市川猿之助さんの逮捕について想うこと。
歌舞伎界のスター、市川猿之助さんが自殺幇助で逮捕された。
どこもかしこもそれ。
そこで前から違和感というか、気持ち悪く感じることがある。
それは呼び方が「容疑者」になることだ。
例えば今回で言えば、市川猿之助「容疑者」。
今まで「さん」と付けていた人に対して逮捕された途端「容疑者」に変える。
「容疑者」はマスコミ用語だからこぞって使うのだろうけど、それが気持ち悪い。
釈放されれば、手のひらを返して「さん」にまた戻す。それもまた気持ち悪い。
逮捕されようと、「さん」でなぜ突き通さないのか。
家族会議で決定したというけど、もしかしたら自殺幇助で逮捕されるだろう事は織り込み済みだったんだろうか?
自分が容疑者と呼ばれるかも知れない現実。
家族会議で決定したにもかかわらず、法律はなぜかそれを許してくれない。
猿之助さんは両親を失い、自分は生き残ってしまったこと、誰よりも辛いだろうに。
「容疑者」という、突き放したような言葉でまるで、悪しき人かのような印象を与える。
猿之助「さん」は、これから法律なんかでははかれない、親を自殺させてしまったという、子どもとしての罪を感じて生きていくだろう。
そんな人をわざわざ「容疑者」と言って、追い撃ちを周りがかける必要はないと思う。
市川猿之助「さん」には、ぜひまたクイズ番組で頭の良さを見せつけて欲しいし、役者として復帰してほしい。
芸能界は「自殺幇助」や「容疑者」という言葉で猿之助「さん」を排除してはならないと思う。
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