みんなのところがいい
今日初めて取り出しを拒否したYくん。
取り出しの先生がいらっしゃっても行きたくないと言い出す。
「どうしたの?」
丁寧に話を聞く。
「I先生と勉強したくない。」
「どうして?」
「嫌だから。」
関係性は悪くないと個人的に思ったが、今日は何か違うとも感じた。
「どうする?」
選択権を与えた。
「みんなのところがいい。」
ここからどうするかわたしに委ねられた。
「そうか。みんなのところにいたいんだな。そうかそうか。」
受け止めた。
「今みんな何してるかな?」
「えーテストに落書きしてる。」
「そっかー、そう見えるんだな。」
「みんな今ミニテストをやってるんだ。」
「へー。」
「Y、これをなぞるかみて写すかどっちか選んで?」
「ここに残るんだったら、みんなと同じことしよう。Yも一緒にやろう。」
みんなと同じ、は彼が今願っていること。そして、みんなと全く同じ活動ではなく“彼が参加できる活動”に変化させた。
嫌がった。
どちらも嫌だと。
「せっかくの時間だよ。Yだけ寝っ転がるわけにはいかないよ。」
「なぞる。」
よし^ ^
あとはそれをどう価値づけ、評価するか。
足りないところは変わっていく。わたし自身が。