2/15 WIN5予想
今週の対象レースは、単勝1倍台の馬が2頭。素直に従うべきか、逆らうべきか・・・。両方飛んでくれれば高配当必死なのだが・・・。個人的には「そこまで荒れない」という読みなので、今週は買い目を絞って。
【結論のまとめ】
WIN1 京都10R 北山S 5 6 (2 1)
WIN2 東京10R バレンタインS 16 14 3 (6)
WIN3 小倉11R 北九州短距離S 10 8 (12 11 1)
WIN4 京都11R 京都記念 5 7
WIN5 東京11R 共同通信杯 8 (3 7)
2×3×2×2×1=24点
WIN1 北山S
この記事を書いている0時時点では、⑤ベストタッチダウンが単勝1倍台で抜けた人気。たしかに、前2走の内容も秀逸。鞍上も川田ということで、鉄板という雰囲気なのだろう。また、ロードレガリスのイメージを重ねている人も多いかもしれない。
ただ、個人的にはベストタッチダウンとロードレガリスと同じにみるのは、ちょっと酷という評価。たしかに早い馬ではあるが、もろさがないわけではない。ただ、層の厚いダート3勝クラスとはいえ、勝ちきれる古豪はだいたい片付いてしまったこともあり、勢いのある新興勢力に魅力があるというのも頷けないわけではない。
ベストタッチダウンが負けるとすれば、乱ペースに巻き込まれての失速か、逆に前を捕まえられないパターンのいずれか。個人的には相性がとにかく悪い川田騎手だが、ダート中距離は他の条件と比較しても信頼できる舞台。乱ペースに巻き込まれて失速というパターンはあまりなさそう。
ということで、これよりも前の馬・・・ということになると、チークを外したことがプラスにでるかもしれない⑥リワードアンヴァル。福島で大敗後も中山で2着にきているように、前走の負けは引きづらないタイプ。それよりも気分よくいけるかどうかだけがポイントの馬。実は、前半35秒台~36秒台前半で押し切る競馬は、実は過去にベストタッチダウンが負けてるパターンでもあり、逆転の筆頭候補としてはこの馬。素質だけならナムラカメタローあたりにも引けを取らないので、気性さえまともになれば重賞級。
扱いに困るのは⑬グレートタイムと⑪グアン。いずれもクラス連対常連の安定勢力。ただ、福永は京都ダート1800では圧倒的に「2着」の多いジョッキー。外枠でロスが多くなりそうなのもあまりよくないだろうし、やっぱり2・3着までという評価。グアンはゲートがアテにならないのが少しネック。こちらもこの枠順だと外々を回らされる可能性が高く「頭」という意味ではどうだろうか。どっちか一頭といわれれば、勝てる馬だから四位にあてがったという可能性があるということでグアンが上。
それなら、内でベストのすぐ後ろにつけられそうな①ブラックウォーリア、②テイエムチェロキーあたりの方が配当的にも妙味がありそう。
④フリーフリッカー、⑦ブライトンロックも2・3着ということならまだしも、頭となると強調材料に欠けるタイプ。仮にリワードアンヴァルが暴走する流れになったらなったで、追走に足を使わされるのが逆にネックだろう。実際、リワードアンヴァルが暴走した近走の勝ち馬は5番手以内の番手馬(に差し・追い込みの組み合わせ)。それならば、前半が35秒台~36秒台前半の流れに滅法強い⑭メイショウタチマチのひも荒れの方がおもしろい。こちらは大外枠は歓迎のタイプだろう。が、さすがに頭は・・・きついか。
WIN2 東京10R バレンタインS
現時点では③ラプタスが少し抜けた人気。たしかにダートに転向してからここまで4連勝。比較的手薄のメンバー構成のここなら連勝の勢いを素直に信頼したいところ。
ただ、当レースは、現行条件になってから過去3年1番人気の勝ち馬はゼロ。ちなみに昨年の勝ち馬は9番人気。逆にそろそろ人気馬で決まると考えることもできるが、気性に難のあるラプタスは初の東京輸送がかなりの懸念材料でもあり、1頭心中というのはあまりにも危険。配当的なこともあるので、個人的には4番手評価まで
本命は、それこそ、このメンバーならということで⑯ブルベアイリーデ。ダートのルメールは・・・という人もいるけど、東京D1400mでは全騎手の中でも抜けた勝率(2017年以降27.5%単勝回収率も100%以上)。逆にここで買わないでという条件ともいえそう。メンバー的には、根岸Sだけ走ればここでは勝てる計算になる。
相手筆頭は、⑭ロードグラディオ。銀蹄Sは距離短縮で化けた印象のあるレース。この距離でならまだ底が見えていないという期待も加味での2番手評価。基準タイムとの比較でいえば、銀蹄Sだけ走ればこのメンバーなら足りる計算。
3番手は、後ろからの馬から1頭ということで⑫ドリュウ。最近の雰囲気だと1200の方がいいかなぁ・・・と個人的には思っているけど、東京1400は元々はこの馬の主戦場。ラプタス自体が速いペースで行きたいタイプなので、展開もこの馬に向きそうではある。
ヒモ穴候補としてあげておきたいのは、調教が意外とよかった④アキノクレッセントと⑥サヴィ。サヴィは、ラプタスが飛ばして離れた2番手でキックバックなしに追走できれば漁夫の利も・・・ということがあるので、買い目に余裕がある人はWIN5でも入れておいてよい1頭。アキノは本当に大穴のヒモ穴候補なので、3連系の3列目推奨。
②ジャスパープリンスは、前走内容も優秀で、松山ジョッキーもこの馬のための東京遠征。ただ、陣営からもそのようなコメントがあるようにこの馬のベストはやはり1200mということで、着候補までの評価。いまのダート路線は「使えるところを使うしかない」のは少し気の毒。人気上位のショームは、乗り方に色々注文のつくタイプなので、個人的にはOPで頭というのはちょっと狙いづらい。
WIN3 小倉11R 北九州記念
こちらは混戦の一戦。現時点では⑧シヴァージと⑪アンヴァルに、⑩メイショウキョウジ、⑰ミラアイトーンが続く人気。
本命は、いまの小倉で好走している⑩メイショウキョウジ。いまの馬場は向いているだろうし、日中に雨があっても対応できるタイプ。前走内容もこのメンバーなら通用するだけの下地はある。
相手筆頭は、こちらも自在性のある⑧シヴァージ。こちらは前2走ともに見所のある内容。元々ダートで使っていた馬なので今の小倉に変わるのもこの馬にとっては前進材料だろう。
基本の軸は晴雨兼用のこの2頭。あとは、レースまでの天候次第。
乾いた馬場でもってくれるなら⑫エンゲルヘン、雨の影響で1分9秒半ばよりも時計がかかるような雰囲気であれば、⑪アンヴァル、①エスターテあたりまで拡げて対応したい。
ちなみに3連系のヒモで狙いたいのは、⑥メイソンジュニアと⑮アルマエルナト。
WIN4 京都11R 京都記念
⑦クロノジェネシス、①カレンブーケドールの4歳牝馬2頭に、⑤ステイフーリッシュが続く人気状況。たしかに、実績的にもこの3頭が抜けた存在。
本命は、⑤ステイフーリッシュ。実は昨年の京都記念でも本命にした馬。ローテーションは昨年とは違うが、京都記念自体リピータ傾向のあるレース。荒れた馬場も気にしないタイプで、あきらかにこの時期のGⅡが狙いという馬。斤量も56kgならここは素直に狙ってよいだろう。ちなみに、過去20年京都記念で54kg、53kgの勝ち馬はゼロ。4歳牝馬はブエナビスタが勝っているがこちらは55kgの有馬記念2着からの臨戦。
相手筆頭は⑦クロノジェネシス。こちらは詰めて使うよりも感覚をあけた方が明らかに良い馬。2200mというのはベストより1ハロン長いと思うが、それは状態の良さで相殺。また、この馬自身昨年のクイーンCで勝っているように、「バゴ産駒はやたら2月に強い」のも強調材料。
①カレンブーケドールは、やはりこのあとにドバイ遠征が待っているというのが気がかり。国枝調教師自身「仕上がりは8割か8割強」といっているように余裕残しの仕上げ。「それでも勝てる」というには、ちょっと相手は揃っているのではないだろうか。JCの2着は胸を張れるといえるが、内枠有利の馬場状況や展開が味方したことは頭に入れておいた方がよさそう。ここでは、古馬との斤量差も小さくなるし、この馬自身休み明けはあまりよくない(だからわざわざドバイ前に使ったともいえる)。さらに、京都2200mはかなり特殊なコースなので、普段関西で騎乗していない津村騎手で最内枠というのも歓迎材料ではないだろう。評価としては、2・3着争いまでというジャッジ。
それならば、中山金杯で外人騎手にかわって一変気配のあった⑨ノーブルマーズの一発掛けの方がおもしろろうだが、こちらもさすがに頭・・・は厳しそう。馬券的には、⑤⑦からの3着(2着)荒れ期待という馬券が一番素直なのではないだろうか。仮に3強の1頭を飛ばずなら、絞らずに全部に流すくらいの対応がオススメ(というくらい、上位3頭以外の馬の差はない)。
WIN5 東京11R 共同通信杯
ここはもう素直に⑧マイラプソディ。個人的にはPOGの指名馬でもあるので予算的にも心中するしかないレース。
とはいえ,早い時計で勝ったこともなく、不安がないわけではないのだけど、昨日のクイーンCを見る限りでは、素直にこの馬でよいだろうという様子。日中に降雨の可能性があるのも、あがりがかかるという意味では、この馬にとってプラス材料だろう。
仮にマイラプソディを負かす可能性が馬といえば、⑦フィリオアレグロか③ココロノトウダイ。
⑦フィリオアレグロは1戦1勝だが、新馬戦はメンバー内容とも優秀。血統的な裏付けもあるだけに、「化け物」の可能性があることは否定できない。
③ココロノトウダイは、ローカル使いのエイシンフラッシュ産駒ということで、軽視されているが、陣営からは夏の時点から「クラシック路線に乗せる」という声もあった「天栄の期待馬」。相手が一気に強化されるここは試金石といえるが、このまま順調にいけばエイシンフラッシュの代表産駒になるだろう。
⑥ダーリントンホールは、能力は高いと思うけど、東京向きか・・・といわれるとどうだろうなぁ・・・というのが個人的な評価。そもそも、今年の函館・札幌の中距離路線はレベルが微妙。ちなみに、ルメール自身もこのレースでは、過去10年で連対すらなし。まあ、ほとんどがテン乗り騎乗になってるから、当然といえば当然か。外国産馬なだけにここはメイチの仕上げなのだろうが、それでも2・3着までではなかろうか。
それだったら昨日から絶好調のヨシトミ先生のシングンバズーカの方が夢があるといえるけど、これはいくら何でも狙いすぎ。掲示板まできたら褒めてあげようと思う。
②ビターエンダーは東京の方がよいというのはわかるけど、京成杯のメンバーレベルで勝ち馬から3馬身差ということを考えると、2・3着候補ならまだしも、逆転候補にとりあげるにはパンチ不足。