基本情報技術者に合格する為のおすすめ参考書3選
私は2年ほど前に基本情報技術者に合格した。
今回はその時に使った参考書についてお話ししようと思う。
ITパスポートを取得していた状態で勉強を始めた。
資格のレベル的にはITパスポートの1個上の資格であるが、難易度はそれ以上に大きく上がっている印象だ。
ITパスポートは暗記で合格できる部分が多かったが、基本情報技術者には計算問題やアルゴリズムに関する問題が多く出題される。
ITパスポートでの知識は活かせてはいたが、それは暗記問題だけで、計算問題やアルゴリズムの問題はほとんどゼロからの勉強であった。
これから3つの参考書の紹介するのだが、これらは実際に自分が使った参考書の最新バージョンとなる。勉強した順に説明する。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
これはまず0から1の知識をつけるのにおすすめである。
ITパスポートを飛ばして基本情報を取るのは全然ありだと思うし、それならこの参考書がおすすめである。
イラストを使いながら、分かりやすく説明しているので勉強の入り口としては最適の参考書である。過去問をガンガン解いて勉強していくスタイルの人もいると思うが、そんな人もまず一回この参考書を読んだ方が良い。
基礎を理解しやすいが、自身の勉強が進んでくるとこの参考書では段々物足りなくなってきた。
重要な箇所はキタミ式でちゃんと網羅されているが、過去問を解き出すと情報が足りないと感じたし、午後(今で言うとB試験)の対策としては足りないと思った。
かやのき先生の基本情報技術者教室
キタミ式ほどイラストの説明はなく、ページ数は少ないが知識量は多い。
私はこの参考書を試験日まで読んでいた。後半は辞書のような役割であった。
午後試験にも対応していると思うので、足りない部分は自分で書き加える事でこれ一冊で基本情報技術者は対応可能だと思う。
この参考書を読んでいく中で、過去問の点数は合格点に達していた。
だがアルゴリズムが私は絶望的に苦手で、午前(今で言うとA試験)の試験日1週間前にアルゴリズムの勉強を重点的に行った。
アルゴリズムがちゃんと解ける本
このようなアルゴリズムに特化した参考書を勉強したおかげで、より余裕を持って午前試験を通過する事ができた。今は試験Bではアルゴリズムの問題は避けられないそうなので、そう言った意味でもこのような1つの科目に特化した参考書を読むのもお勧めである。
基本情報試験は、基本という言葉が似合わないくらい中々難しい試験だったと私は思う。
ITパスポートと違い、きっちり勉強しないと合格できない。
IT企業においてもこの資格試験を合格できるまで勉強できる人と出来ない人は大きく別れてくると思う。
逆に言えばこの試験を合格できれば、大抵の試験を合格できるだけの努力ができる人だと思う。
現に私も基本情報技術者を合格した後も、資格をいくつか取得したがどれも基本情報よりは全然簡単だったといった感想である。
そんな私もまだまだ勉強中の身である。
今は高度技術者試験に向けて勉強中であるが、基本情報技術者を合格できたという成功体験が自信になっているし、勉強を続けられているモチベーションになっている。
転職においても今後自身のキャリアを助けてくれる試験である。
今私は公共交通機関でシステム担当として働いている。
中途採用で入ったのだがその時に国家試験であるこの資格はウケが良く内定に大きく貢献してくれた。
この記事が今基本情報技術者の取得を考えている人にとって少しでも有効な記事になればと思う。
まずはITパスポートから、勉強の習慣を付けたい方は是非こちらの記事も読んでもらえると嬉しい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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