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それ、写真家?

みなさん、お疲れ様です。
Laskey@Photographerです。

デジタル時代ならではなんでしょう。
写真の基礎を知らない、引き出しが
著しく少ない。経験も無い。
こう言う人が「写真家」を名乗り、
一般人から、前撮りや、七五三やら、
なんやらの写真を有償で撮って商売に
している。

いやー、びっくり。
ちょいと舐め過ぎてないか?

「あなたもプロになれる!」とか言っ
てる無責任な写真教室もあるようで、
かなり、気をつけ無いとそんなレベルでいいんだ。と勘違いしてしまうで
しょう。
フリーランスが写真だけで食うのは
先ずムリだからオススメしません。
音楽家と同じ、かなり成功率は低い。

ごくたまーに、自分の講座にそう言う
人が来るけど、カメラの使い方、カメ
ラの写真機としての機能、ライティン
グ、基礎知識。コミュニケーション。
なーんにも知りません。
有償フォトグラファーだよね?
露出計とか、ストロボの使い方すら知
らないって?エェ…。
ちょいと危機感覚えて来たならまだ
マシですが、大抵は1回来て、あとは
来ません(笑)
ま、もっともそう言う人はちゃんと
学校か、既に大成してる門下に行って
コネ貰った方がいい。

多灯ライティングなんかは、単体露出
計でバランスを見たりします。
何をやってるのか?の説明はするけど、
何のことやら?なのかもしれない。
おそらく、用語も通じて無い。

が、じゃあ、写真どうしてんのかな?
と思ったら、取り敢えず撮って、あとは
レタッチ。で、このレタッチの技は
確かにゴリゴリにたけているみたい。

元の写真はハッキリ言って、「えぇ〜
!?」レベルなんだけど、後でなんとでもなる。と、気にして無いから、営業
の仕方も自分からしたら、怖いもの知
らず。
大伸ばしや、紙にプリントしなきゃ、
見れるんだろう。
つまりはスマホ媒体で見る為の写真
ってこと?

出来た写真は言わずもがなのアニメ
トーンだったりする訳だけど、今は
ソレで商売が出来る。ってこと。

他人の大切な一瞬を納める写真が
そんなお気楽でいい訳無かろう。と
思ったけど、フィルム世代の人が
経験した「取り返しのつかない大失
敗」。
デジタルではコレが格段に減ったので
ハードルも思い切り下がってるのかも
知れません。失敗が減ること自体は
技術の進歩で凄くいいことではありま
す。

そんな訳で、アタマごなしに否定は
出来ないかも知れないけど、マインド
が写真家じゃなくて、別物だと思う
ね。
元画は素材程度の扱いってのは、
撮影が簡単になった反面、何か失って
無いだろうか?
写真に限らず何か似た空気を感じる。
考え過ぎ?年寄りの戯言かな?

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