モンストグランプリ2022が面白い
4月の中部予選を見た後のモヤモヤを缶ビール片手に殴り書いた記事が、
申し訳ないことに3,000Viewを超えていて、しかもプロの方々の目にまで止まっていることに、戸惑いを隠せない。
恐る恐るTwitterで生まれてはじめてのエゴサしてみたりしているが、
なんと大人な意見やコメントが多いこと多いこと。
正直職業柄な視点が結構入っているので、よくよく考えると大多数の方からしたらどうでもいいというか、ただ文句言ってるやつにしか見えないと客観的に少し反省している。
そんな中、昨日の東北予選を見ていたところ、ちょっとした変化を感じた。
あれ、、、何か言ったこと修正されてる。。。?
もちろん私が細かいツッコミ入れたからってわけじゃないだろうが、
いくつか修正されていた(気がする)。
九州予選も見たがそのときは気づかなかった。
ということで、ひとつずつ振り返ろうと思う。
①実況がひどい件
これについては割愛。柴田アナさすがでした。
②スタッフがめちゃくちゃ映り込む件
特別気にならなくなっていたような気がする。
何より全体的に進行がスムーズだったから、目立たなくなったのかもしれない。この”全体的に進行がスムーズだった”というのがポイント高い。
見逃していたが、こういうことはあったみたいだけど笑
③一瞬しか映らない画を何の違和感もなく流しまくる件
サブリミナルクエスト紹介、無くなりましたよね?
気のせいかな、私が見たところは無くなってたと思う。
全然気にならなくなってた。
1秒足らずで出すのが気持ち悪い感じがしただけなので、
ピック~編成の間の時間で出してもいいのかなとも思った。
④実況席の目の前で表彰式が行われる件
これはもしかしたら私が気になった大会だけ形式違ったのかもしれないが、
東北大会ではちゃんと柴田アナが横に出てきて喋ってた。
ということで、正直どれもお金かけないとなんとかならない話じゃなかったこともあってか、とても視聴しやすい(試合に集中しやすい)配信になっていたと思う。
運営さんありがとう!そして生意気言ってすみませんでした!
わたしとモンストとグランプリ
ここからはマジでどうでもいい自分語りです。
前回の記事でも触れたが、私は2年ほど前から特に理由なくモンストはやっていない。やっていた頃は毎日ログインしていたし、人並みに運極も持っていたし、当時のクエストはすべてクリアしていたと思う。(セレナーデをクリアしたくらいで辞めた記憶)
ちょいちょい課金もしていたし、刹那や那由多が出るまで禁忌をまわったりもしていた。真伊達政宗に勝ちたすぎてわざわざ使ってないスマホにサブ垢作って、当時誰もやってなかったであろうビナー2枚抜き狙いのリセマラしたりしていた。
あと、フラパにも毎年参加していた。
2018年、モンストのプロチームが8つ誕生した年に、私は幕張にいた。そのときにはじめてスタジアムの試合を見て、壁ドンズとアラブルズの決勝で、鳥肌が立ったのを覚えている。
このときに完全にグランプリに魅了された。
モンストって対戦ゲームではないし、「どっちが勝つんだ!?」みたいな手に汗握ることってまあ無かったから真新しさを感じたのもあると思う。
翌年も幕張に行った。もちろん2日目に。
そして生でススムンガのこゆきマッチを見た。
この年はもうグランプリ被れになっていたので、予選から全試合見ていたし、ある程度各ステージの特徴とか、人気のキャラは誰だとかもなんとなくわかっていた。
グランプリはそこそこ予選が進むと、ある程度王道となるカタが決まって、あとは如何に速く、如何に正確にやるのかがポイントになると勝手に知ったかぶりしていたので、今までの試合で見たことがない、全く新しい戦略が決勝の舞台で見られたことに大興奮したことを覚えている。
そのあとのニュースでガブリエルが分岐獣神化したことよりも全然興奮した。(ちなみにガブリエルは持ってなかった)
こうしてグランプリ中毒になっていって、そこからは親父が19時になったら巨人戦を見始めるように、もはやルーチーンとしてグランプリやプロツアーがある日には試合を見るようになっていた。と、結構テンプレ的なファン化ルートを辿ったような気がする。
ちなみに、スタジアムは一度もプレイしたことないし、大会に出たいと思ったこともない。あくまで突き詰めて本気で考え抜いた選手たちのプレイを見るのが好きなわけで、当時自分がやっていたモンストとは全然別物として捉えていた。
時は流れモンストをやることも情報を仕入れることもほぼなくなり、
今や知っているのは「ヘラクレス獣神化」くらいでほとんどが見たことがないキャラばかり。アビリティも性能も配信ではほぼ触れられないのでわからなくて、最近やっと「バサラ」と「ラプラスα」と「打ち出の小槌」を覚えた。
ギミックも結界だ透明化パネルだ聞いたこともないものばかりで、普通にやれと言われてもどう攻略するのか検討もつかない。
そんな状態の私でも、惰性ではなく毎週楽しみに時間をつくってグランプリ予選を見ている。
かつてはモンストで登場したキャラやギミックはわかって見ていたから楽しめると思っていたが、ルールくらいしかわからない今の状態でも楽しめている。プレイする敷居は高くても、観戦で楽しむ敷居はかなり低いスポーツだと思っている。
モンストの遊び方は知ってる、けどスタジアムも今どきのキャラやギミックも知らない私が、グランプリのどこに魅力を感じているかというと、
①自分達が設定した理想手を実現する精密さ
違うかもしれないけど、ゴルフみたいな、
このコースは5手でクリアすればまあ及第点ですよ~みたいなところを、
4手、3手と突き詰めていくことでどんどん有利になるゲーム。
しかもクラブがこの世に1本ずつしかなくて、超飛ぶドライバーを相手に使われたら自分は使えなくて、でも最後確実に決められるパターは自分が使える、みたいな。
で、与えられた道具を使って5手なのか、4手なのか、自分たちが理想としているシナリオでフィニッシュを目指す。
ここの精密さを各試合で見られるのがまず面白い。
②見たこともないプレイを魅せる独創性
当然ながら突き詰めていくと大体強い編成とか立ち回りが確立してきて、どの試合も同じような構成と流れになることが多いので、反復して何試合も見ていると感覚的にそのクエストの模範解答みたいなものが見えてくる。そうすると急に理解度が高まって、何も知らなくても上手くいってそう、とかこっちが有利な気がする、とかわかってくる。
そんな中、(視聴者的な)常識破りのチームが現れる。
モンストグランプリ2022でいうと、中部予選を圧倒したMTTがそうだ。
今までの試合でこのキャラ取っておけば鉄板なのだろうと勝手に思っていたキャラをシカトして、見たこと無いような編成でピックを終えていた。
やりこんでいる人からすれば何が起ころうとしているのかわかったのかもしれないが、私のような素人にはちんぷんかんぷんで、同時にワクワクする。
今まで最強だと思っていた編成相手に、全く知らない編成で戦おうとしているんだから、上手く行けば今までにない速さで終わるに違いない。
そして、MTTの編成は相手を圧倒して、優勝した。
もちろん①のような正確さが伴っていたからこそだが、こういう今までの当たり前が突如崩れる瞬間が必ずどこかで起こる、というのを見てしまうと、グランプリ観戦は辞められない。
次の革新はいつ、どのチームがやるんだろうと常に期待してしまう。
これがグランプリの醍醐味だ。
③結局自分たちとの戦いなのが清々しくて面白い
グランプリは相手より速くゴールするのが目的なのだけれども、
ピック以外で相手に干渉できることがない。
編成さえ決まってしまえばあとは己のベストを尽くすのみという清々しさが、アンフェアな感じとかダーティーな感じとかがなくて健康的に見れるポイントだろう。
上手い人たちや選手の声を聞くと、ピックの上手い下手も重要らしいし、「ピックで決まった」みたいなこともたまに聞くのだが、素人目にはよくわからない。(このあたりわかってきたらもっと面白いのかも)
まあでもそこがわからなくても、よーいどんで打ち始めて、最速でゴールテープを切る、そのために①の正確性と、②の独創性みたいなところがどう表現されるのかを視線を左右に動かしながら「どっちが優勢だ?」と一生懸命追う。これを繰り返すだけ。それでも面白い。
いよいよ地方予選もあと1回!
昨日東北予選が終わって、東北予選でも見たこと無い手順がいくつも見られた。(新ステージが増えてたのもあるけど)
逆に今まで強いと思われていた編成が組めない(組ませない)ようなことも多々見られて、どんどん洗練されている感じがした。
いよいよ残すは関東予選のみ。
そして、その先には幕張での決勝大会。
残念ながら今年は幕張に行けそうにないのだが、グランプリだけは画面越しにでもしっかり観戦できるよう、私も「観戦をより楽しむための知識や情報」をファイナルまでに集めていきたい。
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