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【梅村さんに聞いてみたVol.3】クラウドファンディング成功のポイントと、チームメンバーについて
ラフ次元のおふたりにクラウドファンディングについてお伺いする企画。
Vol.3は、これまで計7回のクラウドファンディングを行ってきた梅村さんに「クラウドファンディング成功のポイント」をお伺いした内容をご紹介します。
合わせて、クラウドファンディングを陰でずっと支えてこられたチームメンバーについてのことも!
是非ご一読くださいませ☺︎
(インタビューの実施は9月中旬です)
クラウドファンディング成功のポイント
―梅村さんが思うクラウドファンディング成功のポイントはなんだと思いますか?
梅村さん(以下敬称略):うーん、殺人的にハードルを下げることかな。
僕らのクラウドファンディングも一発目の目標金額を100万200万に設定してたら、多分上手くいかなかったと思います。
僕らのポイントとしては、絶対に集まらない金額を設定しないことと、あとは、お客さんと一緒に作り上げることで証拠を先に握っちゃうこと。
「私それ買います」っていうお客さんの声をちゃんと聞いて、その信頼があった上でクラウドファンディングを発信しているので。
だからそういう点では僕めっちゃビビリだと思います。
それでもダメやったら最悪自分でケツ拭こうと思ってたので、もちろんその覚悟もあったけど、その分用意周到にしてハードルはぎゃんぎゃんに下げてましたね。
―ここまでクラウドファンディングをされて大変だったことはなんですか?
梅村:やっぱり知ってもらうことかな。
相方空さんもそうやし、作家さんやスタッフさんも色々考えてくれているので、面白いことに関してはできる自信はありました。
それをどんだけ広げられるかは本当に僕にかかっているので、それが難しいなと思いました。
例えば僕らより人気のある芸人さんに頼めばなんぼでも拡散力はあるのかもしれないけど、こういう時代だからこそ余計に、自分の足で営業することが大事な気がするかな。
だから変な話、お笑いファンのタウンページが仮にあったとしたら僕多分片っ端から全部電話すると思う。そのくらい一人ひとりと向き合うことの大事さを感じています。
―挫折はありましたか?
梅村:クラウドファンディングのことで言ったら、挫折っていう挫折は無かった気がするなあ。有り難いことに好きなことをトントンとできてきた気がします。
全部簡単だったわけじゃないけど、事故もなく、芸人さんのギャラの滞りもなく、スタッフさんへのギャラも、ちょっと少ないかもしれないけどちゃんと渡せたし。
それに、ちょっとした失敗とかがあっても、そこから得られるものを吸収して次に活かそうと思ってやってきたので。イメージとしては1個のロールプレイングやドラマを作っているような感じです。
そのストーリーをシェアしてるのがうめむら村のみんなであったり、僕らを応援してくれている方で。
だから失敗したい、って言ったら変だけど、失敗しなきゃいけないこともあるなとも思っています。
―失敗しなきゃいけない、というと?
梅村:例えば、孫悟空と孫悟飯は孫悟空の方が人気あるじゃないですか?
悟空の息子としてピッコロにも育てられて、ばちばちに強くってスーパーサイヤ人にも簡単になれた孫悟飯より、何回もやられて何回も死んだし、いっぱい負けてきた孫悟空の方が人気あるのと一緒で。
ボロボロにされてもまだこれで闘うのか…!っていう。
そういう意味では、僕らはちょっと上手くいき続けてしまっている気すらしています。有り難いことなんですけどね。
チームメンバーについて
―チームメンバーはどのように集まったんですか?
梅村:今チームにいてくれてるのは、単独でお世話になっていた方たちや、僕らが立ち上がったときに面白そうですねって声をかけて下さった方たちです。最初にお仕事一緒にしませんかって声かけさせていただいてこのチームになりました。
皆本当に仕事がすごい。単純に全員すごく能力が高いんです。
その点に関してはむちゃくちゃ運が良かったなって思います。
もしかしたらもっと凄い人がいるのかもしれないけど、僕、自分がやってることを面白そうって思ってくれて、頼んだことを形にしてくれた人は皆好きになってしまうんです。自分に興味を持ってくれた人をめちゃくちゃ信用しちゃうというか。
そのあたりは性格が多分経営者向きじゃないというか、人の上に立つ人に向いてないのかもしれないけど。
ただ僕らのゴールって、このコロナの状況でなんとか生き残るために何かやりながら、お給料として皆に還元できないかっていうことだから。
お給料もらいすぎって言ってもらったりするけど、僕からしたら皆の仕事ができすぎやんって本気で思ってます。
そうなると、僕がもっと頑張らないとって思える。それってすごく気持ちの良い相乗効果だなと思います。
あの人仕事適当にしてるから僕も手を抜こうっていう負のスパイラルじゃなくて、あの人すごいなと思ってじゃあ僕もやろうっていう良い循環が生まれる。
それもあったから、ここまで頑張ってこれたと思います。
最後に…
今回の記事で「梅村さんへ聞いてみた」は、一旦最後になります。
コロナで劇場が休演となったあの日から、チームメンバーやお客さんに支えられながら、試行錯誤を繰り返しいくつものドラマを作ってこられた梅村さん。
来月末には、そんな9ヶ月間のドラマと、都度梅村さん自身が感じていた赤裸々な想いがぎっしり詰まった梅村さんの本が発売します。
500部限定発売なので、発売日や購入方法の情報発信をお見逃し無く!