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【MTGアリーナ用】下環境を始めるための土地ガイド【サイクル編】

どういう記事?

スタンダードのローテーションに伴い、下環境(エクスプローラー・ヒストリック)を始める方向けに、デッキに投入する際に優先するべき特殊土地を紹介する記事です。使いたいデッキインポートして「すべて作成」でいいんじゃねーの?

注意

アリーナでは、これから紹介する土地でもリミテッドレアでも等しくWC1枚分の価値です。かつそれが変動することは無いので、使用するデッキに不要な土地を無理して揃える必要はありません。WCは常に足りない資産なので、必要なもののみ作成することを推奨します。WotCはもっとWC配れ下さい。
あと、評価は筆者個人の主観によるものなので、世間一般の評価と違っている場合があります。ご了承ください。



ショックランド

神聖なる泉

ラヴニカ次元が舞台になる度に収録される特殊土地サイクル。比較的安いコストでアンタップインが選べるので、下環境の特殊土地と言えばコレ。エクスプローラー(パイオニア)のみならずモダンで多色デッキを使うならほぼマスト。エターナル?一桁二桁位違う上位互換様がいらっしゃる。

解説

  • 戦場に出す際に、2点支払えばアンタップイン出来る。通称ショックイン。ライフ5点からラスゴの為にショックインしたら本体3点火力が飛んでくるのはあるあるネタ。

  • 基本土地タイプを持っているので、土地タイプを参照するカードに影響する。基本土地タイプのみ指定の土地サーチとか、特定の基本土地タイプをコントロールしているとボーナスが入るメカニズムとか。版図メカニズムとも相性○。

おススメ度:色が合うなら最優先
レアリティ:レア
向いているデッキ:色が合うデッキ全て。ただし、4色以上デッキかつメイン色でない場合は後述のトライオームorチェックランドが優先される場合がある

両面小道

石重なる小道/枝重なる小道

ゼンディカーの夜明け・カルドハイムで収録された特殊土地サイクル。
1枚のカードの両面に表面が書かれている。(上の画像は同じカードの両面)

解説

  • プレイする際に、どちらの面で出すかを選択する。戦場に出た後は裏表を変更できない。

  • 「戦場に出す」効果で出す場合、第一面(左上の三角が1個の面)でのみ出せる。

  • 確定アンタップイン。

おススメ度:色が合うなら最優先
レアリティ:レア
向いているデッキ:色が合うデッキ全て。ただし、片方の色しか出せないため、2~3色までを推奨

ファスト/スローランド

尖塔断の運河/憑依された峰

ファストランドはミラディンの傷跡(アリーナ未収録)とカラデシュで、スローランドは最新イニストラード2セットで収録されたサイクル。戦場に置かれている土地枚数を参照する。

解説

  • ファストランドは他の土地が2枚以下ならアンタップインする。スローランドは他の土地が2枚以上ならアンタップインする。

  • 自身が3枚目ならどちらもアンタップイン。

  • それぞれ通称通り、早いデッキ/遅いデッキ向けのデザイン。

おススメ度:デッキの速度に合うなら
レアリティ:レア
向いているデッキ:ファストランドは3ターン目までに絶対動きたいデッキ。スローランドは3マナ以上のカードを叩き付けるデッキ。

チェックランド

内陸の湾港

基本セット2010で収録されたサイクル。アリーナで実装されているのはイクサラン・ドミナリア(今回じゃないよ!)で再録されたもの。

解説

  • 対応した2つの基本土地タイプの内、一つでもコントロールしていればアンタップイン。

  • 基本土地に限定されないので、後述の各種トライオーム/サイクリングランドやエルドレインのアンコモンサイクルでもアンタップイン出来る。

  • 逆に、基本土地タイプが無ければタップインなので使う際にはマナ基盤を寄せる必要がある。上記の小道、ファスト/スローが沢山入る場合は意外とアンタップイン出来ない。

おススメ度:基本土地タイプがしっかり確保できるなら
レアリティ:レア
向いているデッキ:タップインがある程度許容出来るコントロール。トライオームで基本土地タイプを用意できる4色以上(スロットがあれば)

トライオーム/サイクリングランド

サヴァイのトライオーム/灌漑農地

トライオームはイコリア・ニューカペナで、サイクリングランドはアモンケットブロックで収録されたサイクル。サイクリングが付くことで終盤のランドトップの弱さを軽減している。

解説

  • 確定タップイン

  • 基本土地タイプを持っているので、土地タイプを参照するカードに影響する。基本土地タイプのみ指定の土地サーチとか、特定の基本土地タイプをコントロールしているとボーナスが入るメカニズムとか。版図メカニズムとも相性○。

  • コモンで基本土地タイプ無しサイクリング1とか、特殊タイプ砂漠でサイクリング1Cとかあるけど、アリーナの通常構築では流石に力不足。思い出したらパウパーとかEDHで使ってあげよう。

  • トライオームの弧の3色サイクルはまだまだスタンダードリーガル。

おススメ度:タップインが許容出来るなら
レアリティ:レア
向いているデッキ:タップインがある程度許容出来るコントロール。3色以上のミッドレンジ。


ペインランド

アダーカー荒原

ドミナリアが舞台になる度に収録されるサイクル。というか、カード名がドミナリア固有の地名なので、再録したくてもドミナリアか基本セットでしか収録できない。
こういうことを起こさないために、汎用的な特殊土地は固有名詞を避ける様になったらしい。あれ、トライオームって全部固有名詞月じゃね?

解説

  • 確定アンタップイン。

  • 色マナを出す時に1点ダメージが入る。これはマナ能力の一部なので、スタックに乗らずに即座にライフが減る

  • ダメージなので、何とかして絆魂付けるとノーダメ化する。

  • 無色マナを出すならダメージは入らない。戦乱のゼンディカーブロック(アリーナ未収録)の一部のエルドラージは無色マナ(◇)を要求するため、それらを使う面においてはアンタップインの三色土地となる。

  • スタンダードリーガルなので、スタンダードメインで続けるならここから作るのが一番費用対効果が高い。というか、アリーナだと今回が初実装。

おススメ度:ダメージを無視できるなら。
レアリティ:レア
向いているデッキ:ダメージを比較的気にせずに戦えるアグロ。無色マナも色マナも必要な《見捨てられた碑》デッキ

城サイクル

アーデンベイル城

エルドレインの王権で収録されたサイクル。同次元に存在する各城が元。レジェンダリーじゃないってことは同じ城複数あるの?

解説

  • 対応する基本土地タイプをコントロールしていればアンタップイン。

  • それぞれマナコスト+自身のタップで様々な効果を発揮する。

  • 緑以外はマナフラッドの軽減が可能。

おススメ度:スロットがあるならピン差しでいいからなるべく入れたい
レアリティ:レア
向いているデッキ:単色~3色。

単色ミシュラランド

ストームジャイアントの聖堂

フォーゴトン・レルムで収録されたミシュラランド(コスト支払いでクリーチャー化する土地の通称)。1色しか出ないがミシュラランドには珍しく、条件付きながらアンタップイン出来た。

解説

  • 他の土地が1枚以下ならアンタップインする。ファストランドよりも制限が厳しいので、基本はアンタップイン出来たら儲けもの、ぐらいの運用が基本。

  • 自分をタップしてしまうとクリーチャー化した意味がなくなるので、クリーチャー化にタップコストを含まない。そのせいで自身含みでぴったりコストが払い切れる状態でも起動可能判定されるので注意。

おススメ度:スロットがあるならピン差しでいいからなるべく入れたい
レアリティ:レア
向いているデッキ:アグロかコントロール

魂力土地

耐え抜くもの、母聖樹

神河で収録された伝説土地サイクル。旧神河の時から大きく変わった場所・変わらない場所がモチーフになってて、時間の経過が感じられる。

解説

  • 確定アンタップイン。

  • 伝説の土地なので、2枚目を出すと片方が墓地に落ちる。その際、落とす方からマナを出すタイミングが無いので、どうしてももう一マナ欲しい、って時はしっかり土地のプレイ前にマナを出そう。

  • 魂力は能力なので通常の打ち消しでは対応不可能。

  • スタンダードリーガルなので流用前提での作成もあり。

おススメ度:スロットがあるならピン差しでいいからなるべく入れたい
レアリティ:レア
向いているデッキ:色が合うなら何でも


神殿

悪意の神殿

テーロスで収録されたサイクル。神を崇めるための場所だけどあの次元崇めたくない神多くない?

解説

  • 確定タップイン。

  • デュアルランドとして色マナを、占術でドローを整えるいぶし銀。

おススメ度:コンボやコントロールならアリ
レアリティ:レア
向いているデッキ:多色のコンボデッキ


締め

アリーナの特殊土地のサイクルの中で、おススメのものを紹介しました。
極論すれば、ここで紹介したカードを一切使わずに、基本土地とコモンの多色土地のみでも対戦は出来ますが、MTGに置いて土地事故・色事故というのは切り離せない要素です。それの軽減(予防じゃないです。フェッチ・デュアル環境のエターナルでも事故は起きます)が出来る特殊土地はやはり強力なので、なるべく使ってあげた方が快適なMTGライフを送れます。


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