【アラフィフエッセイ】母休業日をはじめました
お久しぶりです。
前回の投稿から、
あっという間に1か月が経ってしまいました。
私の体調がイマイチ低空飛行状態であることもあって、
週に1日『母休業日』をはじめました。
何だ、大したことないじゃん、なんて
思わないでくださいませ。
わが家にとっては、『大きな一歩』なのですよ。
① イライラしていた
以前、私は子ども達が夫の作ったエビマヨを超絶喜んでいる様子を見て、
モヤッとしました。
ついでに後日、息子が小腹がすいたとストック食材をチェックしながら
「この気分じゃないんだよなー」
とブツブツ言ったことがあったのです。
子ども達からのリクエストを元にストックしているものの、
どれも気に入らなかった様子。
「ねぇ、他に無いの?」
息子から不満げたっぷりに言われました。
え???
言い方も含め、
なーんか腹が立ったんですよね。
「ある物を食べようよ!!!」
しょーもなく、怒ってしまいました。
今までだって何度も同じようなことがあったけれど
スルーしていたし、
「自分で買っといでー」って放っとけたのに。
今回はどうしても引っ掛かったのです。
大人げない反応が残念でした。
② 娘からの提案があった
私があまりにも今までとは違う反応を示したからか、
娘がある提案をしてくれました。
「毎週、母休業日を設けようよ」
普段、娘はあーだこーだと私にお願いするので
意外でした。
「私たち、お母さんに甘えすぎよね。
やってくれて当たり前になっているのよ」
「子ども達中心の生活をしているから
ストレスがたまるのよ。お母さんも自由な時間を設けたらいいじゃない」
早速、私たちは話し合いをしたのでした。
〇 毎週〇曜日は、母休業日とする
〇 食事は、各自で準備や片づけを行う
〇 お惣菜やコンビニなどの利用可(予算あり)
〇 母に買い物を頼みたい場合は、要相談
〇 母は夜〇時まで自由行動可
などなど
週半ばに子ども達の帰宅が早めの日があるので、
その日を母休業日にしました。
とりあえずやってみて、
支障があれば話し合って調整することにしました。
③ 母という名の呪縛
母休業日、なかなか良いです。
少し気持ちがラクになりました。
上手く表現できないのですが、
今までは特に行事が無くても、
いつでもスタンバイしておかなきゃ、みたいな
感覚がありました。
子ども達に『子どもより仕事を取った母』と言われた過去があるので、
主婦になってからは
今までできなかった分を補おうとしていました。
残念ながら、思春期の子ども達からは
「今さら遅いよ」と言われましたけどね。
冷静に振り返ると、
子ども達を優先して自分を後回しにした上に、
『~しなきゃ』『~した方がいいかも』と、
勝手に自分でルールを設定していたような気がします。
50代になって身体が思うように動かなくなっているのに、です。
残念ながら、私は自分で勝手に設定した
『母業』に縛られていたと言えます。
私はずっと我慢していたんだと思います。
でも、そろそろ我慢も限界ってことですね。
④ 母休業日の子ども達
母休業日をはじめて、
再び図書館から借りました。
もう、共感しかありません。
いきなり著者である千絵さんのようにはできないし、
『卒母』までは行きません。
でも、
その準備を始めたと言いたいです。
実際、休業日の子ども達の夕食は・・・
息子は、焼きそば、ラーメンなどの麺類を
好きなように作って楽しんでいます。
予算の余りはお小遣いとしてもらえるので、
家にある食材を使いこなし、
節約レシピを検索して作っています。
娘は自分のお小遣いを足して、
牛タン丼を作ったり、
色んなお店のジャンクフードを食べたりしています。
普段できないことも含め、自分たちがしたいよーにしています。
なかなか見ていて楽しいです。
娘は料理しながらギャーギャーうるさい一方で、
息子は黙々と料理をします。
ふたりは手順や丁寧さも全く違います。
息子はいかに予算内に収めてお小遣いにまわせるかと作戦を練りますが、
娘は食べたい物を好きなだけ食べます。
思考や行動が正反対で、本当に面白いです。
それに、
「自分で買い物して作るって楽しいね~」と好評なのです。
なーんだ、
もっと早くすれば良かったーーー!!!
大きな発見でした。
小さい頃は、野菜を洗ってくれたりしていたけれど、
いつの間にか「イヤだー」と言って、
一緒に台所に立たなくなっていました。
それが、
「自炊が楽しい」なんてね。
やってみないと、わからないものですね。
いつまで「楽しい」が続くかわかりませんが、
『母休業日』はどんな形であれ続けていくつもりです。
私の大人げない対応がきっかけで、
子ども達の楽しい一面を見ることができました。
体調が低空飛行だからって、
悪いことばかりじゃない。
ラッキー💛
ありがとうございました。