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2023年は新興国株式インデックスが何より熱い!!

2023年投資信託において見逃せないのは新興国!ということで、今回の記事ではS&P500に暗雲??そして新興国株式インデックスをポートフォリオに組み入れるべき理由について話していきます。

突然ですが、投資をしている、もしくは興味がある皆様は、次のファンドのグラフを見てどう思うでしょうか。

「よくわからない」、「アメリカが入っていないじゃないか!」なんて声も聞こえてきそうですね。実はこれ、2023年に注目されている新興国ファンドなんです。筆者は、この新興国ファンドを皆さまのポートフォリオに加えることを強くお勧めします。
(ファンドだけ知りたい方は「まとめ」までスキップ)

今回はそんな新興国株式を勧める理由をお伝えするために、モルガンスタンリーが挙げた2023年の経済テーマ10選から4つを取り上げ、有識者の発言をまとめます!!
(2023/01/17Morganstanley "KEY THEMES FOR 2023"参考)

①欧米企業の収益

"The S&P 500 earnings will likely face significant pressure and enter an earnings recession, and Europe earnings similarly will likely fall 10%".
「S&P500は景気後退局面に入る可能性があり、欧州企業の収益も10%ほど下がるだろう。」

2023年は先進国の景気停滞が予想され、「価格決定力の低下、製造や輸送コストがいずれも高くつくこと」が理由として挙げられています。S&P500や先進国株式の成績に影響がでるかもしれません。

②インドの成長

" India has the conditions in place for an economic boom fueled by offshoring, investment in manufacturing, the energy transition and the country's advanced digital infrastructure.
「インドは海外委託や製造業への投資、エネルギー転換、デジタルインフラの整備などにより好景気へ入る条件が揃っている。」

イギリスの経済紙であるFinancial Timesが、”India’s coming decade of outperformance"(次の10年はインドが卓越する)との見出し記事を発行するほどインドが期待されています。また、インドは経済の輸出依存度が低いことでも知られており、世界経済の落ち込みでも影響が少ないことが理由の一つでしょう。

③中国のV字回復

"we believe a V-shaped recovery in China's growth is now likely, given the sudden change in prior COVID zero policy. We expect a 5.4% GDP growth for China in 2023."
「中国の経済成長がV字回復する見込みで、2023年に5.4%のGDP成長率が予想される。」

中国の予想GDP成長率は5.4%と高く、JETRO(2023/01/12)によると2023年の同成長率がアメリカ0.5%、ユーロ圏0.0%と予想されているため、これらと比較しても中国に成長の期待が持てることがわかります。ゼロコロナ政策の大幅緩和が強く影響していると考えられます。

④サウジアラビア

”With about $1 trillion in "gigaproject" commitments, and rapid demographic shifts, it's our big theme”
「1兆ドル(129兆円)のギガプロジェクトや人口統計の推移により、サウジアラビアが大きなテーマとなる」

世界最大の建造物スカスクレーパー(120㎞)の建築計画による商業的なビックプロジェクトが、この国の経済に貢献すると予想されます。

スカイスクレーパー予想写真


以上より、2023年は「先進国では経済が停滞し、上記の新興国などでは経済が成長する」とモルガンスタンレーが予想していることが分かります。

ここまで長々と話してきましたが、中国・インド・サウジアラビアに対して都合よく投資できるファンドなんてあるのかとお考えの皆さま…そう記事の初めのグラフです。そのファンド名こそ、、、

eMAXIS Slim新興国株式インデックス!

新興国株式インデックスで圧倒的知名度を誇るこのファンドですが、手を出しにくかった方も多いのではないでしょうか。構成比率を見てみると、上記で述べた中国・インド・サウジアラビアが約45%をカバーしています。

また、韓国が数年で日本のGDPを追い越すと予想されてる点や、台湾が日本の人口の6分の1程であることを考慮すると、大きく期待できる構成だと言えるのではないでしょうか!?

さらに組み入れ上位銘柄を見てみると、世界最大の半導体企業である台湾セミコンダクターや韓国のサムスンなどが名を連ねています。

つまり筆者は、eMAXIS Slim新興国株式インデックスも先進国株式インデックスに負けないくらい魅力があるとお伝えしたかったのです!!

まとめ

本記事では、2023年の新興国株式インデックスの魅力をまとめさせていただきました。
ここで皆さまに注意していただきたいことは、新興国に集中投資してしまったり、S&P500などへの積み立てを辞めてしまうことです。

新興国には相応のリスクがありますし、医療業界やニューテックなど先進国ならではの産業が2023年に伸びることを、たくさんの有識者の方が予想しています。

よって、eMAXIS Slim新興国株式インデックスをポートフォリオの一部として組み込む、もしくはeMAXIS Slim全世界株式へ積み立てることが、現状での最適解であると筆者は考えています。(eMAXIS Slim全世界株式にも、中国・インド・サウジが組み込まれています。)

もしかしたら、2023は多くの方が予想しているよりも新興国の大きな成長を見ることができる年になるやもしれません。

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。

CEOらて

P.S.
記事の改善点等あれば、Twitter(@CEO_rate)で気軽にコメントを頂けると幸いです。
前回記事は考えていたよりも多くの方に読んで頂いて、とても驚いています!!
これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。







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