トリプルスタンダード
開幕から腰を折りますが、基となってる「ダブルスタンダード」の語源からすると既に誤用なんですよねこの造語。
「ダブル」という語感のせいで相反する2つの対応がみたいな感じがして「では3つあるならトリプル、4つならクォーターなのでは?」となりそうですが引用の通りいくつあっても整合性がなければ"ダブルスタンダード"でいいそうです。言葉って不思議ですね?
というわけで私にとってのダブルスタンダードとはなにか頭の中の"普通の一般人"さんに聞いてみましょう。
散々擦ってきた「存在理由」が1つあげられるのではないかと。私がバーチャルな世界で生きる理由、画面越しに貴方と触れ合う理由。その辺りに対していくつか矛盾する意識を持っているのでは?と考えています。
ひとつめ「自分なんかが」
これを言うヒトはさっさと筆を折って降板しろって頭の中の常識人が語りかけてくるのですがそんなものは呪詛として一旦放り投げたいと思います、そんなこと気にしてたら話が進みません。
前提として"粋音ユウト"になる前の成功体験が著しく少ないのです。今が成功しているのかどうかのジャッジは皆様に委ねます。ただ、あまりにも褒められる経験がないのでそもそも自分が評価されるに相応しいかと考えると「否」となってしまうんですよね。自分なんかが人気者になれるわけがない、自分なんかがあのヒトのように陽の目を浴びることはない、自分なんかが……考える度に思考回路がぐるぐるしてどうしようもできなくなってしまうのです。
ふたつめ「"私"を見ている貴方がいる限り」
自己の否定は評価者への否定だ、という論を聞いたことはあるでしょうか。いや今貴方は私の口から聞きました、いいですね?
謙遜したり自分を卑下したりすることは簡単です、ハードルを事前に下げておけば万が一、億が一私が評価されることになったとしたとき、元々のハードルが低かったおかげで実情より多少贔屓目に評価される場合があるのです。
では既に頂いている貴方を含めた皆様からの評価は?存在への肯定は?"粋音ユウト"を認知している皆様の価値観は?
自分を卑下すると言うことは自分に価値を見出してくれているあなた方への否定に繋がるのです、少なくとも私はそう考えます。自分を嫌うことは自分を好きと言ってくれる貴方を嫌うのと同義なんだと思います。
最後の1人が私を忘れるまで私は私自身を好きでいなければならない、誰か1人でも私を好きでいてくれる限りはそれに応えなければならない。それが私が"粋音ユウト"として、バーチャルケモショタYouTuberとして、貴方のアイドルとして君臨している原動力になり得るのです。
みっつめ「あの憧れの絵師さんに描いてもらったんだろ!?」
バーチャルケモショタYouTuberになるには、皆様の前に出てくるには、どうしてもアバターなるものが必要となるのです。しかし生憎のところ私は私が満足できるほどの絵心がありません。困りましたね、どうしましょうか?解自体は明白です。仕事として絵の描ける方に依頼をすればいいのです。たまたまプロデューサーが懇意にさせていただいているイラストレーターの方がいらっしゃったので相談をしてもらったところ、これがまさかの快諾。そうして"粋音ユウト"見た目は完成したのです、いやあ自分で言うのもアレですが可愛い外見ですよね。アイドル系バーチャルケモショタYouTuberそのものです。可愛さの極地とは、理想郷とはここにあったんだと。冥利に尽きるとはこのことなのでしょうか。
こんなに可愛い外見で、それも有名なイラストレーターさんにバ美肉(バーチャル美少年肉付け)していただいたんですもの、それはもう万バズどころか億バズ。ジャスティンビーバーすら追い越す勢いでフォロワー数がぶわわわわーっと……ならないんですねこれが。
皆様から愛される見た目を手にしたところで所詮中身は"私"(ここでひとつめ「自分なんかが」に繋がる)残念ながらおバズりさせる能力も無ければ下準備も疎かにデビューして、自己紹介動画から1年3ヶ月も放置してやっと2本眼の動画を上げるこの為体。そりゃ伸びるもんも伸びませんよと。
みっつの感情をまぜまぜクッキング
ひとつはマイナス的思考、残りふたつはプラス的思考。少なくともこうして貴方が見ていてくださる、そして私に姿をくれた皐月ウサギ先生。応援してくれるヒトがいるというのに何故私はそれを数字にすることができないのか。何故こんなところで燻っているのか。頭が上がりません、足を向けて寝れません、何なら申し訳なさの自責の念で希死念慮すら湧いてきます。困りましたね?皆様の期待に応えられないがゆえに全てを投げ出したくなってくることがあるのです。全力を、最善を尽くしたかと言われれば全くそうではないかと思います。まだやれることがあるはず、まだできていないことがあるはず、まだもっと見てもらえるはず。それなのに"私"は何かをするのが怖く、何もしない消費者に成り下がるのです。ああ神様とやらがいるのであれば、この怠惰な私に救いの手を。
ーーわかっているのです、全ては私に責があることを。私の夢はいつか私を描いてくれた皐月ウサギ先生に、そして応援してくださった皆様に、銀の盾やらを可愛らしいケモショタスマイルで自慢してやりたいというのがあります。皆様の協力がなくては達成できないものではありますが、その前に皆様に協力していただける程の価値を私が生み出さなければなりません。そのために今やるべきこと、今後準備をしなければならないこと、過去を振り返り改めなければならないこと。まだまだ私には課題が山ほどあります、何なら山すら覆い尽くすほどには。全てまとめていっぺんに、というのは獣人といえど限界があるので、ひとつひとつ潰せるところは潰して、伸ばせるところは着実に伸ばす。そうして1人でも多くのヒトに認知してもらい私の現実濃度を高めていくのです。
そうして今日もまた、私はバーチャルケモショタYouTuberとして生きて生かされていくのです。いつか皆様に顔向けができるように。
粋音ユウト
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