでいくんだという宣誓のようだと思って、改めて好きになってよかったと思った。9人の中で変わらずいてくれて、変わらず笑っているひーくんを見て、最初はちょっと不思議で信じられなくて、でもそれが一番うれしかった。特段変わったことはないかな、と思っていたけど、先日発売されたan anを読んで感じた、「強さに優しさが増したね」というお話。もちろん今まで通り、タイトルの勇敢にふさわしい一本筋の通った男らしい力強さはそのままに、ふとした表情、言葉、瞳、そこにふんわりとした優しさが垣間見えるなと。ふっと何か重いものが落ちたような。勝手な解釈にすぎないけど。真面目さにも拍車がかかっているような気がする。私自身、小中学生の頃は自担に負けず劣らずの学級委員タイプで(今振り返るとだいぶウザい)、皮肉的な意味で真面目と言われていたことがありまして、その言葉が一種の呪いのようなものだったんだけど、Snow Manやひーくんを見ていると、いつ何時も全力投球、自分の中の正義を曲げない、屈しない真面目さみたいなものが本当にかっこよく映って、勇気をもらえるし、そういう過去の自分も悪くないなって思えるの。そして、今回のデビューライブ、「すごい熱いやつらです、暑苦しいくらいです。俺はこいつらが大好きです」とあまりにいとおしそうに言うもんだから、そう言える未来が来て、そう言える場所に立てて本当によかったねと泣いていました。オーラスでは、「日本のアイドルという文化を世界に伝えたい」と言い切っていて、間違いなくSnow Manを鼓舞し前へと推進するリーダーの顔だったし、同時にエンターテインメントに憧れてジャニーズの世界に飛び込んだ、たくさんの夢を抱えた少年のようにも見えて。デビューという大きな夢を叶えて、それでもまたさらに大きな夢を掲げるあなたを、愛さざるを得ない。私は岩本担としてデビューライブを通して、彼の団をキュッとまとめるような圧倒的な存在感も、自分は今ここで生きているんだと、ここで生きていきたいんだと、有り余るほどの熱い気概とグループやエンターテインメントへの愛とか敬意を四肢に宿して音や感情に乗せてパワーを放出させる、エンターテイナーとしての存在証明のようなパフォーマンスも大好きだと思った。最後に一つだけ謝りたいことがある。あの時期、心の弱さが積もりに積もって、何度かもう戻ってこないんじゃないかとひーくんを疑ってしまったことがあります。本当にごめんなさい。でも、アイドルとして人間としての信頼が揺らいだことは一度もありません。ましてや好きになって後悔したことなんてあるわけない。その好きの気持ちが酸化することなく、日々どんどん温度を増して、今、こうしてひーくんが大好きな所以を口に出して堂々と語れることがすごく嬉しい。そして、みんながいるこの時代に生まれて生きることができてすごく誇らしいです。出会えてよかったな。大好きです。


「生きててくれてありがとう」とか「一緒に生きていこう」とか、今までだったら重すぎるよ、って笑ってた言葉も、Snow Manが全身全霊で愛を叫んで命を削ってパフォーマンスしてくれるから、まっすぐに受け止められるんだよね。画面越しでのデビューライブだったけど、いつか彼らも目撃者である私たちも必ず笑って話せる日がくると思うし、絶対に伝説のデビューライブになる。各々色んな感情が入りまじったような表情で、でも全員が胸を張って横一線に並んでいる姿を見て、強く実感した。彼らの伝説への道はもうとっくの昔に始まっていると思ったので、この記事のタイトルは、「伝説の断片」にしました。それがどのくらい集まれば伝説になるのか、全部集まるまでにどのくらいかかるのかなんて全くわからないけど、それでも笑いあいながら私たちの肩ごと組んで「まだ誰も歩いたことない道」を突き進んでいくSnow Manをこの先もずっと応援したいと思う。今、恥ずかしげもなく堂々と言えるよ、愛してる!


デビューから9カ月後の秋に9人が降らせた季節外れの雪、まっしろで綺麗だったよ。見せてくれてありがとう。


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