PC横浜'24 ジャッジレポート
前置き
本レポートは、PC横浜’24に参加した1ジャッジの、個人的な記録および裁定の記録です。
主観交じりの内容・乱文乱筆・雑に取ったメモによる記憶の欠落等々、様々な読み辛さが滲むと思いますが、ご笑覧頂けたら幸いです。
今回の担当
1日目:ジャパンスタンダードカップ デッキチェック
2日目:サイドイベント(大乱闘シールド)
どちらも初挑戦タスクであり、「やりがいあるなあ」と「あ、これ先輩方に迷惑かけるな」を同時に感じてました。
今回の目標
1日目:デッキチェックの仕事を覚える。
2日目:カルロフ邸殺人事件および《ティシャーナの潮縛り》関連のコールで裁定を間違えない。
1日目について
大規模大会へのジャッジ参加経験こそあるものの、デッキチェックへのシフト割り振りは今回が初めてになります。持ってる知識はJAのスキルツリーとカンファレンスで教えられた中級編講座(どこかで初級のレジュメだけでも読みたい)、先輩ジャッジからの思い出話のみです。(つまり完全ニュービー)
そのため、まずはデッキチェックがどういう仕事で何をするべきか、仕事をする上でどのように行うべきかを学びたいと思います。
2日目について
今回、PC横浜は新セットリリースの2日後です。恐らく、ルールや挙動に関するコールは都度調べながらの対応となるでしょう。その際に間違った裁定を出さないよう(そして可能な限り早く対応できるよう)に心掛けます。潮縛り?アイツは無限にジャッジコール生産するので特別扱いです。
振り返り
1日目
○デッキチェック時は画面が大きい方がいいと聞いて押し入れからタブレット引っ張り出して持って行ったけど全く使わず
→古い機種なので読み込みが遅い&Discord入れてなかったので、イベント管理Botから該当プレイヤーのリストへ直接飛べない
⇒画面の大きさのメリットに対して作業に時間がかかる、というデメリットが大きすぎ
結論:想定不足&準備不足(スマホとタブレットの読み込み時間の差や、前回以前のチェックの手順を過去のチャンネルで確認すれば事前に対応できた)
○ラウンドをこなす内に基本的な仕事やコツ(ハントする際の挙動とか、チェックする順番とか)は覚えられたが、それを覚える・作業を熟すのに必死になってしまい、ペアの先輩ジャッジやTLに頼りっきりになってしまった部分があった(ハントの選定、チェック中のタイマー管理、土地のパイル/チェック)。
→後半ラウンドでは(パイルはしてもらったけど)土地チェックまで自分で担当できる程度には作業を早められたので、次回以降は「75枚全体のパイル/チェックを自分で熟す」を目標にする。
○カード名に関して、英語(Melee)と日本語(実カード)が結び付かず、リストを画像表示に変更して確認することが何度かあった。単純にロスなので、競技に使われるようなカードはなるべく覚える努力をする。
→アリーナスタンを英語でやる、レジェンダリーの英語表記を知る、テンプレート翻訳の対応単語を覚える等
○今回もMelee操作に関する質問が何度かあったが、全て自分で対応できた。前回は(プレイヤーとしてMelee使う規模の大会に出てないのもあって)やり方分からん&周りに投げてばっかりだったので、小さいけど成長一つ。
2日目
○大乱闘戦、という特殊なルールだったため、ターンマーカーでの運用に慣れてないプレイヤーがターンを早く始めてしまうor始められる状況になってもターンを始めないことが良くあったが、細かく声掛けが出来た。
→反面、盤面が込み入ってくると長考が目立ち始めたがそちらはあまり声掛けできなかった。せっかくキッチンタイマー導入&ターン開始の管理をしていたのに片手落ちだったので「遅いプレイ」への声掛けは出来るように気を付けよう。
両日
○11月の常滑の後にスマホを変えてて、バッテリーが1日十分持った(前回・前々回は途中充電必須)。ある程度定期的な機種変更が大切だと実感。持ち運ぶアイテム(モバイルバッテリー)を減らせるなら、それだけ疲労も減らせる。
受けたコールと裁定まとめ
・サイドの戻し忘れ(デッキチェックで)発覚
→DPで警告。メインサイドそれぞれにあるべきカードを公開して入れ替え
・《第10管区の英雄》(2つ目の能力解決済み)の2つ目の能力を再度起動したところ、それを《ティシャーナの潮縛り》で揉み消された。最終的なスタッツはどうなる?
→名前は「重鎮、ミレヴァ」、伝説のクリーチャーでサイズ5/5のバニラ
⇒と裁定出したけど、今考えたらこれ間違いな気がしてきた。名前変更が第1種なので、2つ目の能力は潮縛りされるタイミングでは適用され始めてるので、「あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは破壊不能を持つ。」はそのまま?(1つ目の能力で付与された警戒は無くなる認識)
読まれた方、ご意見お待ちしてます。
・《忌まわしき干渉者、アショク》が居る状態で、《コイロスの洞窟》から色マナをトップ追放で出せる?
→出せない。《コイロスの洞窟》はダメージなので置換できない。
・エンチャントの誘発型能力を《ティシャーナの潮縛り》で揉み消した。
→その時だけ。エンチャントはバニラにならない。
・偽装で出した変装持ちクリーチャーを表替えす際のコストはどちらを支払えばいい?
→好きな方で。
・《内なる空の管理人》の能力コストに自身のタップをカウントできる?
→出来る。
・《軍団の最後》の解決時に、ライブラリ中からも追放してしまった。(撃たれた側のプレイヤーがフェッチ解決後に気付いてコール)
→ライブラリから抜いた分を戻してシャッフル。(ルール適用度:一般だったので罰則なし)
・大乱闘戦で、ターンプレイヤーの右側プレイヤーは、ターンプレイヤーの戦闘中にレンジストライク打てる?
→撃てる。(コンバット中はターンプレイヤーと左側プレイヤーの間だけでやりとり完結しやすいので、優先権の要求をしっかり、伝える)
・大乱闘戦で、左側のプレイヤーに向かってのみ攻撃できる、とのことだが、右側プレイヤーのPWを攻撃出来る?
→出来ない。攻撃先が何であっても攻撃出来るのは左に向かってのみ。2つ右のプレイヤーに交渉してください。
ここからネタ
○《毒を選べ》、デッキチェック中にプレイテストカードの画像が出てくる珍事(同名カードがあった)(現在は修正済み)
大乱闘戦ハイライト多すぎ問題
・盤面硬直によるLO負けが良く起こりうる(らしい)フォーマットなのに、ザ・リスト枠に《神秘を操る者、ジェイス》が存在する。そしてパックから1枚だけ出て、戦場にも出される。
・何なら今回はアンコモン枠で《生ける難題》(LO負けを引かないに置換する呪禁持ち)が収録されている。(そして機能し始める)
・右側プレイヤーのエンドに《極悪非道の盗人》を全力で撃ちこんで、「お前の命は次マーカーまで」が複数回発生
・それをされたプレイヤーがが偽装で出してた《生ける難題》を表替えしてLO負け回避&一転して攻勢に回る。
・《法の超越者、オレリア》と《囁きの三姉妹、トロスターニ》を引いたプレイヤーが左側プレイヤーに「3体or5体以上で左を殴るなら、好きなところに接死と二段攻撃付けてやる」と交渉して成立。コンバット限定の精神隷属器と化す。(過言)
まとめ
大型大会でのジャッジ3回目・競技ジャッジ2回目にして、ルール適用度:競技⇒ルール適用度:祭という過去一の落差を経験しました。
TLにも訊かれましたが、どちらも好みにはあってるなあ、と思う次第です。プレイヤーとしてもジャッジとしても、バチバチのガチガチでやり合うのも、ワイワイガヤガヤやるのも好きなので、今後も二重の意味で両刀でやっていこうと思います。