僕できるんだ「国語」
そう心の中で叫んだように見てた。
昨日の記事で書いたYくん、今日は彼への対応をどのようにするかを朝から考えていた。
国語では全く書こうとしない。
図工は「知らない」と言い、やろうとしない。
今までのやり方を反省し、全く違うやり方で彼の成功体験を作るぞ!そう覚悟した。
まずは国語。
今までは
「漢字ドリル出します。」のように出す作業から入った。
しかし、そうすると彼は「またやり始めるのか…」とやる気が削がれてしまう。
そこで私は【イラスト漢字輪郭カード】を使った。
子どもたちは大熱狂。
列指名で当てていき、Yくんにも当てた。
はじめはイラストがない面を見せる。
「これは?」
答えられない。
裏のイラストがある面を見せる。
「これは?」
「苺。」
「そう!みんなで“イチゴ!”」
その後漢字ドリルへと入った。
すると彼は真剣な表情で指がきをしているではないか。
いつもは全く動かないのに、である。
大いに強く褒めた。
「Yくん!やっぱり君はなぞりがうまい!」
ふたつの漢字を書き上げることができた。
まずは彼の自尊心を上げる活動をしてから、本題の活動に入る。
自分のやり方を一度打ち砕き、挑戦する必要性を強く感じた1場面であった。