50代無職。こんなお金のない時に、問題発生。
2024年6月4日。
姉さん、事件です。
以前noteにも書いた「家電がそろそろヤバいのだ」が、起こるべくして起きてしまった。
週末、久しぶりに友人が夕食をしにやってくるというので、張り切って掃除をしようとねじり鉢巻に襷掛けで「ようし!」と腕まくりをしながら年期の入った Dyson V8 fluffy +のトリガーを握ったところ、シーンと静まりかえったまま何度か赤いランプが点滅して静かに消えた。
「ん?どゆこと?」
コンセントやケーブル、Dysonスタンド(?)などを入念に確認したけど、微動だにしない掃除機。
嘘だろ、昨日まであんなに元気だったじゃないか・・。俺は信じない!きっと何かの間違いだ!動いてくれ!動いてくれよおおお・・・!!
と何度も熱く語りかけたが、突然の不具合を「もおおおし訳ございませんッ!!」と詫びも言わずに(冒頭からの高嶋政伸ネタをまだ引っ張る)、そのうち赤ランプも点灯しなくなって私の腕の中でその生涯を終えたのだった。
呆然となりながらDysonのサポートに問い合わせをしてみるも、バッテリー交換&修理になりそうとのことで万札数枚に羽が生えて飛んでいく模様。
しかし修理やパーツ交換などしたところでなんせ古い機種。また不具合が発生する可能性も捨てきれないため、渋々新品を購入することにした。
2日間パソコン画面を見つめながら悩みに悩み、寝る前にはベッドで携帯の画面を見つめながら悩みに悩み、絶対にやりたくなかったカードでの分割払い(今のままだと支払いに不安が)にて精算。
いつもニコニコ現金払いをモットーに生きてきたが、(元夫は自分が遊ぶお金を私に黙ってすぐ借りる人だったため、苦労したからローンとか分割払いとかしたくなかった)そんなことは言っていられない。
目を閉じ、震える指で「注文確定」ボタンを
「ううう・・・・・・・・・え〜いっ!」とクリックしたのだった。
掃除機がない数日間は、あまり吸わないやる気のないロボット掃除機でサラッと埃を取ったあと、マイクロファイバークロスを使って端から端まで床を拭きまくった。
「そういえば昔、元夫とオペラ・ガルニエでシンデレラのオペラを見たなあ」と、灰かぶり姫ならぬ埃かぶり姫は、這いつくばったまま床を拭き拭き思うのだった。ゲホゲホ。
これまで使っていたV8ちゃんは床に置いて数枚写真を撮り、別れを告げて粗大ゴミの予約をした。
さあいよいよ家計が大詰めを迎えたぞ。
届いた新しい掃除機は以前より軽いし、新機能も搭載しているけど全くテンションが上がらない。
ヴァン・ヘイレンのJUMPとかマツケンサンバⅡをBGMに掃除をしたら少しは上がるのだろうか。
実際はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の気分なんだけど。