見出し画像

Farah Baladiとは?(8/2,9LubnaWS楽曲Baladi Farahについての解説)


写真はレンガという、魚の塩漬け。エジプトのバラディで大好きな食べ物の一つ。見た目は冴えないけれど、シメサバ的な感覚で食べていた。

今日あたり、犠牲祭なので、その頃の写真がよかったんだけど、外付けハードからの取り出し方がわからず。。

さて、

結婚式のバラディというタイトルのついたWSの楽曲。どこが?と思われる方、イメージがつかない方がほとんどだろうということで、オンラインWSの限られた時間を無駄にしないために、Lubnaに、『事前に言っておくように!』とお達しを受け、早朝5時にこれを書いている。働き者だからというより、容量が悪く、仕事が遅いからなのですが。。

眠いし、メガネを娘の寝ている寝室においてきてしまったので、目を凝らしたり細めたり、とても人様にはお見せできない顔でPCに向かっているのであります。

以下、WSご参加される皆様、こちらでちょっと予習しておいてくださいませ。

エジプトの、典型的なシャービー(バラディな)の結婚式は、ストリートで行われる。(今現在は、少し進化している部分もあるけれど)

ドフで、ザッファのリズムが打ち鳴らされ、ザガリートが声高に鳴って、

そして、司会者のような存在のおじさんが、口上を述べる。

『さあさあ、今から素晴らしい、〇〇(歌手やダンサーの名前)が歌うよ!(踊るよ!)
ワッサワッサ!(make spaceの意)皆様、道をあけて!ご注目!』

このバラディの冒頭は、まさにそのシャービーの結婚式そのものを模倣している。1曲のバラディをまるで一つのストーリーに仕立ててしまう、Lubnaのクリエイションの手腕だ。

ここでは、Lubnaをマリカッテルバラディ『バラディの女王』、と紹介している。

ギンギン、アゲアゲのシンセで始まり、ザッファの力強いリズム。(懐かしい!)そして口上。(結婚式だけど全く上品とかではない感じがたまりませんw)
皆さん、ようこそおいでくださいました!さあさあ、注目だよ。バラディの女王、Lubna E,mamの登場だよ!
そして、そこから、アコーディオンの奏でるメロディに乗って、ダンサーがステージに登場するのだ。

冒頭の部分が終わると、典型的な、ザ・エジプト、という感じのバラディ、が始まる。もちろん良い意味で典型的な、その美しさを決して壊さない中で、予想を超えてくるのがLubnaのプロデュースする楽曲だし、振り付け。
今回は、アコーディオンに絡み、なんとカヌーンが登場する。Baladiではあまり使われない楽器だけど、高音が、めちゃくちゃ映えていて最高に綺麗です。そしてフルートも、心に触れるすごいいい仕事をしている。泣きたくなるようなフレーズがあります。

私はこの楽曲と振り付けで、孤独のグルメごっこができるぐらい、好きな作品の一つです。
タイトルの通りの、冒頭のバラディな結婚式のイメージから、そこに続く、まるでタヘヤ・カリオカやヒンドゥ・ロストムが映画の中で歩いていそうな風景が浮かぶ、美しい深いBaladiフィーリング。
皆さんこの楽曲と、振り付けを、是非是非お楽しみください!

そして、お申し込みいただいた皆様、ご予定が合わず参加がかなわないけれど興味を持ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

迷われている方、お申し込みもまだ間に合いますので、引き続き、よろしくお願いいたします!

ちなみに9月はオサマ、こちらもお楽しみに!詳細近々です。

画像1


先ほど名前が出たヒンドゥ・ロストム。アラブのマリリン・モンローと言われたエジプトの女優さんですが、これは若かりし頃のダンスシーン。これ見よがしのダラアですが、ユーモアも溢れるハッピーフィーリング。やっぱりバラディな肝っ玉のバラディな女を感じさせてくれます。


いいなと思ったら応援しよう!