初投稿! 失敗談を綴ってみた
初めての記事を何にしようかと悩んだ。
やはり自己紹介が良いのだろうと思ったものの、
退職したので今までの経歴を並べるのも気が引けた。
堅苦しいのも嫌だと素直に思った。
何ならクスッと笑えるような気軽な話が良いだろうと感じた。
とはいえ欲張らずに失敗談を綴ってみよう。
私は、若かりし20代前半、
大学の同級生の結婚式二次会に初めて誘われた。
その同級生は、高校教師を経験した後に一念発起して
改めて進学していたこともあり、7歳程年上であった。
同郷であったため、
「○○君たちが披露宴に来るし、二次会に来ない?」
と友達Sちゃんとともに誘われた。
「初の結婚式の二次会だ~☆」
「どんな感じなんだろうね~☆」
私たち2人の頭の中は、
新郎新婦の華やかさを想像して落ち着かなかった。
当日、Sちゃんと私は早めに二次会会場へ向かった。
わくわくし過ぎて落ち着かなかったのである。
会場は、当時流行りのカラオケビル内のパーティールームであった。
「結婚式の二次会に来ました・・・」
初めてで勝手がわからないまま、
「こちらになります。」
と店員さんに案内されるがまま部屋へ入った。
会費を払い、席に着いた。
「○○君達は到着していないみたいだね。」
「やっぱり年上の方ばかりだね。」
私たちは、初めての二次会にドキドキしていた。
「え~~、新郎新婦はまだ到着していませんが、
お時間になりましたので和やかに始めたいと思います~。」
男性の司会者が音頭をとり、乾杯して会食が始まった。
「披露宴の後って着替えたり大変なんだろうね。」
「でも、○○君達はどうしたのかな?迷ってるのかな?」
Sちゃんと私は、チューハイ片手に会食を楽しんでいた。
席近くの方と自己紹介をした後、
「ねぇねぇ、君たち披露宴来てなかったよね?」
と声をかけられた。
「はい。二次会だけ誘われたので、途中参加です。
よろしくお願いします。」
「そうなんだ。でも、ちょっと俺たちより年齢若いよね。
どっちの知り合いなの?」
「新郎の△△さんです。」
「え?新郎?俺たちも新郎側なんだけど・・・」
「□□大学の同級生です。」
「□□大学??っていうか、新郎の△△って誰??」
「え””」
「俺たちの新郎は◇◇なんだけど・・・」
「(⊙_⊙;)」
すぐに店員さんに確認をとった。
すると、
別な部屋でも二次会が行われていることがわかった。
そっちじゃん!!!
どうしよう!!
会費払って食べちゃってるじゃん!!!
私とSちゃんは、動揺を隠せなかった。
こんな事ってある??
店員さんは、
「案内が不十分で申し訳ありません。今からご案内します。」
と言ってくれた。
でも、私たちは知らない方の二次会で
すっかり飲食を楽しんでしまっていたのだ。
「いやぁ、びっくりだよね。
二次会は始まってるだろうから、
もし入りにくい雰囲気だったら戻っておいでよ。
こっちは、全然かまわないからさ。」
優しい見知らぬ先輩方に励まされながら、
私たちは本来の会場へ向かったのだった。
「遅かったじゃん。迷った?」
同級生に聞かれたものの、恥ずかしすぎて言葉が出なかった。
二次会終了後、
外で新郎新婦の門出を祝う万歳を行っていた。
すると、さっきの会場の先輩方が出てきた。
私たちは、深々と頭を下げた。
門出を祝う中、大きな声をかけるなどできなかった。
先輩方は、良かった良かった、とグッドサインをくれた。
なんて親切な方たちだろう。
初めての二次会参加は、ぶっ飛んだ思い出となった。
記念すべき初投稿。
失敗談を書きながら、私は楽しめた。
他にも失敗談があるから書いてみようと思う。