お試し行動連発
4時間目、給食準備中、5時間目。
この時間、彼はずっと「見てほしかった」と行動で語っていた。
きっかけは私が怒鳴ったからだと思う。
4時間目、体育の時間全く違うところに行こうとしていた。
だから、「〇〇、戻りなさい!」と体育館に響く怒鳴り声を上げた。
そう言わないと聞かないと思ったからだ。
しかし、それ以降彼は見てほしいがためにお試し行動が顕著に出た。
無視をすることもできた。
しかし、やはり声をかけ続けることを私は選んだ。
穏やかにはいかなかった。
5時間目は、廊下をうろうろする。
ほとんど無視をした。
楽しく授業を進めた。
そうするとひょこっと顔を出して、教室の中に入ってきた。
チャンスだった。
机がある椅子には座らず、オルガンの近くに座り黒板に何かを描き始めた。
それも無視をした。
そして、彼が授業に入る瞬間を待った。
うろ覚えだが、どこかで授業に入り発言をした。
その時、私はすかさず褒めた。
穏やかにでも明るく。
たった一瞬だったが参加する瞬間を逃さずに褒められたのはよかった。
次の課題は授業に乗せる。巻き込むだ。