![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80978020/rectangle_large_type_2_cd45e4e83c23569f1510c07fba78067f.png?width=1200)
「Butterfly Effect」制作秘話
皆さんこんにちわ、こんばんわ。lastscalerです。
最近、誰とは言いませんがTwitterのスペースで「2000年代前半のエ○ゲの曲みたい」って言われました。どうやら褒め言葉だったみたいです。自分はやった事無いし今回どう感じられるか分かりませんが、ネタ提供アザーッス!!(って事にしとく)
あと、知り合いになったRiezさん(https://twitter.com/A_Riez_)から、scaleって登るって意味もあるからそれで登山が趣味と思ってました、と言われました。登山が好きになったのは1年前なのでたまたまです。
人生もボカロP活動も右肩上がり!!で登っていきたいlastscalerですどうぞ宜しくお願い致します。
さて、新曲について徒然と語っていきたいと思います。
「Butterfly Effect」lastscaler feat.夏色花梨を公開しました。
【制作の経緯】
「レラソドファミファド」
ボカコレが終わって次のイメージを練ってたんですが、適当に弾いてた時に一つのフレーズができました。「レラソドファミファド」のドリアンモードのメロディーです。神秘的なメロに感じて、このフレーズをベースに、要所要所に散りばめて曲を作ってみたいな、と思ったのが発端です。
最後の「ド」の高低差はありますが、Intro、B、サビの至るところにこのメロが入っています。(転調してるので全てがレから始まる訳ではないですが、
気になる方は是非探しながら聞いてみて下さい。)
参考音源無し。イメージ先行
フレーズをベースにした時に、好きなエモ、ロックにする事は大前提として、神秘的にしたい、幻想的にしたい、と考えた時に「蝶」が思い浮かびました。で、バタフライエフェクトって言葉あったよな?と思って、花梨に羽生やしたらいいんじゃね?と思った次第です。過去作「Invisible Wings」でも六花に羽生やしてましたね。(俺は羽が好きなのか?)
蝶、幻想的に、夜、あとサビはドラマチックに、ロックに…というイメージが先行したので、今回は参考音源は無しで作っていきました。
余談ですが、公開前に誰かとタイトル被りたくないなぁ〜と思ってたんですが、ざるぼうるさん(https://twitter.com/zal_bowl2222)の名曲「放課後スクランブル」の歌詞の中に「Butterfly Effect」が出てきた時にはハッとさせられました。(本人に伝え済み)
ギタリストじゅんぴょん
どの曲でもアレンジが一通り終わり、自分のギターだけでは物足りないかな〜って時はギタリストに発注するんですが、今回はボカコレで仲良くなったじゅんぴょんさん(https://twitter.com/otonariJunP)に弾いて頂きました。「だらだら」という曲でボカコレ2022春ルーキー64位になったイケメンボカロPの方です。
だらだら
— じゅんぴょん@6月中に新曲 (@otonariJunP) April 21, 2022
■歌 : 小春六花
■音楽映像 : じゅんぴょん
Full : https://t.co/KtmXWqg0Ug
美×危×蛙
癖になる味をお届け♡
宜しくお願いします!#ボカコレ2022春ルーキー参加作品 #ボカコレ2022春TOP100参加作品 #synthesizerV #VOCALOID #小春六花 #栗田よ見て #vocaloPost #vocanew #拡散希望 pic.twitter.com/c7r12SHGhY
▶じゅんぴょんさんのリンク
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCSIu...
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/118774648
ギターの全トラックをお任せしたいと思ったんですが、ベーシックは支え程度に溶かすイメージができてたので、楽曲としての疾走感を出すためにクランチを。あとクリーン、最後のオブリのSoloを弾いて頂きました。クランチは元より、最後の泣きのオブリも楽曲を演出して頂いて最高なアレンジになったと思ってます。是非INSTも聞いてみて下さい。(弾いてみたって人が出てくる人を祈ってコード譜も一応置いておこう…)
花梨の調声
簡易ピッチモードが実装されて、今までノリだけでやってた僕の調声も少しは聞けるようになったかなと思います。
花梨の調声は、というか僕の好みの話ですが、ロックやこういう曲調だとジェンダーを気持ち男性寄りに振るとグッと声の説得力が出るかなと思ってます。セクションごとにテンション感を変えても良かったかなとも思いますが、今回は基本的にはテンション0.200、ジェンダー0.155をベースに作りました。それと、SynthVで音作りは完結できない(というかDAW操作の方が楽)と思っているので、書き出した後にDAW側で更にMelodyneのピッチ修正、EQ補正、Volパラメータ(声の突き)を細かく修正しています。(言うてもSynthVのボーカルスタイルの実装が待ち遠しいですね)
Mix8回のトライアンドエラー
まぁ8回やったところで何の自慢にもならん話なんですが、今回はトラック数も多かったというのと、妥協せずにやってみるかということで、スキルアップも目的に、時間をかけてトライアンドエラーを繰り返しました。
エンジニアさんから教えてもらったヘッドホン「SHURE SRH1840」を購入したんですが、これがまた超絶フラットでMixがしやすくなりました。他は元々持っているWaves等のプラグインに加えて、Plugin Allianceのサブスクのメガバンドルを導入したことでMixの幅が広がった気がしています。中でもtownhouse Buss Compressorの存在がでかかったです。
まぁ自己満足の世界ではあるんですが、自分的には形になったかなと思います。
公開に向けて
できた曲はすぐ公開したいと思ってしまう性分なんですが、今回はタイトル先行で絵のイメージもできていたので、楽曲制作中(1コーラス、シンセメロ、歌詞無し)の状態で絵師のうみにゃんさん(https://twitter.com/UminyaP)に発注しました。羽をボワ〜っと光らせてほしい、気持ちこっちを向いて欲しい等の要望にも答えて頂きありがとうございました。
動画は飛んでる蝶の動画素材を探しに探し…土台は僕が作り、そこに野中ハロウィンさん(https://twitter.com/jirai_bugtsune)に発注し、文字とエッセンスを加えてもらいました。ハロウィンさんも動画ベースからは作業したこと無かったみたいですが、我儘を聴いて頂きありがとうございました。
「Butterfly Effect」はサブスクでも配信を開始しました!
この記事を読んだ上で改めて聴いて頂き、感想なんか頂いちゃった日には泣いて喜びます。
世界観を楽しんでもらえたら嬉しいです。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。