求職者と求人企業のマッチング率を高めるコツ
求職者の採用が決定して、初めて報酬を得られる人材紹介業では、求職者をいかに求人へ応募させるか・求人企業ににどれだけ求職者を集められるか、といった母集団の形成・マッチング率の向上が、売上UPに直結します。
双方のニーズを満たさない、無理のあるマッチングをしてしまうと、求職者・企業からの信頼が低下にもつながるため、様々な観点から思考を巡らせる必要があります。
本記事では、求職者・求人企業双方にとって有益なマッチングを実現するために、人材紹介エージェントが留意すべきポイントをご紹介します。
1.マッチングのために必要な情報を収集する
求職者と求人のマッチング率を高めるには、前提としてマッチングに必要な情報をエージェント側で把握ができているかどうかが重要です。
①求職者に聞いておきたい情報
年齢・性別・学歴・職歴といった、履歴書・職務経歴書から分かる情報のほか、面談時にいかに求職者の要望をくみ取れるかといった部分が非常に重要です。
最低限、下記の情報は把握しておくようにしましょう。
②求人企業に聞いておきたい情報
最低限、求人票に記載すべき情報は確認が必要になります。その上で、マッチングの際に有益となる情報は下記の通りです。
2.マッチングの際に気を付けるポイント
①求職者に求人紹介をする際のポイント
「その求職者の希望に合い、なおかつ採用される可能性の高い求人」を見つけることがポイントです。
この際、求職者の希望を満たせる求人がない場合・希望求人の採用要件を求職者が満たしてない場合などは、希望条件の緩和を試みます。
とはいえ、信頼関係ができてないうちに希望条件の緩和を試みると、
「このエージェントは親身になってくれない」
「希望と違う案件ばかり紹介される」
といったマイナスイメージを持たれてしまうため、注意が必要です。
希望条件を満たしていない求人を提案する際は、
「なぜその求人を紹介するのか」
といった、エージェント目線での提案理由をしっかりと求職者に伝えることが大切です。
②求人企業に求職者を紹介する際のポイント
「求人企業の採用要件を満たしており、その人材を採用することで、求人の募集背景にある課題を解決できるかどうか」がポイントになります。
採用要件が高く、求人企業が求める要件を満たす求職者が転職市場にいない場合は、採用要件の緩和を試みます。
また、採用要件を満たす求職者がいるにも関わらず、応募が集まらないという場合は、ターゲットとしている求職者層が興味を持ちそうな待遇・企業の特徴などの情報を収集し、アピールをすることが大切です。
上記のようなPDCAを回すことによって、求職者の母集団を形成し、紹介に結び付けていきます。
企業の採用要件を満たしていない求職者を提案する際は、
「なぜその求職者を紹介するのか」
といった、エージェント目線での提案理由をしっかりと求人企業に伝えることが大切です。
3.マッチング率の向上に向けてできること
① 面接後のフィードバックを活用する
面接が実施された際に、求人企業や求職者から、そのフィードバックを得ることで、双方に対して、次回以降の面接サポートに役立てることができます。
② 求人企業のイベントやセミナーを実施する
求人企業についての説明会などを実施することにより、求職者が企業に対しての理解を深め、求人企業の採用ターゲット層からの応募促進につなげることが可能です。
③ 求人情報を定期的に更新する
古い求人情報は求職者の誤解を招く可能性があるため、定期的に更新し、常に最新の情報を提供することが重要です。
4.システムを使用して効率化を図る
リクサス株式会社では、人材紹介事業向けの管理システム『LaS』 を提供しております。
LaSでは、求職者の希望条件や求人企業の採用要件などを細かく管理できるだけでなく、面接のフィードバックを蓄積し、マッチング率向上にご活用いただくことなども可能です。
その他、事業課題に応じた業務効率化のためのソリューションがございますため、少しでも気になることがございましたら、まずはお気軽にご連絡をください。