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TapNovelに声優さんを起用した話
こんにちは、komarinetです。
今回は、というかノートを使った記事は初めてなんですが…。
TapNovelのボイス機能について自分なりの苦労話を書いてみようと思います。
ちなみにボイス機能というのは、TapNovel上で自分の書いたストーリーを一万Tapされた人が得られる拡張機能です。
対象となるストーリーは下記のストーリーです。
こちらで鋭意連載中。興味のある方は是非一話だけでも…ってのはさておき。
■ 声優さんを見つけるまで
せっかくボイス機能が出来たのだから、ちゃんとした人に声を入れてもらいたいと思いました。
とはいえこちらアマチュアもアマチュア。
鍵谷さんみたく無償募集が出来るのは業界の人のみです。
誰だってただでこんな素人の作品に出たくはない。というか練習台以上の旨味がありません。
となれば有償でやってみよう。今回に限り、と検索してみました。
見つけたのが『ココナラ』というスキルを売り買いするサイト。テレビCM等でも見かけますよね。
ここで声優さんを探してみました。
幾つか他にもサイトはありますので他でもいいとは思います。
で、見てみたのですが、めちゃくちゃ声優さんいるんですよね。
なので評価の高い人に絞り込んで、金額をおおよそ絞り込んで、あとはデモ音声を聞いて回りました。
『幸せのハリボテ』一話の登場人物は、成人男子数名、成人女子数名、少年少女それぞれ一名と出演者が多数です。じゃあ、声優7、8人雇うか。雇えるかい!
という訳で、演じ分けが出来る人、というのも考慮しながら人捜しを行い、男性声優さん、女性声優さんをお一人ずつ選びました。メインキャラに一番近いイメージの声の方にしました。
■ 声優さんとの取引
ココナラは見積もりのボタンから声優さんご自身と直接相談ができるので、先にラインみたいなメッセンジャーでやり取りをします。
話が決まったら相手が見積もり書のボタンをそのメッセンジャー画面上に出してくれるので、お支払いをすれば取引が進んでいきます。
お話すると、脚本をくださいという話になったのと、皆さん文字数で金額のやり取りをされているので文字数がわかるようにしたほうがいいと思ったのでExcelで脚本を作りました。
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Twitterでも書きましたが、ExcelにあるLenという数式を使うと文字数をカウントして出してくれます。ただ、句読点を一文字にカウントするので、別セルに句読点抜きの欄を作ってそれをカウントする必要があります。
気になる金額ですが、男性と女性それぞれ5000円ずつくらいかかりました。多分合計3000文字、1500文字数ずつの依頼でそのくらいの価格がかかると思います。
依頼するとき、最初に予算を設定するのですが、これが結構重要。文字数を事前にカウントし、その声優さんの価格を確認して概算に近い値を予算額に設定しないといけません。
高く見積もるとそのまま請求される恐れがあります。いや当然なのですけど、スキルを安売りする人などいないのです。
お一方はすごく真面目な方で、文字数このくらいなので価格このくらいですと予算額から低い額にしてきた上に明細まで言ってくれました。多分レアケースです。
■ やってきた音声ファイル
数日すると、音声ファイルが送られてきました。一人はwavファイル、一人はMP3。音声ファイルの詳細は省きますが、前者は大きいけど音質が良い、後者は圧縮音声ファイルなので送りやすいけど下手すると音質が少し悪いかも(圧縮方法にもよる)というファイルです。ただ、どちらも音質に問題はありませんでした。
問題は、音声ファイルがひとつのファイルで送られてくる、ということです。手元には男性声優さんと女性声優さんのファイルが一つずつだけ。全ての台詞が繋がってるのです。何故そうしたか?
分割すると数千円の別料金がかかるからです!
そこまで予算はない!
komarinetのスマホはAndroidなので、分割ソフトを探しました。昔フリーソフト使い倒してた人なのであんまり苦ではありません。
見つけたのがこれ『Super sound』というソフト。
フリーソフト、課金部分もありますが、3日間の試用期間で全機能が使える、超えても390円一月にかかるくらいということで使いました。(試用期間に作業は終わりました。)
このソフトのスプリットという機能(有償機能)でそれぞれのファイルを分割して、分割したファイルをTapNovelMakerに入れていきました。
SuperSoundは編集後、元のファイルをそのまま残して新しいファイルを保存してくれるので安心です。
分割以外にも苦労はありました。作中に男性声優と女性声優を同時に言わせる部分があったり、複数の女性に同時に発言させる部分があったのです。
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それは、マルチトラック編集機能(有償部分)でミックスしました。タイムライン上に声を合わせるだけなので意外と感覚的に出来ました。
■ 音声ファイルの入った自作のTapNovelを聞いてみる
そんなこんなで入力を終え、次の台詞の頭部分とかが間違って入ってる音声ファイルとかの調整を終え、声優さんによって命を吹き込まれたTapNovelを視聴してみました。
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香久乃さんが言ってる意味が分かった。これ、もはや同人ゲームになってる。
どこまでこれをやるかどうかは趣味の問題だと感じました。
ストーリー組める声優さんが声優友達と一緒作ってプロモーションに使う、なんてこともできるなあとも感じました。
■ その他色々
細かいところを言えばきりがありませんが、いくつか気になることはありました。
連続で録音される方が殆どなので、残酷なシーンの台詞が続くと明るいシーンの収録時に陰りが垣間見えるので、明るいシーンから先に撮ってもらうようにお願いしたほうがいいこともあります。
複数の役割を演じてもらうと隣接する台詞のキャラを差別化しようとするために声の雰囲気が変わってしまうので、録音はキャラ毎別で脚本を渡してキャラ別録音をお願いした方が良かったりします。
実際、上記二点から声優さんにはリテイクを一度だけお願いしてしまいました。
あとは声優さん毎にサンプリング音量が異なるので、再生してみたら声の大きさが違うことがあるので、全部分割して入力しまう前に一つ二つTapNovelMakerに入力して聞いて音量調整したほうがいいです。
台詞の前後、特に前の無音が少なすぎると自動Tap上では矢継ぎ早に台詞が語られるように感じられてしまったりするので、無音部分にも注目したほうがいいです。
など。修正すべき点は沢山あったけど、今回はこれで精一杯ということでアップしました。
あとは、エラー。時々台詞が最後の方で消えるというエラーが特定の台詞で起きました。どうやっても改善しないため、お上には報告中です。
■ 声優さん依頼時の注意まとめ
・作中の台詞を2つほど用意してテスト音声をもらって可否を判断する。
・文字数をカウントして依頼前に予算額を計算しておく。
・演じ分けお願いするときはキャラ別録音をお願いする。
・前シーンの感情が他のシーンに影響する可能性があるので、脚本渡すときに気をつける。
■ 最後に
今回ご協力いただいた声優様。
栞里役の佐藤こまき様と駿役のJIN様には大変お世話になりました。こんなアマチュアの作品をお手伝い頂きありがとうございました。