ひとりの小さな一歩が生み出すもの

こんにちは。            

私は、2021年4月からコーチングをベースとして、プロコーチ・人財育成コンサルタントとして活動しています。

50歳を超え、新たな世界に飛び込むことには大きな不安もありましたが、それ以上に"悔いのない人生"を送りたいという想いが強く、28年間勤務した大手生命保険会社を2021年3月末をもって退職しました。

悔いのない人生とは?

現在、プロコーチと人財育成コンサルタントとして活動していますが、そこに至った背景を少し書きたいと思います。

私は地方の田舎町で育ちました。そこで高校まで過ごしたのですが、将来に対するビジョンや思いが全くありませんでした。いわゆる、周りの意見に流されている状況でした。やりたいものが無いため、大学に行く意味が分からず勉強に全く力が入りませんでした。(入らないというか集中できなかったですね。)

そんな様子なので、当然のごとく浪人。一浪後になんとか大学に入ったものの目指すもの・やりたいことがない状態。体育会系の運動部に所属したものの、部活にあけくれ、まさに勉強しない大学生でした。

そんな状況であってもご縁があり、大手生命保険会社に入社することが出来ました。でも、そこで最初に感じたのは、学歴コンプレックス。大半が有名大学で地方の大学は少数派、挙句の果てに、先輩から「その大学出身では、出世できないな」と…。やりたいことを求めて入社した訳でも、出世することが目的で入社した訳でもなかったのですが、自分の進みたい方向性を見出すことが出来ずモヤモヤとした状況で当時は仕事をしていました。

そんな中、30代後半になって自分の本当にやりたいことを探したくなり、突然、多くの本を読み始める時期が来ました。その時に初めて私の人生を動かす「コーチング」に触れる機会がありました。

ある意味、直観で「コーチング」は自分自身に必要なものだと感じ、2007年頃から勉強を始め、認定コーチの資格を取得しました。ちなみに、当時はコーチングと言ってもあまり馴染みのないものでした。

コーチングでは、セッションを受けられるクライアントの方が、本来の自分の力や思いに気づき、自分自身で歩んで行く力となる支援を行ないます。そこでは、コーチとクライアントの信頼関係がとても重要です。

私がコーチングを勉強する際に恵まれていたのは、「良いコーチ」との出会いでした。コーチングは、スキルの習得ももちろん大事ですが、クライアントに寄り添い、クライアントを信じてセッションを行なうマインドがさらに大切であることを身をもって体験させてもらいました。

なぜならコーチを信頼できなければ、考えていることも話をできず表面的なコーチングになってしまうからです。

「コーチングの時間は、クライアントの為の時間」

「答えはクライアントの中に必ずある」

その体験をもとに、心か寄り添うコーチングを自分自身が行ない、自分自身と同じようにモヤモヤと過ごしている方が自分らしく成長して人生を歩んで行く力になりたいと思うようになりました。

また、前職で管理職をしていた際に、「聴く」ことがどれだけコミュニケーション・組織の活性化に重要なものなのかも痛感しました。(この経験については、改めて書きたいと思います。)

時間に対する言い訳と決別し、これらの経験と社会人生活で培ってきた知識等をもとにプロコーチ・人財育成コンサルタントとして活動し、人の役に立つことが、後悔しない生き方と判断し、現在に至ります。

ひとりの小さな一歩

「ひとりの小さな一歩が生み出すもの」から、大きな動きを作るまでには、時間がかかると思います。

でも、「ひとりの小さな一歩が生み出すもの」がなければ、何も始まらない。

自分自身が出来ることを最大限にしつつ、支えてくれる皆さんの力も借りながら一歩ずつ前進していきます!

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