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どんな色の服を着るのか
前にセンスの有る人はどういう人かという記事を書きました。
今日は、お洋服の「色」について。
この年になると、
自分に似合う色、似合わない色
というのがある程度わかってくる。
ファッションセンスは、知識と経験で培われると思っているので、歳を重ねてきた以上、賢くおしゃれにならなくてはいけないと思っている。
だから、
「着たい服(でも似合わない)」
「似合う服(でもあまり好きではない)」
「着なければならない(TPOを考えて)」
この3つを上手く折り合いをつけて
「着たい服」かつ「似合う服」をどれだけ見つけられるか、だと思う。
私は、まず愛らしいイメージの
ふわふわしたもの、ひらひらしたもの
丸っこいデザインのものが激的に似合わない。
顔が面長で厳つ目なので
Aラインより、I ラインのほうが似合う。
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こういうAラインスカートを履きたいけれど
何度もチャレンジして結局似合わないから(評判も良くない)いつの間にか、履かなくなってしまう。
(あ、でも写真のスカートは腰回りがタイトなのでまだキレイに履けそう!)
ファッションは究極の自己満足だけれど、似合わないと思ったら着ないですからね〜。
そこは賢く避ける、ということが必要なのかもしれない。
さて、今日はそこから一つ進んで
服の色、の話をしたいと思う。
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私は大学生のとき、とあるインポートセレクトショップでアルバイトしていた。(アパレルやアクセサリーなど販売していた)
本当に、今ある自分のファッションの知識は、このときに教えてもらったことが大半を占めている。
あのとき、そのお店で働いていて本当に良かったなと思っている。
私にファションのいろはを教えてくださった方々には、感謝してもしきれない。
このショップの店長さんが、すばらしいファッションセンスを持ち合わせている男性だった。
彼に、ファンション知識を伝授してもらったと言っても過言ではない。
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そんな彼に言われて、今でも心に刻んでいること。
ある夏の日、
お店に入って、速攻その店長に言われた。
「Lavaちゃん、今日はなぜその色の取り合わせにしたの?」
え????
その日は確か、ダークブラウンのノースリーブのカットソーに黒のスラックスを履いていた。
「え?だめでしたか?ブラウンに黒は悪くないと思ったんですが、、、」
「うーん、あまり良くないよ。だって、今真夏だよ?」
へ?
夏だから??
色の取り合わせを考える理由に、季節を言われたことが初めてだったのでとても驚いたことを覚えている。
彼が言うには、
季節に合わせた色の取り合わせを考えるべき。
「特に、その色の取り合わせが、自然の中に存在しているか考えるといいよ」
と。
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つまり、
夏ならば
青空と雲・・・・青と白
ひまわり・・・・黄色と緑(茶色もOK)
秋ならば
紅葉・・・茶褐色と茶色
明度の低い黄色と赤茶色
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とか、
その季節の自然物の取り合わせの色使いを参考にしなさい、とそのようなことを教えてもらった。
なるほどなーーーー
たしかに、真夏に「茶色×黒色」のものがあるのか、、、???
と考えてみてもなかなかない、、、。
「夏に黒を着るなら、夜のディナーがいいね。
黒のワンピースやオールインワンに、シルバーかゴールドのアクセ、バッグを合わせると、魅力あふれる女性になるはず。
夜の漆黒に星や月の輝きプラスするイメージね」
彼にそう言われ、そんな服装をしている女性を想像して、
確かに、かっこいい!と思った。
「夏は、昼間に黒を着ると、夏の明るい日差しとのコントラストが強すぎて、黒の美しさが半減してしまう。まぁ、屋内だけならいいかもしれないけれど」
なるほど、真夏の、コンクリートに反射しまくる日差しの中に、黒のワンピースが映えるか、というと、、、、
映えん!!!
妙に、納得してしまった。
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それ以降、私の色の基準は
「季節の自然物の色」になった。
そして、その中から、自分に似合う色、似合わない色が加わって
淘汰され
買うべき色の服が決まってくる。
冬に明るい色を買うときも
「この色の自然物が冬にあるかしら??」
なんてことを一考してから購入するようになった。
季節の自然物に合わせた色、それって昔の平安貴族が十二単の襲の色合いを季節によって決めていたことと同じだ。
日本人だもの、そういう自然と融和する色彩感覚を持っていてもいいのかもしれない。