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オールドレンズの楽しみ

みなさん、こんにちは。
Laskey@Photographerです。

フルサイズセンサーのミラーレス
デジカメが出たおかげで、フィルム
時代の古いレンズがデジタルで手軽に
楽しめるようになって久しいです。
センサーがフィルムと同じサイズ。
と言うことで、本来のレンズの個性を
楽しめる。
ミラーが無い分、フランジバックが浅く
なりアダプターでフランジバックを
合わせたら、使える訳です。
しかも、ピント拡大なども出来て
シビアな撮影にも使えます。

しかーし、古いレンズはいかんせん
フィルムを想定して設計されています
から、高画素化されたセンサーと相性
がいいかはハテナ?なワケです。
厳密にはローパスフィルターの有無
とか、フィルムとイコールでも無い。

その上、当然ながらレンズの設計や硝材
にコーティングも今のレンズとは違い
ます。
そんなワケで、古いレンズに何を求め
るか?です。

正直、自分は今風に写るなら、今の
レンズで良くて、今のレンズには無い
個性で表現してみたくて、数は少ない
けど、いわゆるオールドレンズも使って
います。
なので、普通に良く写るレンズはつまら
ない。となります。
ましてや、バル切れ、カビ玉、曇り玉の
写りがオールドレンズぽい。なんてのは
はなはだ違う。と、今のレンズがカビた
り曇ったのと大差ありません。

Mayer Trioplan 100mm f2.8

自分は人物撮影がメインですが、静物やネイチャー、スナップで面白く使える
のが好みです。

Helios 85mm F1.5

収差の補正が不十分なので、ボケが
ぐるぐる回るこのレンズ。  
本当ならぐるぐるを狙った訳では無く
より良い写りを求めたんでしょうけど
当時の技術水準や工作技術の限界だっ たのかも知れません。
発色もやや寒色で、ちっとも優秀な
写りでは無いんですけど、なんか 
いい感じと思いません?

Nikkor 55mm F1.2

もう少し新しいNikkorの55mm、開放
絞りだと見事にボケが溶けています。
その上、なんかマッタリとした空間が
出来上がってるように見えます。
こんな風合いはモダンなレンズには
無いような気がするんですけど、どう
でしょうかね?

Lマウント Summaron 35mm f3.5

それとオールドレンズ。やはり
被写体がノスタルジックだと、尚
ハマる気がします。
と言うか、ファインダーを覗いた時に
既にノスタルジックに見えるから、
そう撮ろうと思うと言うか。
カメラの設定も合わせて変えている
気がします。
モダンのレンズだともっとスッキリ
写ってしまう。と言うか撮ってしまう
と言うかね。

Fマウント改造、Summicron 90mm f2.0

たまにはこんな風にじっくり撮って
みたい。ちょっとした場所探しながら
、マニュアルフォーカスは時間かかる
けど、古いレンズを通して見る、ちょっ
とタイムスリップしたような情景が
切り取れたら、やはり古いレンズなら
では。みたいな楽しみが見えて来る気
がします。

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