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ポートレート 〜ソフトフォーカス〜

みなさん、お疲れ様です。
Laskey@カメラマンです。

先日、ちょっとソフトフォーカスの
作例を撮らさせて頂きましたので
今日はそのお話し。

使用機材はNikon D850と
Nikkor 85mm f/1.4D
最新のグッズでは無いでーす。😅
このレンズ、逆光に弱いので
界隈では有名?ですけど、光の
具合見ながら変化を付けやすい。
とも言えます。

さて、フィルターなんて、付け
たらそれなりの効果が出ることは
みなさんご存知でしょうけど、
実際に使う時のヒントになり
そうなことを書いてみます。

ブラックミストNo.1 シネマチックかな

デジタルですと、加工でもそれ
らしくは出来ますが、面倒。
リアルに撮影した場合は、光に
よって、滲み方やフレア、ゴースト
の出方が毎回違って、偶然とか、
タイミングが生む光景が撮られる
のが面白く、デジデジしない部分
です。
ハレ切りしながら、ファインダーを
しっかり見れば、そうした変化は
簡単に見て取れます。

例えば、ケンコーのフォギーBは昔
ながらのソフトフォーカスレンズ
フィルターで、効果が大きい方に
なります。(効果が弱めのAタイプ
もあります。)
割と新しいブラックミストや、
今売り出し中のホワイトミストは
ここまで大げさでは無い感じです。

いずれもフィルターガラスに拡散材
を混ぜてたり、コーティングで光の
乱反射を利用して効果を出しています
が、単にソフトなイメージになる。
のでは無く、コントラスト、滲み方
や、被写体の輪郭の残り方、ピント
の芯の残り方に違いがあります。

自分はソフトフォーカス効果を
調整出来る、DC Nikkorの105mm 
や135mmも良く使います。
ソフト効果を使わない時の描写が
好きなのと、Nikonの135mmは
ラインナップがソレしか無いから
なんですけど、(既に型落ち)
レンズの収差でわざとソフト効果を
出すのもまたフィルターとは違って
いて、一言でソフトフォーカスと言
っても意外に奥が深いです。

DC Nikkor 135mm f/2.0 DC効果あり

この他、ソフトフォーカスレンズ
として、現行品で有名なのは、
レンズベビーのベルベットシリーズ。

レンズベビー ベルベット 56mm f/1.6
Model Ange

絞り開放に近いと、グルグルボケも
目立ちますが、ピントの目には
芯が残っています。
特徴的な写りで、結構好きです。
レンズベビーに付いてはまた、
お知らせもあるから、お楽しみに。

Nikkor 85mm f/1.4D
フィルター無し、フード無し 自然光

また、フィルターの場合、効果は
望遠になるほど、F値が明るいほど
強調されるのも特徴です。
レンズの収差でソフト効果を出す
レンズも、フィルターも、主にハイ
ライト部分と周っている光が影響を
受けますが、フィルターは元のレンズ
の特徴を残しながら、イメージに
変化を与えたい時に便利。
ソフトフォーカスレンズの方は描写
そのものが固有のもの。と言ったら
いいのでしょうか?
どっちがいい結果になるか、は
シチュエーションとイメージ次第。

Model LUNA フォギーB

やり過ぎると、ただの低コント
ラスト、白飛び、色乗り悪く、
ピントも良く分から無い。
つまり、雰囲気がいいとか、素敵な
写真には見え無くなるので、なんで
もかんでも付けたらいい。と言う
モノでもありません。

光の拡散と、白ちゃけた写真は
別物です。

顔部分をハレ切り

その他、フィルターはハレ切り
して光をコントロールすることで、
コントラスト高めの部分と霞む部分
を作ったりするなんてことがやり
やすい。

よくある、この使い方がいい。と
言うより、こうした道具の使い方は、
いろいろいじってるウチに発見する
こともあるので、常に創意工夫
の気持ちを忘れず、自分なりの
使い方を見つけると良いですね。
特徴の違いは参考にしてもらうに
せよ、どう使うか?を考える。は
使い手次第。
それがオリジナリティ生むには1番
大切かと思います。

手軽にお試し出来るのもフィルター
のいいところ。
秋、冬は太陽が低いので、逆光が
使いやすいシーズンです。
フィルター1枚カメラバッグに入れ
ておくと、レンズが1本で2度美味し
くなる。(笑)
良かったら試してみてください。






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