11/7~13
日曜日
昨日の晩に吐いたせいで喉の奥が痛んでいる、胃も痛い。
オードリーのラジオを聴きながら池袋をグルグル歩き回る、人通りがあきらかに増えていて、路面店はどこも行列ができている。何か胃にいれたいけど惹かれるものがまったくない。このまま食べない選択肢もあるけどそれが良くないことだというのは知っている。前回断念したふらんす亭でレモンステーキを食べて、ヴェローチェでアララの記事を書いて時間をつぶす。
4時くらいに馬場の会議室へ行くと、最初の予定から2時間近く遅いのに一番乗りだった。ヨネちゃん、ボブと来て、ポッドキャスト収録。しかしあまり楽しいものにならなかった。
概要説明が下手なうえ、一つの単語から連想される情報の発信が止まらなくなるボブの悪いところが出まくっていた気がする。だから素直に、録音後に良くなかった気がすると言ったけど、以外に二人ともさほど違和感はないとのこと。これはボブに問題があるとずっと思ってた俺の方に問題があるのか?と不思議な気持ちになった。確かに、最近はもう何が面白いのかがわからなくなっている。でも、その後に食べた焼肉が美味しかったのはよくわかった。馬場のガード下にあるあそこのタン塩は本当に旨い。
最近頭の中がおかしい、ずっと思考がグルグルしていて落ち着かず、ボーっとするのが怖いしできない。高速で回転している感じ。
月曜日
仕事をしている時間は他に何も考えなくていいので気が楽だ。だから仕事の方はどうか俺の頭を悩ませないでほしい。そうやって適度な距離を保ちつつ定時を迎える。思えば人間関係で悩んだことがないけど、それはとても幸運なことかもしれない。
どうしても昨日録った素材を聴く気になれず、かもめブックスで高橋ひと深『ジーンブライド』1巻と、群像を買ってホームに並ぶ。久しぶりのアプリを開いて『マルコムアンドマリー』めちゃくちゃ面白かった。ボルテージが限界突破してくる可笑しさ。
「あなたは人の愛を確信した瞬間、その人を軽んじる。失いかけて初めて気づくの」
金属バット
ダブルアートアホすぎ
見取り図絶対今年もいくじゃん
ヤーレンズあの形なんだ。おもろ
ラランド衣装一番きもい
ダイヤモンドこれか
大自然面白い
ななまがりも
人体同士の接触注意は触覚のみならず視覚や聴覚の預け先もどこかたよりなく、じっと相手の顔を見ることもときには接触の範疇に含まれ警察から注意を受けることがあり、マスク需要は高止まりを維持しつづけていた。そうした定まらない五感が風景への知覚を緩やかに変化させ人称にかかわらず小説の文章はあたらしい焦点化の時代に入る。
Aの文章にうけた影響から一部剥がされ、パクった「文体」からわずか引かれた私の文章を推敲過程で模索するものの、もう私の文から引き剥がせない他者から奪ったリズム、語彙、色彩、思想、そして読書。そうしたものらの薄まった弱い文章で私は自分の描く文章の質に重みを感じられず、ただ書くという欲望だけ維持したモノのように私の身体を感じる。
火曜日
久しぶりの大雨で気圧も急降下、嗚咽が止まらない。踊り場から『マルコム&マリー』のプレイリストを聴きながら、すっかり元に戻った満員電車に乗って会社に向かう。今日はQploのライブがあるけど、夕方までに気持ちは持ち直すだろうか。
独り暮らしを始めた友達がまだ物の少ない部屋のフローリングにテレビを直置きしてM-1予選のダイヤモンドのネタを見ているのをストーリーで見た。寂しさが人を動かすのかもしれないし、なんか癪だなとも思った。
低気圧が本当に酷く頭がぼーっとしているなか、一人で焼き肉を食べてベースメントへ、階段を下りる。久しぶりの下北は結構人がいて、というかなんか吉祥寺のような感じがした。どんな人にも開かれている街は目を凝らして鼻をきかせないとここが下北とは気づけない。
まばらなフロアですぐに後輩4人を見つけた。ランチから集まっていたらしい。仲良しかよ。リオ君がすぐに気づいてくれて、ボブさんは?と聞かれてそういや誘ってねえと気づいた。
ここで酒を飲みながらライブを見ていることが、なんだか不思議な気持ち。会場にいるのは同年代近くの人たち。
なんだか気になる。熱狂している瞬間に突然スンとなってしまう。
終演後、喫煙所で二人が眉山さんと話しているのを見て、眉山さんは確かいい人だったと思うのだけど、見た目がオラオラ系だから、あの3人が話している構図が、なんだか社会?お金?カルチャーとは無縁か?とかいろいろ想像してしまうのがおかしい。眉山さんになついている感じの二人が背中で手を組んで押忍みたいな感じがおかしいのだけど、それをリオ君に伝えたら「あれはお互いプレイですよ」と言ってて、そんなダイヤモンドの漫才みたいなことある?ってなった。
カナモリに島口大樹をすすめて、卒論が100枚の小説を書くらしくて、それはすごく面白そうというか、就活の自己分析とかバラエティを批評的な目で見るとか、そういったこと全部の集積のような行為になってしまうなあと思った。文芸誌の連載ってなんだよ腹立つとも話した。
後輩たちと下北の駅に歩く道が、自分がサークルにいたとき、ベースメントやスリーで企画を打ってみんなで帰るときと全く同じ俺たちの明るさで、すごくよかった。打ち上げは次会った時で、オールで飲むことはしない、そんなサークルだった。シャッターが降りた通りは、都市化する街が最後俺たちに用意したグリーンフラッシュのような時間だった。
帰り道昨日の録音を聴いたら意外と聴けて、俺が間違っているかもしれないと気づく。
水曜日
太田さんが選挙特番で炎上しているネタを今週も話しているから、結構広まっているのか。対岸の火事というか、
気圧か、酒か、疲れか、なんだかわからないけど、この状態で俺今から会社行って働くの?となる。と思いながら今これを書いているのだから、仕事ってなんなんだとうとも思うけど。自発的に何かをするときのルールがむずすぎる。会社の人との雑談が怠い。
会議が長引いたせいで、移動したさきのやまや、から揚げ定食を10分で食べるハメになった。食べ放題の辛子明太子がとにかくうまいので、3個くらい食べて、しっかりお腹いっぱいになって直後の打合せでしっかり眠い。
食べてるときも眠かった。脳が寝ている。打合せを終え、千疋屋の洋梨パフェを食べているときも眠くて、こんなに美味しい果物を食べているのに眠いということはとても幸せだった。帰りのホームで20分くらい寝た。
母性のディストピア
金原ひとみ『トモニハジケロ』
ロンハー後藤と狩野英考
利他
談志の話
神田伯山
木曜日
世界に選択肢が溢れすぎてて一歩も動けない。
進むも地獄、戻るも地獄と言っていた上司、結局3ヶ月動くことができず、吹き曝しも地獄。
現代における「成熟」とは何かーー「政治」の問題としては新教養主義がこれにあたる。では「文学」の、個人の生き方の問題としては何が志向されるのかーー本章ではそれを考えてみたい。題材は、日本を代表する特撮ヒーロー番組「仮面ライダー」シリーズである。288
しかし、この決断主義という回路に自覚的であればーーそこが不可避の終わりのない動員ゲーム=バトルロワイヤルであることを自覚した途端、全ての「正義」が決断主義に回収される状況に私たちは対峙せざるを得ない。現代において、不可避に決断主義者として生きなければならない、正義なき時代に正義を執行せざるを得ない私たちは、誰もが仮面ライダーのようなものなのだ。290
相対主義が大前提になり、そんな世界に耐えられず麻原彰晃という絶対的な父親に逃げ込んだ若者たちがサリンを撒いて、そんな「父親不在の世界」はイヤだと母親の胎内に碇シンジが引きこもってからもう十年も経っていたはずだ。そしてそんな碇シンジすらも過去の存在となり、「親はなくとも子は育つ」と言わんばかりに裸足で子供たちが走り始めていた2005年に、あろうことか「正しい父親」を蘇らせようとした前期『響鬼』の態度は、はっきり言ってしまえば時代錯誤も甚だしいものでしかなかったのだ。306
そろそろ帰ろうか、という時間にものすごくショックなことが起きた。入社以来一番の出来事で、それに付随する人の反応がそれを増した。
「被害者ぶるのがうまいよな」という言葉が耳に入って、なるべく違和感を感じさせないテンションで反論した。やはり、とても怖い。客観的、俯瞰で、そんな目線がない人の、個人的な考えよ、というのが。全部きつい。社会に期待するくらいの感じで、組織としての対応をつい期待してしまうけど、それが正しいことかわからない。
管理職の対応として、最低の一つになっていきそうで、自浄なんてレベルじゃなく、腐り落ちている組織なのかもしれないと思うと怖くなってしまって、喫煙所で膝を抱えた。
慎重になって立ち止まることをあんなに俺に仕込んどいて、なんでそれができないんだろう。
岡野陽一ゲストの東京03ラジオ
金曜
休み。昼過ぎに家を出て、本郷三丁目から両国まで、4時間くらいぶらぶら歩く。ノブコブ徳井がgeraでやってるラジオがとんでもない面白さだった。2回目の怪奇yesどんぐりRPGで衝撃を受けて、初回のザブングル加藤、20時を待って今日配信の3回目TAIGAまで。ただこれは3ヶ月に一本くらいらしい(3ヶ月余裕でしがめる)久しぶりにYouTubeの方も聞く、とにかく明るい安村から。
散歩の目的は引っ越しの下見で、本格的に考え出した。というのは、本当にここでいいのか悩み始めた。川はあるけど、商店街や駅前の賑やかさがない。自分の部屋に帰る以外に大丈夫か。今日は会社も休んでいま一人で赤羽にいるまで、ほとんど言葉を発してない。TAIGAも具体的な仕事の話が出てこないから何もできない感じ。
はなしをするひとはなしをきくひと、デルマパンゲ大好き。あんな風に人に話しまくってやりたい。
土曜
スリムクラブ回、徳井の成功した仕事のときに真栄田がよっしゃ!っていう飲み会の感じ、本当にやりたい。
Aマッソの単独を配信で見た。
EDテーマがとてもよかった。
積み重なった曲でアルバムが作れそう、それは聞きたい。
聞いてないな お前は今日も
だけどわかるんだ いつものハミング
涼しい顔で 丁字路見過ごして
猫の道 遠回り
もうじき冬だね
ヴェローチェでずっと作業。アララの文章を残り少しまで書いて、飯田橋に向かう。マヂラブの特番ANNを聴き返す。ハッシュタグリレー止めしもの、ナルト見てお茶漬けカッカッカッ、ゴールドジムイデア支店。黄金比のような放送。
リンガーハットで食べながら、霜降りANNとアルピーゲストのノブロック。
今日が多分佐久間さんのイベント。1万人以上が見ているらしい。
マツコ会議にcreepy nutsが出て、松永とマツコが泣いていた。
最近の若林といい松永といい、忙しさが情緒を破壊するのだとよくわかる。
南北線で目黒駅に向かいながら、Tohjiのラジオを聴く。これは本当に良くて、思わず連絡したくなった。夜、秋葉原から飯田橋まで歩いて、夢で話した気がする。
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