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フェルメール(帰属)《聖プラクセディス》が撮影可能に! 国立西洋美術館に行ってきました


暑そうなホッキョクグマ

上野動物園を楽しんだ帰りに久々に国立西洋美術館へ行ってきました。常設展の展示が多少変更されており、新展示・初展示作品も。
企画展のない時期は空いていて見やすいですね。


フェルメールに帰属《聖プラクセディス》

アムステルダムのフェルメール展に貸し出されていた《聖プラクセディス》が戻ってきました。さらに撮影可に。
帰属、という表記ではありますが、近年の国外でのフェルメール展では真作として扱われることも多いです。西洋美術館じたい「フェルメールが見られる美術館」と紹介されることが増えていますね。他に誰もいない状態でゆっくりフェルメールが鑑賞できるのは日本ではまずここだけでしょう。


モネ《睡蓮》

西洋美術館のシンボルと呼べるモネの傑作《睡蓮》も場所が元に戻りました。


ストリンドベリ《インフェルノ(地獄)》

スウェーデンを代表する劇作家・小説家であるストリンドベリの最重要絵画。作者が終生大切にしていた一枚。茂みの中から激しい嵐が見えています。2023年に西洋美術館が購入し、その後展示されています。


ポール・ゴーガン《サン=トゥアン教会、ルーアン》

ルーアンに滞在していた初期のゴーガンの傑作。穏やかな筆致で教会のある風景を描いています。


パブロ・ピカソ《小さな丸帽子を被って座る女性》
パブロ・ピカソ《女性の胸像》

ドラ・マールの目元が印象的なピカソの絵画も初展示。
前後の予定の関係で1時間ほどの滞在でしたが、新展示作品もいくつかあり非常に楽しめました。

ロダン《考える人》

この日はマグリットの絵画のような青空も美しく、屋外・彫刻展示室のブロンズや大理石の彫刻も非常に映えて見えました。自然光で美術を楽しめる環境、素晴らしいです。

西洋美術館はなんといっても駅から近いのが良いですね。ル・コルヴィジェの建築も存分に楽しむことができますし、梅雨時の東京観光に是非。


上野動物園のリャマ。バロック時代の肖像画のような目力