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【躁うつと生きる】子育てに価値観が表れる
今日も昨日のように気温の高い温かい日だったからか、気持ちも穏やかに上向き加減でした。
お庭にキャンプ用チェアを出して、3月中旬に控えている復職のことを考えるでもなく頭によぎらせながら、ただただぼーっと座っていました🪑
雑草ぼーぼー、植木のび放題、家庭菜園ほったらかしの庭ですが、梅や芝桜、モッコウバラと、季節を感じる植物がそばにいるので、心の栄養補給に最適です。
すると、幼稚園帰りの親子たちの声が聞こえてきました。庭の向かいは、歩行者と自転車を分断した歩道なのです。
お母さんたちはおしゃべりに夢中なので、子どもたちは始めは親たちの周りをうろうろとしていましたが、その内にクイズの出し合いっこが始まり、追いかけ合いっこになり、最終おにごっこに変わっていました。
子どものにぎやかな声は気にしない質なのですが、さすがにぼーっとすることはできず、その親子たちを背面に感じながら、アレコレと考えを巡らせてしまいました。
例えば、幼稚園のお迎えにお父さんって、あんまり見ないな、とか。
保育園では、末っ子ちゃんを送り迎えしている印象だと、送りは父が多く、迎えは母が多いかな、といったところです。
男女雇用機会均等法が施行されて40年経っても、日本社会は父親が働きに出て、母親は子育てのために家にいるんだなぁと、感じました。
男女平等雇用の社会問題を論じたいのではないので、良いか悪いか、とか言いたいのではなく、結局働き方や子育てのスタイルといったものは、自分の価値観なのかな、と思いました。
というのも、私の子どもの同級生のお母さん方は、フルで働いている人は圧倒的に少ないです。
そこの歩道でおしゃべりしているお母さんたちも、そんな雰囲気ではなく、長々とおしゃべりに興じていました。(子どもが道でおにごっこしちゃうくらい←これはちょっと気になりました)
一度、どうして一旦職を退くのか、一人のママ友さんに聞いてみたことがあります。保育士をしていたそのママは、子どもが小学生になって、一人で登下校が安全にできると安心できるまでは、子ども中心の生活がしたいから、と言っていました。余裕のある時間帯だけパートをして、下の子は保育園に預けるんだ、とも言っていました。
なるほどなと思いつつ、自分にはできないとも思い、またモヤモヤした気持ちにもなりました。
モヤモヤの正体は、何らかの矛盾です。
彼女は「子ども中心の生活がしたい」と言いました。でも下のお子さんは預ける。下のお子さんも子どもなのだから、子ども中心にするなら、まだまだ可愛らしい盛りの乳児期を、一緒に過ごさないのはなぜ?
そんなところです。とても理屈っぽくて自分でもイヤになります。
だから、そんなことは言えませんでした。そりゃあそうですよね。
「だったら下の子もなんで見ないの?」
なんて。
余計なお世話。
働いている自分が偉いとでも思ってるの?って思われるところです。
でも実際、フルで働き続けていた私は、不公平を感じていました。
これがもう一つの矛盾です。
子どものために自分の仕事をセーブして、子どもに合わせた生活に変えるというのは、本気で立派だと思います。
ただ自分にはできないと思ったのは、そうすると、家事育児に手を抜くことが罪悪に感じてしまい、家事育児に完璧を求める自分に苦しめられそうだと思ったからです。だったら、好きな仕事を続けて、子どもは自分の力で過ごしてもらおう、そうじとか料理とか(どちらも得意ではないので)手抜きでも全然許されるだろう、という考えでした。
そうやって考えたのだから、何も不公平なことはないはずなのに。
私の感じた不公平感は、フルで働いていると、子育てが不完全だと思われているのではないかと思い込み、休んでいると、仕事もしていないのかと責められているような気がするという、なんとも被害妄想な考えでした。
仕事をフルですることも、パートで時間帯を調整して子育てとやりくりすることも、完全に退職することも、どの選択肢にも間違いはなく、選んだ本人と家庭の事情があり、考え方や価値観によって違いがあって当然です。
今歩道でおしゃべりしているお母さん方は、何を話しているのか内容まで聞いてはいませんが、穏やかで和やかな、楽しそうな雰囲気でした。
パート、されているのかな。
ずーっと家におられるのかな。
自分が選んだ道に、後悔がないことには自信があります。
でも楽しそうなおしゃべりを聞きながら、あのとき、違った選択をしていたら、今どうなっていたのだろう、と考えていました。
パラレルワールドですね。
復職を前に、育休復帰を振り返ったという、
話でした。
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読んでくださり、ありがとうございました😊🌹
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