見出し画像

50代バツイチ。バツの先輩からアドバイスいただいたこと。

2024年9月23日。
次男が携帯を買い替えるのに伴い、私の協力が必要なようで、携帯屋さんから突然電話がかかってきた。
そんな時だけね。しかも聞いたことない明るく感じ良い声でね。
お店の人に代わると言われて若い男性と話したのだが、その人は終始私を「奥様」と呼ぶ。
過去には確かに奥様だった。だが現在は誰の奥様でもない。ましてや次男の奥様でもない。
否定するのもなぁとそのまま話を続けていたのだが、なぜ「お母様」と呼ばないのか。
おかげで返事をする度に、「奥様」になりきって嘘をついているような気分になるじゃないか。
「madame」みたいな呼称があれば良いのにね。

今夜のひとりご飯。
キッシュが食べたかったがひとり用の型がなく、
セルクル型で小松菜とベーコンのキッシュを作ってみた。
デザートはカッサータ。
白ワインが欲しかったけど、
ここは白葡萄のチューハイで済ませた。
「庶民のシャンパン」と言っておこうか。

今行っている美容院は40代前半の美人が一人で切り盛りしているのだが(小料理屋感のある表現)、誰かの奥さんだと思われるとややこしいので、私がバツイチだということを通い始め早々に伝えていた。
先日帰り際にお会計をしていると、「ずっと話してなかったけど、実は私バツ2なんですよ」と言われた。なぜ今急に暴露?
その後続けて言われたこと。

・3回目の結婚をしたいと思って常にアンテナを張っている
・もし結婚することはなくてもずっと恋愛はしていたい
・どこに出かけても「この中でならこの人」(付き合うとかではなく、ペアを組むとしたらでもいい)と仮定を立てて、異性を意識している
・étoileさんと同じ年代やそれ以上の年齢でバツのある人たちは、アプリをしたりさまざまなところで出会いを積極的に楽しんでいる
・étoileさんはがっちり鍵をかけて異性を全く寄せ付けない感じがする

というような話であった。
「étoileさんは自分で色々制限をかけてるけど勿体無いですよ!いつもそう思っていました。帰りの電車で『この車両の中でならこの人』ってやってみてください!」と言われた。

アドバイスで追加料金が発生するのではと思ったが、うーむ、美容系の仕事だということを差し引いても、この方はいつもキラキラした雰囲気を纏っている。そして見た目は美人だが、そこはかとない可愛らしさもあるのだ。
美の秘訣はこれだったのか!
2度も結婚できたのはやっぱり魅力があるからだな。
目から鱗がパラリと2枚、足元に落ちていった。


すぐに実行すべきと思ったのに、家で一人待っている犬子(実際は違う名前)に思いを馳せ、仕事に思いを馳せ、携帯を取り出して調べ物をしているうちに最寄駅に到着し、いつものように夜空を堪能しながら帰路を急ぎ帰宅。
ああ、一切周りを見ていなかったー・・。

そして、あれが食べたいとか、あれが美味しそうとか、あれを食べに行ってみたいとか、私が一番興味を示しているのは食べること。
昔の漫画で見た、捲れ上がったTシャツにでべそを出し、両手に骨付き肉を持ってる口の周りが油ぎった肥満児か。(自分の名誉のために言う。太ってはいない)

美容院のキラキラ美人の思考と全然違う。
こういうところなんだろうな、魅力のあるなしって。
今からでもこの思考を修正しようと、自分の名前を「プライド高子(たかこ)」と心の中で呼んでみた。
「お前は何様だよ、偉そうに。ただカッコつけてるだけじゃないのか。ん?どうなんだ?」と侮辱してみた。
「いや、偉そうにするつもりはないし、カッコつけてるつもりも・・」と即座に答えが返ってきたが、これじゃただ一人二役の寸劇だ。
アドバイスを聞いて、一体私は何をしているのか。

サポートしても良くってよ。