小笠原の西之島、カツオドリの子育て
噴火後の孤島西之島、植物も育たず過酷な環境の中それでも カツオドリは繁殖活動をしていた。溶岩の上にプラスチック片などを集めそこを巣として卵を産み育てる。過酷が故にひなが育たないこともあるが様々な工夫をしつつその多様性故に生き残る個体もあり次の世代へと繋がっていく。何かでこの事実を知った時 私は真っ先に我が子の事を思った。現在33歳にして8人の子供の父親である。それは大変な思いをして現在に至っていることは容易に想像出来る。なりふり構わず一生懸命に生きてきたのだろう。以前、子供ばかり増やしてどうするのか!と批判めいた事を口走ってしまった事もある。しかし1人しか子供を産まず自分の夢や仕事に明け暮れた私とは全く違う生き方であるが今となっては それはそれで幸せな生き方なのだと妙に確信してしまうのである。