収集車
待っているのは、嫌いだ。
だが、待つしかないこともある。
たかだか一台のトラックを待つだけで、なんでこんなにヤキモキしなくてはいけないのだ。
やめろ。落ち着いて待てばいいのだ。
そう。だた平穏にしていればいい。
砂浜の波のように。
よく晴れてあたたかなビーチと、青く透き通った海。
白くきれいな砂に混じって、貝殻もあると良い。
イヤホンからはハワイアンミュージックをながす。
もうすぐ午前八時。
見に行って、実際になくなったか確かめるか?
いいや、それは辞めよう。
大丈夫、時間が来れば持って行ってくれるのだ。
それでいいんだ。
ああ、やっと終わる。
これさえ無くなれば解放されるのだ。
トラックが走り去る。
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