“ベスコス落ち”コスメ 2024上半期
買ったは良いけど思ってたのと違った、自分には使いこなせなかった
様々な理由でベスコス入りしなかったアイテムの備忘録
Obagi オバジC デイセラムUV
同時発売のBBクリームは使った瞬間ベスコス入りを確信したほど好きだったんですけど、日焼け止めの方は微妙な使用感でした
テスクチャは重ためで伸びが悪く、白くムラになります
その上、下地やファンデを塗ると消しカスのようなモロモロが出現
様々なベースアイテムを組み合わせてみましたが、必ずと言っていいほどモロモロが出ます
下地を塗るまでに時間を置いたり、肌表面の油分をティッシュオフしてからメイクするなどの工夫をしてもダメ
良い点はしっとり感とケア効果の高さ
首やデコルテに贅沢に使っています
M・A・C スタジオ フィックス マッティファイン シャイン コントロール プライマー
毛穴を埋めて皮脂テカリを防ぐという謳い文句のプライマー
ゆるいジェルタイプのテクスチャで、塗った箇所がサラサラになります
私の毛穴とは相性が悪かったようで、小鼻に使うと上から乗せたコントロールカラーが毛穴落ちしてしまいました
オイルブロック効果も期待したほどでなく、これは失敗したと思いましたが、小鼻を除いた全顔に使うと丁度良い仕上がりに
使用順は日焼け止めの直後、カラーコントロール系アイテムの前に手で薄く伸ばします
潤いを奪う感じがないので、マットなファンデやパウダーを重ねてもパサつきなく綺麗に仕上がります
毛穴を埋める効果も皮脂を吸着する効果も中途半端ですが、乾燥や毛穴詰まりは気にせず使えるといった所でしょうか
※使用季節は春夏、肌質は混合肌
毛穴埋め効果の高い下地を使うと小さな吹き出物ができがちなタイプですが、こちらは肌荒れすることなく使用できました
期待した効果は得られなかったものの、全顔用としてはなかなか良い仕事をする下地でした
Wonjungyo ウォンジョンヨ フィクシングブラーパウダーN 02 プレーンベージュ
リニューアル後の推しの子コラボのタイミングで購入
(推しの子は未読です)
小麦粉のようなさらふわ質感でカバー力があり、肌のアラをぼかしてくれる白ベージュのお粉
フェイスパウダーではなく「お粉」と呼びたくなる仕上がりです
崩れないし、乾燥もしないけどこれと言って尖ったところが無いというか…
ヴェールを纏ったような美しい透明感や、皮脂吸着効果の高さといった突出した長所が思い浮かびません
付属のパフは毛足の短いフェルトのような質感で、それもあまり好みではありませんでした
使った時の感動はなかったものの、あらゆる項目で一定以上の基準をクリアしているベーシックなアイテムという印象です
3000円以下のミドルプライスで優秀なパウダーを探している人向け
dasique コレクティングフィニッシュパウダー 02 ミルキーライト
ミルキーな寒色系のマーブル模様が見目麗しいプレストタイプのパウダー
パール入りで月明かりのようなツヤが出ますが、肌表面はさらっとした手触りに
ほんのりトーンアップ効果もあります
NARSのオパール模様のリフ粉に似ているとの口コミがありましたが、全くの別物です
スウォッチを取ると一見似ているようにも感じますが、メイクキープ効果が雲泥の差
混合肌の私が使うと皮脂と一緒にドロっと崩れてしまいます
乾燥肌の人なら問題なく使えるのかな?
フェイスパウダーとしては不適格ですが、チークをぼかしたり、マット系ハイライトの代わりに使うと良い感じになることに気がつきました
柔らかい光で肌が綺麗に見えるんですよね
ハイライトが不得意なブルベ夏にはぴったりの質感でした
POLA ディエム クルール カラーブレンドパウダーコンシーラー
色を混ぜて肌色を作るパウダーコンシーラー
厚みが出ず自然にカバーできるとのことで薄肌界隈で評価の高い製品ですが、絶望的に色が合わなかった、それだけです
使い方をよく読んだ上で、手の甲で馴染ませてから付けても、粉含みの穏やかなブラシに変えても、黄色やオレンジが肌の上で主張してしまいます
パウダー系の補正アイテムは手軽さも魅力の一つで、使うのにこれだけ苦労する時点で自分の肌には合っていないのだと思いました
色白の人は要タッチアップです
ディエムクルールといえば今月発売されたばかりの下地 カラートリックプライマーをタッチアップをしてもらったのですが、こちらも私の肌より暗い色出しでした
見た目はブルーの下地ですが、赤や黄色のカラーカプセルが配合されており、伸ばしていくとカプセルが弾けてピンクベージュに色が変わる面白いアイテムです
問題はブルーの補正効果が感じられないことで、私の肌と比較すると暗くて赤みの強いベージュになってしまいます
「トーンアップ効果があるんですよ」と言いながら塗ってくれたBAさんも気まずそうにしていました
こうやって書いているとものすごく色の白い人みたいに思われるかもしれませんが、アジア人の中ではややピンク味が強い明るめのスキントーンというくらいの、ごく一般的な肌色です
FASIO ウルトラカバー コンシーラー WP 01ライトベージュ
スフレみたいなエアリー質感のハイカバーなポットコンシーラー
粉体が多く“厚み”が出るので、薄肌には相性が悪く感じました
この厚みを生かし、顔の中央をふっくらさせて中高(なかだか)な印象を作るベースメイクを我らがアンドロジナス・小田切ヒロ氏が実践していました
使い手に技術があればこんなにも素敵に仕上がるんですね
FASIOのコンシーラーが出てくるのは動画の5:00〜あたりです
THREE グラムトーンカラーカスタード E
X01 FIND THE NEW
クリアグレーのベースに偏光パールがぎっしり詰まったマルチバーム
角度によってピンクやライラックに見える様子が美しく、完全にビジュアル買いです
濡れツヤ感が出るとの前評判でしたが、なんとも地味で使い所のないアイテムでした
肝心の偏光感は肌の上では感じられません
アイメイクのベース代わりに仕込むとあまりにも影が薄く、単体で使うには印象が弱い
アイシャドウの上から使おうにもバームのツヤを出すためには何度か重ねないといけないので、アイメイクのヨレが気になります
ハイライトとしては存在感がイマイチで、デューイーなツヤが出るCHANELのボームエサンシエルや、パール感が美しいNARSのマルティプルには遠く及びません
唇に乗せるとほんのりパール感やツヤを感じられますが、その手のリップアイテムなら使用感と仕上がりの良い上位互換がいくらでもあるので、これでなきゃいけない理由が無いんですよね
THREEは世界観を愛してやまないブランドの一つで常に新作をチェックしていますが、時折立ち位置がよく分からない、“ひとクセ・ひと手間・うっすらニュアンス”の三拍子揃ったアイテムを出す印象があります
まぁそういうのがお洒落っぽくて買っちゃうんですけど
【後日談】
この記事を書きながら使い方を研究した結果、メイク直し時のツヤ足しとして使うと良い感じになることが分かりました
Dinto ブラーグローイリップティント219 Ave Maria
公式のイメージ画像で一目惚れしてQ10のメガ割で購入
公式の画像と実物の色味が異なることなんてどこのブランドでも良くあることですが、こちらに関してはものすごーく使いやすいピンクベージュで拍子抜けというかなんというか…
SNSで見つけたこちらの画像が実物に近いです
お伽話に出てくる美しいヴィランが付けていそうな退廃的な色を想像していたのに、やってきたのは全方位型のいい子ちゃんなピンクベージュ
こういう色はrom&ndとかdaisiqueあたりに任せておけば良くて、もっとこう、ダウナーな感じが売りなんじゃないのかdintoは
などと文句を垂れながらライラックカラーのグロスと混ぜて使ったりしていました
青みとくすみを少し足すと公式画像のような色味になります
製品自体は水っぽい膜感が可愛く、ほどほどに色持ちも良いので、一つ持っておいて損はないと感じました
ベスコス落ち記事はこれでおしまいです
あまりネガティブな内容にならないよう考えて書いたつもりですが、気分を害された方がいたらごめんなさい
ここまで読んでくれてありがとうございました