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ポートレートを撮ってみよう(4)
Laskey @カメラマンです。
ポチっととか、フォロー
ありがとうございます。
1.構図のお話
さて、写真の明るさ、ボケ
なんかの話から始めましたが、
今日は「構図」について。
です。
ゲージツに正解など無いの
ですが、例えば、私のカラオケ。
音程がおかしい、調子外れの
ものを効いたときに周りが不快
に感じてしまう。なんてことが
あると思います。
それの視覚版が構図です。
早い話し、写真も絵画も見る
のは人なので、人の腑に落ちる
とか、ドキっとする、画面構成
かどうか?と言うことの総称
です。
長い年月の統計的な蓄積から
パターン化されたものがいくつ
かあります。
Model SARINA & LUNA
2.代表的な構図
(1)日の丸構図
しばしば、あまり良くない
構図の代表格として言われ
たりしますが、日本の国旗の
日の丸のように画面中心に
被写体がある構図です。
画面の中心に視線を集める
ので悪いわけではないのです
が、なにも意識してないと
同じ構図、単調になりがち
なので効果的な使い方が必要
です。
上の写真は魚眼レンズで撮影。
こんな風ならユニークですね。
(2)三分割構図
画面を横、縦に3分割し
被写体を配置する構図です。
ポートレートの場合は人物が
向いている方の前が開けて
いた方が安心感があり、逆に
詰まっているとなんか不安
窮屈な感じになりますが、
表現意図によって使い分け
です。
カメラによっては、ファイ
ンダーや液晶画面に構図を
作るためのサポートになる
グリッド(枠線)が表示で
きるものもありますので、
使ってみましょう。
(3)消失点構図
画面の角から奥へ向かう線を
使うことで奥行感を演出し
ます。
ボケの回に書いたとおり、
ピントが合っているのは
モデルさんの部分だけです。
手前、奥の余計なモノはボカ
すことで効果が更にUPします。
(4)シンメトリー構図
画面センターから左右や
上下が対象になっている
構図です。
人物撮影の場合は顔が
三分割構図の上1/3くらい
に入っていると落ち着き
ます。
シンメトリー構図を考える
時は、背景などもシンメ
トリーになる場所を選ぶ
ことがポイントです。
この写真では2人のモデル
さんの立ち位置は背景の
窓とのバランスから「あと
5cm右!」とか細かく
お願いして撮りました。
2人が似たポージング、
カメラ目線だとわざと
らしさバリバリになり
かねないので、一人は目線を
外してもらうことで、単調
な絵にしない。など、
他の要素も入れています。
まだまだ体系化された
構図は沢山あります。
感覚的に良くわからない。
って時は、まずは構図
のセオリーに沿って撮影
しているとそのうち、
なんとなく感覚がついて
いくようになります。
ワークショップだと受講者
の撮影画面をその場で見て
「この場所なら、もっと右
じゃない?」
「ここならこんな風なのも
狙えそう」と、日常的
シーンを題材に撮れるのが
良いですね。
今回はやりやすい構図を
ご紹介しました。一度に
沢山では無く、少しづつ
でいいから、意識して
やってみるといいですね。