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よしもと漫才劇場のココが凄い!!

先日、アメトーークで「よしもと漫才劇場芸人」が放送されましたね!
放送延期のハプニングなどもありましたが、待った甲斐がありました...><
本当に最高で面白くて、こんな素敵な企画を実現してくださり本当にありがとうございました。

さて、関東住みでありながら大阪のよしもと漫才劇場をこよなく愛する私が、なぜこんなにもマンゲキに魅了されてしまったのかを考えると、私がマンゲキの策略にまんまとハマってしまっていることに気が付きました。

マンゲキメンバーの面白さ(そして私自身の好きなお笑いの傾向が関西寄りということ)は前提として、ここではよしもと漫才劇場がいかに戦略的にファンを増やしているかを、あくまでファン目線ですが書き殴りたいと思います。
もし万が一このnoteが関係者様の目に触れてしまい、解釈違いがありましたら大変申し訳ございません...出直してきます。

また、この記事は結構前からちょこちょこ編集していたのですが、何故アメトーークの「よしもと漫才劇場芸人」の放送日までに完成させなかったのか…私はまだまだですね。慌てて書きましたので、誤字脱字などありましたら申し訳ございません。

0.概要

まずはよしもと漫才劇場の概要です。
よしもと漫才劇場には、大阪を拠点とする約100組もの吉本芸人が所属しています。
芸歴8年目以下の翔(Kakeru) メンバーと、芸歴9年目以上の極(Kiwami)メンバーで構成されています。 

劇場に所属するためのシステムは以下の通りです。

「kakeru翔GP」が偶数月の隔月で開催となり、「UP TO YOU!」メンバーは含まず、「kakeru翔LIVE」出演対象芸人(芸歴8年目以下)全組でネタバトルが行われる。
ランキング下位のメンバーと、「UP TO YOU!」の各公演1位(1位がすでにサバイバルステージに出演が決まっている場合2位と続く)のメンバーの決勝戦である「UP TO YOU! サバイバルステージ」を勝ち抜いたメンバーは、「Kakeru翔GP」の翌月に開催される「kakeru翔チャレンジバトル」(奇数月隔月)に出演となり、このネタバトルの上位メンバーがよしもと漫才劇場所属となる。
「UP TO YOU!」メンバーとして、「UP TO YOU! サバイバルステージ」を勝ち抜いた芸歴8年目以上の芸人に関しては、「kakeru翔LIVE」出演対象外芸人(芸歴8年目以上)のよしもと漫才劇場所属メンバー全組とのネタバトルイベント「グランドバトル」(偶数月隔月)が行われ、スタッフ・観客投票によるランキングで上位10位以内に入るとよしもと漫才劇場所属となる。なお劇場所属メンバーの降格はなし。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/よしもと漫才劇場#2017年4月以降

それでは、私が考えるよしもと漫才劇場の素晴らしいところを語っていきます!


1.寄席公演と企画公演のバランスの良さ

マンゲキの大まかな公演スケジュールは以下の通りです。

平日・夕方:翔メンバーによる寄席ライブ1公演(水曜のみ配信なし)
平日・夜:芸人主催・もしくは劇場側の打った企画ライブ(2〜3公演)

土日祝・朝〜昼過ぎ、または夕方まで:極メンバーやゲスト芸人・吉本新喜劇などを合わせた寄席公演(2〜3公演・配信なし)
土日祝・それ以降:芸人主催・もしくは劇場側主催の企画ライブ(2〜4公演)

※緊急事態宣言の状況などにより変動あり。20時以降の公演は全て無観客配信のみ。

まず、このバランスがとてもちょうどいい。
平日の夕方は8年目以下の若手芸人がバリバリネタを磨くことができ、配信に流したくない勝負ネタも試せるように水曜日のみ配信を入れていません。

所属芸人が100組ほどいることもあり、1日2〜4枠は芸人が主催ライブを打てるようになっています。
芸人さんの主催ライブ(単独やユニットライブなど)はやっぱり引きがありますし、芸人さんたちもそういった場を大切にしている印象があるので、こんなに打てる枠があるのは素敵な環境だなと思います。
私が配信を買いたいと思うものの多くもこういった芸人さん主催のライブです。

大阪は他にもNGK、森ノ宮、ZAZA 、YESシアターなど大なり小なりたくさん劇場があるのにです。
もちろん、毎月企画公演が打てるには、それだけの実力と集客力を劇場側に認められないといけない可能性は高いです。
(以前、チェリー大作戦の宗安さんがTwitterで「今回の単独が劇場と配信合わせて100枚売れなかったらもう単独打てなくなるかもしれない」とおっしゃっていたのを見ても、やはりある程度の集客が見込めないと打ちにくいと察します。置きチケなどもそういった集客率を測る1つの指標なのかもしれません。)
ですから、芸人さんも自分のやりたいライブを打てるように必死に芸を磨きファンを増やそうとする。素敵な好循環が生まれているのではないでしょうか。

そして、劇場側が打つ企画ライブもとても面白いものが多いです。
どうしてこんなにもファン心理を突いてくるのかと毎回ワクワクします。

こういった企画ライブの良さはなんといっても、芸人さんの素顔が見られる点です。
特に、芸人さんの主催ライブは仲の良いメンバーを集めることが多いので、そういったわちゃわちゃが見られるのはとても魅力的です。
芸人さんが自分たちのやりたいことを自由にやっている雰囲気は、寄席やテレビでは見られない一面なのかなと思います。

一体どんな公演があるのだろう?と気になった方は、ぜひこちらのスケジュールをご覧ください。


また、劇場公演に付随していくつか。

2.配信限定のアフター配信がある

コロナの影響でスタートした有料配信は、お金が無限に稼げるどえらいサービスとなりました。配信が売れると直結で芸人さんのギャラにも繋がるそう。
そんな、ここ最近超重要視されている配信も、マンゲキはこだわり抜いています。
配信限定のアフター配信というのがあるのです。
公演終了後の芸人さんが何名か登場し公演のことを語ったり、単独ライブの場合はLINE LIVEで公約した約束をこのアフター配信でやったりします(詳しくは後述)。
公演を見たお客様も見られない限定動画を配信で流すことで、更なる購入者が狙えるのです。頭が良すぎてビビります。


3.副音声配信

こちらも頭良すぎ問題です!
過去の人気が高かった公演のアーカイブを、出演芸人さんが見て振り返りトークを行う企画です。そういった基準で選ばれているのかは正直わかりませんが、アーカイブをただ流すのではなく、副音声を加えることで更なる価値を付随しており、頭良すぎます。
最近はやっていないのでそこまで人気がなかったのかな…?
でも、めちゃくちゃ良いのでまたやってほしいです!

4.ABCお笑いグランプリファイナリスト決定後の過去の単独のアーカイブ再配信

こちらも漏れなく頭良すぎ問題。
2021年のABCお笑いグランプリが放送された際、そのファイナリストたちの直近の単独ライブのアーカイブを期間限定で再配信したのです。
賞レースを見て新しい芸人さんにハマるのってあるあるじゃないですか。
その需要を完全に理解した再配信ですよね。
ytvやNHKの賞レースのあとはやっていないのでこちらもあまり伸びなかったのかもしれないですが、個人的にはこれからもやってほしい企画です。
ただ、単独ライブって勝負ネタにしたい新ネタを試す場でもあると思うので、芸人さんの意思確認は必要そうですが…笑

5.単独ライブ前のLINE LIVE

LINE LIVEを利用しているのも恐らくマンゲキだけでしょうか?
なんで媒体がLINE LIVEなんだろうと思う部分もありますが笑
単独ライブという芸人さんにとって最も大事なライブの集客率を上げるために、事前に告知配信を劇場側が打ってくれるって、どんだけ親切なんですか…!
私は通知を入れてるので、LINEライブの通知で単独の存在を知ることもあります。
このライブは劇場の楽屋付近の簡易スタジオみたいなところで配信しているので、頻繁にオフの芸人さんが遊びにくるのも面白さの1つです。
ここで総視聴者が一定数を超えたら行う公約というのがあって、先程説明した有料配信のアフター配信の中でその公約を実践します。
いろんな仕掛けがあってワクワクしますよね!

単独前以外にも、「フレンドリーLIVE」という翔メンバーと極メンバーが1組ずつ呼ばれて仲良くなろう!という配信は、普段あまり絡みの少ない翔と極の「絡みが見られます。(ここで撮った写真は劇場で販売されています。)

また、共通のメンバーが集められてトークする特別配信(○○期芸人、地方出身芸人、結婚芸人vs独身芸人など)も面白く、劇場公演でやってもいいような内容の企画を無料でたっぷり見ることができます。

これらはリアルタイムだけでなくアーカイブも残ります。


6.amebaブログでの有料配信ライブレポ等

マンゲキはブログもやってます!
中でも素晴らしいなと思うのが毎日投稿している「有料配信ライブレポート」。
配信ライブって、終演後の評判を聞いて購入することも多くありませんか?
出演者の感想や見た人の評判などをTwitterで見かけて、気になって購入することが私は多いです。
それを公式でやってくれているのがこのブログです!
公式なのでライブ中の写真も豊富で、SNSでは書ききれない内容もブログであれば紹介することができます。
どんなことをしたのかはこのライブレポートを見れば大体わかるし、購入するかどうかの指標にはぴったりです。
とはいえ、これを毎日更新するって凄い…一体誰が書いてるのだろう…
内容も結構濃いので、1時間まるまる見ていないとこの内容のレポは書けないと思います。すごい労力です。本当に感謝です。


7.劇場内の展示物が毎月変わる

こちらは普段は遠くてマンゲキに通えない私が実際に行って驚いたことなのですが、劇場ロビーにさまざまなものが飾られていました。
例えば7月は七夕の短冊、9月は夏の思い出写真でした。この二月は恐らく所属芸人さん全員分。所属芸人さんが多いのでかなり見応えがありましたし、好きな芸人さんのを探すワクワク感がとても良かったです。
その展示物見たさに、配信だけでなく劇場にも行きたいなって思いますよね。
私はなかなか見に行けないので悔しいところですが、こういった現地でしか楽しめない工夫が素敵だなと思いました。
10月はハロウィン仕様だそうなので、気になる方はお早めに!


ここからはYoutubeとSNSの活動を見ていきます。

8.公式Youtubeチャンネルの充実さ

13あるどの劇場よりもYouTubeを活発に利用しているのは、確実にマンゲキではないでしょうか。
なんといっても更新頻度のエグさ
以下は公式チャンネルの概要欄にあるウィークリースケジュールです。

<よしもと漫才劇場チャンネル>
月曜⇒20:00 ラジオドラマ
火曜⇒20:00 おうちごはん 
   21:10 ゲーム実況(生配信)
水曜⇒20:00 ショート企画
木曜⇒20:00 おうちごはん 
   21:10 ゲーム実況(生配信)
金曜⇒20:00 企画動画
土曜⇒20:00 企画動画 
   22:10 ゲーム実況(生配信)
日曜⇒20:00 企画動画

なんとなんとの週10投稿!!!
どのYouTuberよりもストイック...一体何人体制で動かしているのか本当に気になります。過労で倒れないか心配なレベル。
それでも劇場所属メンバーが圧倒的に多いので、ネタ切れなく更新されています。
また、見てわかる通り全てがYouTubeらしい企画動画で、ネタ動画はありません。
もちろんネタ動画は投稿しているのですが、それは年に1度の○周年記念の2分前後のネタ動画のみ。しかし、ここでは有名な芸人さんだけでなく、所属芸人全組のネタが一斉に投稿されていますので、個人チャンネルを持たない芸人さんのネタでも、公式で見ることができます。

週10も投稿されるYoutubeチャンネルですが、具体的にどんなところが良いのかを語っていきます。

①芸人の素顔が見られる

ファンにとって、芸人さんはもちろんネタが面白いから好きになります。しかし、ネタだけで終わらず、その人の人間性まで知ることで更にハマっていくものだと思うのです。
そういった貴重な一面を無料で見させてくれる企画動画は、ファンを増やす一員になっているはずです。
自粛期間から始まった「マンゲキおうちごはん」は、普段は見られない家庭的なオフシーンが見られます。また、完全にボケに走る芸人さんも多く、芸人さんの個性が色濃く現れている素敵なコンテンツです。(先日最終回を迎えたため寂しい気持ちです><)


他にも、
・ドッキリ企画「支配人が呼んでます」
・コンビメイク対決
・10分後大喜利

などなど気になる企画が目白押しです!

②特技や趣味を活かしている

芸人にとって「特技」や「趣味」は立派なセールスポイントです。
アメトーークで「〇〇芸人」として呼んでいただける大チャンスになるかもしれませんから、アメトーークに限りませんが、特技や趣味は仕事に直結する大事なポイントです。
それらを活かした企画を、マンゲキチャンネルでは豊富に揃えています。
例えば、週3でやっているゲーム配信は、大のゲーム好きなジュリエッタ藤本さんとフースーヤ谷口さんが、毎回ゲスト芸人を呼んでゲーム配信をしています。


こちらはとても長いので見返すことは少ないのかなと思っていたのですが、最近short動画にてゲーム配信の切り抜きを投稿し始めました。
あの膨大なアーカイブの中から面白いところを切り抜くのって結構な労力だと思うんですよ…
とはいえ今はショート動画がかなり大事になってきてので、そこにもちゃんと手を出していてマジで凄いです...

他にも、ネイビーズアフロみながわさんの「マンゲキWikipedia調査隊」は、ウチガヤなんかでもよく見られる、みながわさんの物知りな面にフィーチャーしていますね。


「Dr.ハインリッヒのタロット占いの館」は、Dr.ハインリッヒのお二人が完全に個人的に趣味としてやっていたタロット占いを企画化したものです。
実際にミキBASEというテレビ番組で、Dr.ハインリッヒさんがタロット占いを披露する企画が行われるなど、メディア出演のきっかけにもなりました。

「洲崎になろう」「よぴぴになろう」はそれぞれ、イケメンに化けそうor可愛く化けそうな原石をゲストに呼び、洲崎さん風にヘアメイクorよぴぴ風にフルメイクする企画です。なんといってもゲストの人選が非常によく、最近はYoutubeのコミュニティ欄でやってほしいゲストのアンケートを取って、よりファンの方の見たいものを届けられるように工夫されています。


他にも、
令和喜多みな実河野さんの「マンゲキ風紀委員」
エルフ荒川さんの「マンゲキギャル増殖計画」
たくろう赤木さんの「僕と一緒に大喜利やろうよ!」
さや香新山さんの「ガチで答えます!さや香新山の恋愛相談所」

など、各メンバーの特徴を抑えた企画が盛り沢山で大人気です。

③賞レース直後に優勝者にフィーチャーした企画を行うことでより世間への周知を図る

「20の質問シリーズ」というのは、各賞レースで優勝したマンゲキメンバーをもっと知るためのシリーズです。
質問内容やスタッフさんとの絡みも面白く、ただの質問コーナーではないところが見所です。
優勝後は確実に検索数が増えますから、タイムリーに動画を載せるのはかなりの宣伝効果になっているはず。


他にも面白い動画はまだまだたくさんあります!
例えば、マンゲキいろいろランキングは、毎回面白いテーマに沿った芸人さんたちのエピソードを知ることができ、この音楽を聞くだけで「ヘイッ!!」と叫んでしまうほどの中毒動画で、個人的おすすめです(笑)

https://youtube.com/playlist?list=PLW9Yr7DDKf94sO6B-ARBW7MRF5i7TqyKO

マンゲキスタッフさんがマンゲキメンバーのことをよ〜〜〜く理解しているんだなというのがひしひしと伝わる、愛に溢れたチャンネルです。

先程説明したLINE LIVEといいYoutubeといい、
無料で楽しめるコンテンツが豊富なところも戦略なのかなと思います。まだ劇場に行くほどはハマってないけど、ちょっと気になる…
そんなファンもこういった手軽に見られるコンテンツがあれば楽しめるし、劇場に行きたくなること間違いなしです。
ぜひチェックしてみてください!スケジュールはこちら↓


9.SNSで本日のテレビ出演情報を毎日告知

マンゲキメンバーでテレビ出演があるメンバーを毎日TwitterとInstagramストーリーズで告知しています。
こういうのって、普通本人か各芸人のinfoさんがやってるものだと思うのですが、それをマンゲキ公式がやってるんです。
劇場の集客には繋がらないのに!
こういうところにも劇場メンバーへの愛が詰まってるなぁと思います。

もちろん、テレビ出演情報だけでなく、毎公演の開演前・開演後の告知動画なども載せています。時にはライブ中の映像も特別に一部公開したりもしています。
SNSも本当に抜かりなくて素晴らしすぎます。


10.劇場HP専用の宣材写真

こちらはマンゲキきってのカメラ大好き芸人・ポートワシントン笠谷さんとピン芸人の田津原理音さんが、マンゲキメンバーの劇場HP専用の宣材写真を撮るという企画です。
HPを見にきた人を少しでも楽しませようという抜かりないサービス精神に心が打たれました。確実にHPを見にくる人も増えたはずです。
なんといっても、プロのカメラマンではなく芸人さんに任せたことで、他所の人には引き出せない芸人さんの顔を映し出せたのではないでしょうか。



11.TikTokも高頻度で更新

芸人さんの可愛い部分も見たい!!!女の子のファンなら一度は思ったはず…。
そんな需要も、TikTokが応えてくれています!
TikTokに慣れていない芸人さんの様子も可愛いですし、全力で踊ってくださる芸人さんもいたり...。


こういった流行にも敏感なのが素晴らしいです。若いスタッフさんが多いのでしょうか?


...以上、まとめてみたらなんと11個もの素敵なところが見つかりました!
いや、まだまだ数えたらキリがないと思いますし、関東に住んでる私でこれなので、頻繁に劇場に通っている方ならきっともっと素敵なところを知っていると思いますので、よかったら是非コメント欄などで教えてください♡

改めて、アメトーーク「よしもと漫才劇場芸人」最高でした!!

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