護衛艦「あさひ」と個人的な話
どうも、黒田です。
2022年11月6日に開催された「令和4年度国際観艦式」の前後は、フリートウィークとして、艦艇公開が実施されていました。
10月30日に私も横須賀に赴き、ずっと見に行こうと思っていた「あさひ」を間近で見ることができました。
改装を受けた「いずも」も私は初めて見たので大変満足しました。
「いずも」に関するあれこれはとりあえず置いておいて、飛行甲板上のラインが大きく様変わりしていたのは印象的でした。
本命の「あさひ」ですが、私が初めて見たのは2017年6月なんです。当時、「あきづき」型に続く新鋭艦として長崎で完成間近で、運よくグラバー園から見ることが出来ました。それから私事で艦艇公開にはなかなか行けず、挙句コロナ禍で艦艇公開自体も無かったですから、5年ぶりの再会でした。そう考えると、グッと来るものがありました。
残念ながら、「あさひ」の艦首を撮影することが出来なかったので、主砲と艦橋の写真です。グラバー園から見たときは遠目だったからか、まだまだやわらかい印象だった「あさひ」がいつの間にやら軍艦らしい勇ましさが備わっていて、感動しました。
「あさひ」型の就役後、FFM「もがみ」型が就役して、フリートウィークでも、一番艦「もがみ」や「くまの」が公開されていて、本当に時が経つのは早いと思います。
「もがみ」型三番艦「のしろ」が2022年12月に就役しました。三月までには四番艦「みくま」も引き渡し予定だそうで、FFMという新しい艦種が各地に配備されて、目にする機会も増えると思うと、海上自衛隊の変化を目にしている気がしてきます。
海上自衛隊の課題である日本の少子高齢化社会と、安全保障上の任務の変化が反映されたFFMという艦種の登場。「あさひ」は時代の流れと変化の中で前時代のコンセプトで作られた最後の護衛艦となるのかもしれないという郷愁のような感情に襲われます。
「あさひ」が退役するその日まで、私は彼女を追おうと思います。
[2023/02/25]