記事にならない金融情報(2024年のS&P500見通し引き上げを例に)
日本では得ることのできない、英語で発信されている海外の有識者の発言をまとめ、皆様の資産形成力をパワーアップさせる記事を投稿しているCEOらてと申します。
今回は2024年のS&P500の展望について、有識者の発言等を引用しながら皆様へ共有したいと思います。
是非、お楽しみください。
メインの情報源
https://www.bloomberg.com/news/videos/2024-02-19/why-goldman-sachs-lifted-s-p-500-target-to-5-200
2024年もS&P500の予測は強気!
2/16にゴールドマンサックスは、2024年末のS&P500の株価の目標値を5200ドルまで引き上げました。
この記事を書いている現在の株価は5005なので、およそ4%の成長を目標値としているという事です。
これ、金融界からは結構注目されているニュースなんですよね。
なぜなら米国株はここ最近、「過熱感が強い」と言われていたからです。
S&P500も初めて株価が5000に到達しましたね。
そういった理由で、米国の金利下げも延期されるという予測も多くなってきています。
では、なぜS&P500の目標値は引き上げられたのでしょうか。この理由を知っているだけでも、S&P500積立派は色々な意見に惑わされず積立を続けることができると思います。
強気の理由は?
一番の理由に挙げれているのが、S&P500を構成している中でも特に時価総額が高いといわれている7銘柄、通称マグニフィセント7の業績が株価を押し上げるとの予想があることです。
(Alphabet、Amazon、Meta Platforms、Apple、Microsoft、Tesla、Nvidia)
"Everyone's aware, I'm sure, that there are more narrowly based and led by the so-called Magnificent Seven and so forth. David Kostin just raised our S&P 500 target for this year to 5200. Still, you know, several percentage points above where we currently stand, and that's a function purely of earnings delivery."
-Timothy Moe, chief Asia Pacific regional equity strategist at Goldman Sachs
ゴールドマンサックスのストラテジストも構成銘柄の中で特に主要株の貢献度が高いと述べています。
最近ではAIの台頭で恩恵を受けている半導体企業のNvidiaがAlphabet(Googleの親会社)を時価総額で抜いたことも話題になりましたね。
話題のOpen AIもMicrosoftとの関係が強く、今後はさらなる利益を得る見込みです。そんなことも一因となり、一時的にではありますが、マイクロソフトの時価総額はAppleを抜き世界一に返り咲いています。
新しい技術、発明、アイディアなんかが出てきても結局はS&P500に選ばれる大企業がその利益を享受していくことが多いということです。
それ故にみなさん、できるだけ確実に近い投資手法を取りたい方はやはり、コツコツとメジャーどころのインデックスへ積み立てることが大事なのだと思います。
巷では「日本株が調子いい」とか 「NASDAQ の方が成績がいい」なんて声が聞こえてきてその恩恵を受けたかったなあという気持ちが出てくるのもわかります。
そういう方に対しては、オールカントリーでいいじゃないのと、そう思うわけです。
5000は通過点でしかない
次の理由は、1000や2000などの大台へ株価が乗った後も、株価は上昇を続けてきたからです。(もう少し長めのスパンでの話ですが)
こちらのグラフをご覧ください。
こちらはバンク オブ アメリカ(BofA)が出したS&P500の株価の推移を表したグラフです。
上の長ったらしい英語はつまりこう言っています。
「しばらくは株価5000を行ったり来たりするだろうと。」
しかし別の場でBofAのアナリストはこうも述べているわけです。
「株価が5000を行ったり来たりした後にまた大きな強気相場がくるだろう」
つまり本題とは少しずれますが、結局最終的にS&P500は上がるんだろうと、有識者たちは述べているわけですね。
結論
これから先、日本株バブルが到来しようが、インド株が爆発しようが、世界的なパンデミックが起きようが、S&P500を信じるものは、そのままでよいのだ。 という事です。(オルカン派もそれでよいのです、宗派のようなものでどれが正しいということはありません。)
これが今回の結論となります。
余裕のある範囲で積立を続けていきましょう。
留意点
ただ、一つ留意点があるとすれば、為替の影響でしょう。
超ざっくりにいうと、円高に動けば我々の口座内の評価額は大きく下がる可能性があります。
時にそれは-20~30%では収まらない場合もざらにあります。
しかし、それは円換算したときの話で、誤解を恐れずに言えば、保有している株の価値が下がったわけではありません。
なので、焦って売ったりしてはいけませんよ!!
投資信託の取り崩し方などはまたの機会にお話しすることができればと思っています。
今回は久しぶりの投稿なので、こんなとこでしょうか。
ご拝読いただきありがとうございます。また機会があればよろしくお願いします。
-らて
PS.
1年以上ぶりのnote投稿となります。帰国してプライベートの時間に余裕が出てきたこともあり、noteの投稿を再開しようと意気込んでいます。
新NISAも始まり、世間の投資に対する注目度が上がるにつれて、また情報発信をしたいという意欲が強くなりました。
つい先日、久しぶりにアカウントを開くとなんとびっくり、
2記事しか投稿していないのに、本当に多くの方に記事が届いている…。
言葉にできないくらい嬉しかったです。
こんなことなら、なぜこの一年間記事を投稿し続けなかったのかと、大きく後悔しているわけです。
この後悔をまた一年後にしないためにも、今後は定期的に記事を上げていくつもりです。
気の向いたときや、資産形成のモチベーションが下がった時などには、是非読みに来てくださいね。
今回は久しぶりで、記事も緩めのものになりましたが、今後は本腰をしっかりと入れていきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、またの機会に
らて
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